【コラム】ハワイ文化の基礎知識/カメハメハ大王像

【コラム】ハワイ文化の基礎知識/カメハメハ大王像

ハワイ諸島を統一してハワイ王国を建国した「カメハメハ大王」として知られるカメハメハ1世。ホノルルのアリイオラニ・ハレ(ハワイ州最高裁判所)の前にあるカメハメハ大王像は観光スポットとしても有名だが、カメハメハ像は実は4つあることはご存じだろうか?
最初のカメハメハ大王像は、キャプテン・クックによるハワイ諸島の「発見」100周年を記念して1878年に作られたのだが、運送途中に船が難破し像は海に沈んでしまった。そこで同じ鋳型から作り直した像が、現在ホノルルに設置されているものだ。
一方、海に沈んだオリジナルも奇跡的に見つかり、海の底から引き揚げられたその像は、1912年にハワイ島のカパアウに設置された。近年になって、ハワイ島のヒロにもカメハメハ像が建てられ、ハワイにカメハメハ像は3つになった。
4つめは、1959年にハワイが米国の領土から州になったことを記念して作られたもので、これはハワイではなくワシントンDCにある。

(2017.01.13)

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