【コラム】ハワイ文化の基礎知識/コアの木

プルメリアやブーゲンビレアなど現在のハワイを彩る花の多くは19世紀以
降に外から持ち込まれた外来種の植物だが、それよりずっと以前、ポリネシ
ア人がハワイにやってくる前からハワイに存在していたハワイ固有種のひと
つが「コアの木」だ。耐水性に優れているためアウトリガーカヌーやサーフ
ボードを作る際に用いられることが多く、優れた共鳴性を持ち合わせている
ことからウクレレの材料としても使われる。ハワイの文化に欠かすことので
きない樹木なのである。

木肌は緻密、木目は非常に美しく、木質は重硬で加工は難しいが仕上ると光
沢も出る。ハワイ王朝時代には王族たちが宝石箱や家具などで愛用したが、
神が宿る神聖な木とされ、王族達にしか持つことを許されない特別な木であ
った。美しさに加えて乾燥後の材の狂いも少ないため、近年においても高級
家具や建具、工芸品の材料としても珍重されている。だがそれ故に絶滅の危
機にさらされるほど数が少なくなっており、現在はハワイ州によって輸出を
制限されている。「王族しか持つことを許されない」ということはなくなっ
たが、希少価値の高さは変わらないのだ。

ハワイの土産品としても、コアの木を使った製品はおすすめ。工芸品の
ほか、コアの木を使ったハワイアンジュエリーなども人気が高いようだ。

(2017.02.03)

 

>コアの木を使ったアイテムが揃う店「マーティン&マッカーサー」

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