【コラム】ハワイ文化の基礎知識/ハワイの旗

1990年、7月31日が「カ・ハエ・ハワイイ(Ka Hae Hawaiʻi)デイ」または「Hawaiian Flag Day」(ハワイ旗の日)と制定された。
ハワイ州の州旗は、歴史的にはハワイ王国の国旗として1845年に制定されたもの。独立国家であったハワイ王国は、英連邦に属したことも、植民地だったこともないにも関わらず、左上にユニオンジャックが配されていることを不思議に思う人も少なくないようだ。
歴史的には、ハワイ諸島を統一してハワイ王国を建国したカメハメハ一世が、親しかったイギリス人船長、ジョージ・バンクーバーとハワイにおけるイギリス人水兵の安全を保障する代わりに他の諸外国からハワイを防衛するという協定を結んだことまでさかのぼる。その際、当時絶大なパワーを誇っていたイギリスの力を他の外国船に示すために、ハワイにイギリス国旗を掲げたのだという。
さらにその後、1816年になって、海軍の役人にハワイ王国の旗を発注したところ、できあがってきたのが左上にユニオンジャックを配したハワイの旗。厳密には、このときの旗は現在の縞8本に対して7本の横の縞しかなく、縞の順番も白、赤、青でなく、赤、白、青だったが、1845年にカメハメハ三世によってハワイの旗が公式に揚げられた際に、現在のデザインになった。ちなみにこの縞は、ハワイ島、オアフ島、カウアイ島、カホオラウェ島、ラナイ島、マウイ島、モロカイ島、ニイハウ島、の8つの島を示している。
この旗は、1959年にハワイがアメリカ合衆国の50番目の州となった時にそのままハワイ州の州旗になったが、アメリカ合衆国50州の州旗のうち、唯一ユニオンジャックが配された旗なのである。
(2017.01.03)

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