初めてハワイを訪れる観光客にとって、「ザ・バス」や「タクシー」に比べて安価で手軽に利用できる移動手段のひとつが「トロリー」です。
ハワイの公共交通機関のひとつで、「ワイキキトロリー」、「LeaLeaトロリー」、「オリオリトロリー」、「レインボートロリー」、「ANAエクスプレスパス」の5種類があります。
この記事では、ワイキキトロリーの乗車方法や乗車料金、6つのルートの詳細をご紹介していきます。
ワイキキトロリーとは?
ワイキキトロリーとは、1986年に創業したハワイのワイキキ内の観光スポットをまわるバスのことです。
その車体は、1903年に運行をはじめた路面電車を模したもので、今ではワイキキの名物にもなっています。
窓がなく開放感があるためとても心地よく、ハワイの風を感じながら移動することが可能です。
また、路線によってルートが異なるため、全部で6つある路線を行きたい観光スポットによって使い分ける必要があります。
人気の観光スポットなどでは停車時間を設けている場合もあるため、ツアーのようにめぐることも可能です。
ワイキキトロリーの乗車方法
ワイキキトロリーの乗車方法を簡単にご説明します。
① チケットを買う
観光客に人気の免税店「T ギャラリアハワイ by DFS」内にあるワイキキトロリーチケットカウンターにてチケットをする必要があります。
ホームページからオンライン購入した場合は、「ご予約確認メール」をプリントアウトしたものかスマホの画面をチケットカウンターにて提示することで、正規チケットと交換できます。
その際、身分証明書の提示も必要なため注意してくださいね。
オンライン購入の場合、WEB価格で購入できてお得なのでおすすめです。
チケットカウンターの場所はコチラをチェック
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② 停留所でバスを待つ
「WAIKIKI TROLLEY」と記載されている停留所でトロリーを待ちましょう。
走っているトロリーの種類が多いので、間違えないように注意してくださいね。
③ 運転手にチケットをみせて乗車する
停留所にトロリーが来たら、運転手にチケットを見せて乗車します。
空席ならどこでも座って大丈夫ですが、小さな子どものための優先席があるので気をつけましょう。
ワイキキトロリーの乗車料金
チケットは数種類あり、期間や路線、年齢によって異なります。 ワイキキトロリーの乗車料金をご紹介します。
乗り放題チケット
- 1日1ライン乗り放題+ピンクライン乗り放題
- 1日6ライン乗り放題
- 4日6ライン乗り放題
- 4日6ライン乗り放題+コンボパッケージ(ウェブサイト限定販売)
- 7日6ライン乗り放題
- 7日6ライン乗り放題+コンボパッケージ(ウェブサイト限定販売)
大人:$25
子ども(3~11歳):$15
シニア(62歳以上):$23.75
大人:$25
子ども(3~11歳):$15
シニア(62歳以上):$23.75
大人:$65
子ども(3~11歳):$40
シニア(62歳以上):$61.75
大人:$74
子ども(3~11歳):$43
シニア(62歳以上):$69
大人:$75
子ども(3~11歳):$49
シニア(62歳以上):$71.25
大人:$79
子ども(3~11歳):$48
シニア(62歳以上):$74
※コンボパッケージとは、コンボチケットとして下記施設入場券のいずれかをセットにできるものです。
・ イオラニ宮殿&ホノルル美術館入場券
・ ホノルル動物園&ワイキキ水族館入場券
・ シーライフパーク入場券
・ 博物館入場券
・ 戦艦ミズーリ入場券
1回乗車
ピンクラインのみ、1回$2で乗車できます。
チケットの購入はせずに、運転席横の料金ボックスに$2を入れるだけでOKです。
大人・子ども・シニア共に料金は同じで、支払いの際お釣りは出ないので注意してくださいね。
乗車時の注意点
- 時間に余裕を持って並ぼう
- 荷物制限に注意しよう
利用の時間帯によっては、停留所に行列ができたり車内が満員ですぐに乗れない可能性も考えられます。
次の予定の時間が決まっていたりして急いでる場合は、時間に余裕を持って並んでおくことをおすすめします。
ワイキキトロリーに持ち込める荷物には制限があります。
制限サイズは 60㎝ × 45㎝ × 30㎝ ですので、ワイキキトロリーを利用したい場合は計画的にショッピングをする必要がありますね。
トロリーが走る6つのルート
ワイキキトロリーが走るルートは6つあり、目的地によって乗り分ける必要があります。
それぞれのルートを簡単に紹介します。
ブルーライン(パノラマコース・トラインツアー)
オアフ島イーストコーストの美しい海岸線を楽しみながら移動できる「ブルーライン」。
ワイキキからハナウマ湾、ハロナ潮吹き岩、サンディビーチなど東海岸の見所といわれるスポットを結びシーライフパークまで向かった後、ココマリーナ、カハラモールを巡りワイキキまで戻る1周約2時間30分のルートです。
ワイキキでは見られないハワイの素晴らしいパノラマビューを展望できることから「パノラマコース・トラインツアー」とも呼ばれており、ダブルデッカーと呼ばれる2階建ての見晴らしの良い車両で運行しています。
ドライバーが軽妙な語り口のガイドで乗客を楽しませてくれ、要所要所の観光スポットでは5~15分ほど停車してくれるので、下車して写真を撮影する事も可能。
このブルーライン(パノラマコース・トラインツアー)は、オプショナルツアーに参加しなくても手軽にハワイの東海岸を楽しめるトロリーラインです。
グリーンライン(ダイヤモンドヘッド観光コース)
モアナ・サーフライダー・ウェスティンホテルやデュークカハナモク像前などワイキキの主要スポットを通った後、ホノルル動物園やワイキキ水族館を経て、ダイヤモンドヘッド・クレーターを巡り、カハラモールからモンサラットアベニューを経由。
ダイアモンド・ヘッド・マーケット&グリルを経た後ワイキキへと戻る、1周およそ1時間30分のルートが「グリーンライン」です。
ダイヤモンドヘッドの内側と外側にある3カ所の停留所に停車し、その観光に適しているため「ダイヤモンドヘッド観光コース」と名づけられ、35分ごとの運行されています。
KCCファーマーズマーケットが開催される毎週土曜日の午前中はカピオラニ・コミュニティ・カレッジまでの臨時便が運行。
これはファーマーズマーケットを訪れる際には便利に利用できるものの、行きも帰りも混み合うため時間に余裕を持って利用することをおすすめします。
パープルライン(パールハーバー観光コース)
ワイキキからアラモアナセンター、パールハーバーと巡る「パープルライン」。
アリゾナメモリアルをはじめとした、パールハーバー・ヒストリック・サイツなど、真珠湾観光の足として便利に利用できるコースとなっており「パールハーバー観光コース」として80分ごとの間隔で運行されています。
また、パールハーバーを巡った後にはハワイの鮮魚市場や人気レストラン「ニコスピア」のあるピア38をはじめ、ダウンタウン、アロハタワー、ワードセンターなどにも停車する、1周2時間10分ほどのルートです。
また、アロハスタジアムでハワイ最大の蚤の市「スワップミート」が開催される毎週水・土・日にはアロハスタジアムにも停車し、「Tギャラリアby DFS」からアロハスタジアムまで約65分で行くことができるので、レンタカーやザ・バスに次ぐ第3の足として利用してみるのも良いでしょう。
レッドライン(ハワイ歴史観光コース)
ハワイ王朝時代から続くホノルルの歴史やハワイの文化に関係する観光スポットを巡り「ハワイ歴史観光コース」と名前が付けられたのが「レッドライン」。
約50分間隔で運行され、ダウンタウンではイオラニ宮殿やカメハメハ大王像を巡ります。
さらにザ・バスなどの公共交通機関では訪れにくい「クイーンエマ・サマーパレス」や「ヌウアヌパリ・ルックアウト」に加え、王家の霊廟ロイヤルモザリアムにも訪れることができ、ハワイの歴史に興味がある人には魅力的な歴史スポットを含めた17ヶ所を巡るトロリーラインです。
今も歴史的な建物が残るチャイナタウンや、数々のウォールアートや商業施設「SALT」で話題のカカアコエリアなども含まれているので、はじめてハワイを訪れる人でも楽にこのエリアを周遊できる、1周およそ2時間のコース。
イエローライン(ホノルル・ダイニング・エクスプレス・ディナーライン)
2019年4月1日「ホノルル・ダイニング・エクスプレス・ディナーライン」が正式に「イエローライン」としてワイキキトロリーの仲間入りを果たしました。
イエローラインはハワイのローカルレストランが集まる「カパフルアベニュー」を結んでいます。
カパフル通りはB級グルメの有名店が集う通りとしてローカルや観光客に大人気で、人気のスイーツやレストランが集まるエリアなので、ハワイの味を楽しみたい方におすすめです。
また、カパフルアベニューだけでなく、インターナショナルマーケットプレイスにも様々なレストランが集まっています。
たくさんのグルメスポットが集結しているので、イエローラインを利用するときはお腹を空かせておいたほうが良さそうですね。
毎日15:00から22:00の間で60分毎に運行しているので、ディナーの際の交通手段としても検討してみてください。
ピンクライン(ワイキキ・アラモアナショッピングコース)
ワイキキ周辺のショッピングスポットを循環運行するのが「ピンクライン」。
ワイキキエリアの主要ショッピングスポットである「ロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンター」をはじめ、「インターナショナルマーケットプレイス」、「Tギャラリアby DFS」などを1周1時間ほどで結んでいます。
また、ハワイ最大のショッピングセンター「アラモアナセンター」では山側と海側の停留所に停車するので、山側にある「ドンキホーテ」や「ウォルマート」を訪れたいときにも、海側にある「アラモアナ・ビーチパーク」や「マジックアイランド」などを訪れたい時にも、それぞれのスポットに合わせた停留所を使用でき便利に利用できます。
10分間隔で運行しているので待ち時間が少なく、このピンクラインに限りJCBカードを所持していれば提示するだけで、カード保有者本人はもちろん、その家族も大人1名、子供2名まで無料で利用できることも覚えておいてくださいね。
タクシーやザ・バスといった他の公共交通機関に比べて利用のハードルが低く、気軽に利用できるワイキキトロリー。
定期的にルートを見直すなど、時代やニーズに合わせて進化しています。
ワイキキトロリー活用して、ハワイの旅を楽しんでみてくださいね♪