【コラム】ハワイ文化の基礎知識/レイ その2

現在のような植物を主体としたレイが主流となったのは、ハワイの人々が西欧の人々と盛んに交流をはじめた19世紀以降のこと。花をレイにする習慣は南アジアの風習が取りこまれたという説もある。

花の種類にはそれぞれTPOがあり、例えばジャスミンの開ききっていない花を繋いで作るレイは「ピカケ」と呼ばれ、結婚式などで花嫁が身につけることが多い。一方、花婿が身に付ける「マイレ」と呼ばれるレイは、キョウチクトウ科の植物の葉を使った輪になっていないレイ。観光客に贈られることもあるプルメリアのレイは、本来は葬式などに用いるもの。結婚式などで使われることはないそうだ。山吹色のパンダナスの果実を用いたレイは終わりと始まりを意味するものとして、卒業式や入学式などに使われる。

新鮮な花を使ったレイは、高度な技術を使って、結んだり、編んだり、時間を掛けて手で作られている。本物の花を使ったレイを贈られたなら、それは高い敬意を受けていると考えてよいだろう。

(2017.01.24)

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