ハワイで愛され続ける、ベトナム料理の名店

ハワイでも有名なアジア料理店というだけではなく、本国ベトナムでも滅多に食べられないクオリティの料理に出会える、と評判の「ハレ・ベトナム ・レストラン」。このお店によってハワイにもたらされた料理も多い。まさにハワイにおけるベトナム料理の基礎を築いた店と言っても良いだろう。ベトナム料理には欠かすことのできない、質の良い米、エビなどの海産物、そしてフルーツやハーブなど、ハワイ産を中心に素材にも気を配っている。BBQやハンバーガーなどに疲れた胃にもやさしい味で、グルメなロコが集うカイムキ・エリアでも代表的なレストランといえよう。「ハワイのベストレストラン」ランキングなどにもよく登場している名店だ。満席になることもしばしばなので、早目の時間に訪問した方が良いだろう。 

前菜やサラダ、鍋など多彩なメニュー構成

このレストランでは、春巻きなどの前菜、サラダなどから鍋やベトナム風カレー、グリルに至るまで、実にもりだくさんメニューを用意している。生春巻きには、定番のポークや海老の他にも、ベジタリアンや仏教徒を意識した豆腐を利用したものもある。揚げ春巻きでは、名物となっているインペリアル・ロールが有名だが、こちらにも豆腐を具材に用いたものがある。

サラダでは、この店がハワイに紹介した有名なグリーンパパイヤサラダの他、レモン&ビーフサラダやチキンサラダも美味しい。

そして、看板料理のひとつであるベトナミーズ・フォンデュも人気が高い。これはトマトやレモングラスなどの出汁に、ビーフあるいは海老やイカを潜らせて、それをライスペーパーに野菜と一緒に巻いて食べるというエスニックスタイルのしゃぶしゃぶである。巻くのが意外と難しいのだが、旨味がぎゅっと凝縮される。

そして、見逃せないのは、やはりフォー

この店のフォーは大変美味しいと評判だ。スープは比較的あっさりしており、パイナップルなどのフルーツやハーブ、野菜、そしてビーフの様々な部位を使って、一晩かけてゆっくりと作られたスープは、本当に身体に優しく、良質なコラーゲンも多く含んでいる。

平打ちの米麺にもしっかりそのスープが絡みやすくなっている。トッピングとしては、ビーフやトリッパ（牛のハチノス胃）、牛すじなどの他、チキンなども用意されている。パクチーは別盛りでも対応してくれる。もしトッピングなし（いわゆるフォーのかけ蕎麦のようなもの）をオーダーした場合は価格が値引きされる一方、追加料金を支払えばビーフとチキンのダブルトッピングなども可能だ。また、スペシャリティとして用意されているオックステイル・スープも絶品なので、こちらも是非試して欲しい。