歩いて巡りたい！ハワイ島西部の中心地「カルイア・コナ」

ハワイ島西海岸のほぼ真ん中に位置するカルイア・コナ。海岸沿いに伸びるアリイ・ドライブの両側にはリゾートホテルやショッピングモール、レストランが軒を連ねる。ハワイ島で2番目に大きな都市とはいえ、メインストリートはわずか500mほど。歴史的名所やビーチなどがコンパクトに凝縮しており、歩いて回りたい小さな港町だ。

カルイア・コナらしい日常風景を見たいならカルイア桟橋へ。ビーチでは地元のこどもたちが笑顔いっぱいで駆け回り、桟橋の突端ではロコがのんびりと釣りを楽しむ、そんなピースフルな風景に満ち溢れている。夕方になると桟橋は一気に慌ただしくなり、サンセットクルーズが出航し、それと同時にたくさんの漁船が帰港する。ここでは背丈以上のカジキマグロが釣れることもしばしば。たくましい漁師が巨大魚と並んで記念撮影する光景に出会えるかも。

ハワイの歴史を感じる史跡を訪れよう

小さな町ながら見逃せない観光スポットが多いカルイア・コナ。なかでも町のシンボルともいうべき「モクアイカウア教会」は必見！ハワイ諸島を代表する歴史的建造物で、1835年頃に建てられたハワイ最古のキリスト教の教会だ。まぶしい白亜の外壁、青空に突き出たようにのびる尖塔が印象深く、ここで挙式する日本人が多いのもうなずける。もちろん中に入って見学も可能だ。

教会の向かい側にある、ハワイ王族ゆかりの「フリヘエ宮殿」もぜひ立ち寄ってみて。ハワイ島初代総督が1838年に建てたもので、カラカウア王の別荘として使われていたのだとか。現在は博物館となっており、ビクトリア調家具をはじめコア材やガラス製の食器など、当時の華やかな暮らしを彷彿とさせる美しい調度品が展示されている。そのほか、コナ・ビーチ・ホテル敷地内には、カメハメハ1世が余生を過ごした草葺きの建造物「アフエナ・ヘイアウ」も。楽しく散歩しながら奥深いハワイの歴史にふれるのもいいのでは。

散策の休憩にぴったり！絶対味わいたいご当地グルメ

散策途中の休憩には、コナの名産コナ・コーヒーを。挽きたての香り高い一杯をじっくり味わって。ホノルルでは手に入らないお土産用のコナ・コーヒーも要チェックだ。車で少し移動して、フアラライ山麓に点在するコーヒー農園を訪ねてみるのもいいかも。

お酒好きならハワイを代表する地ビールを製造する「コナ・ブリューイング・カンパニー」で休憩を。BIG WAVEやLONG BOARDなどの有名銘柄を扱うブリュワリーではレストランが併設されており、昼間からロコの常連が集い賑わいをみせている。自慢の手作りピッツァを片手にお馴染みの銘柄からレストラン限定ビール、季節限定ビールまでバラエティー豊かな地ビールが味わえる。珍しいビールも多いので、ぜひ飲み比べしてみて。