ハワイの人々にとって最も身近なアートとして挙げられるのがハワイアンキルト。タペストリーやベッドカバーなど日用品にあしらわれ、暮らしに華を添えている。旅行者にとってはハワイみやげの定番ともいえるアイテムだ。
ハワイアンキルトの歴史は19世紀前半にアメ
200年ほどの歴史を持つハワイアンキルトだが、古い作品は美術館などの限られた場所にのみ保管されていて、日常的に目にする機会は少ない。ハワイのカプ(タブー)により、キルトにはマナ(霊力)が宿るとされ、キルトの作者が亡くなったときには作 品もすべて焼却しなければならなかったため。それでもハワイアンキルトの文化が途絶えることなく続いてきたのはハワイの人々がキルトの技術やノウハウを祖母から母へ、母から娘へと確実に伝えてきたからだ。
ハワイアンキルトの魅力は作品を鑑賞するだけにとどまらない。ハワイにはキルト作りの体験教室が充実しており、キルト作りはかなりのブームになっている。「技術よりも作り手の思いをどう伝えるかが重要。
ひと針ひと針に愛情を込めて縫い上げることが大切です」。
色、柄、デザインはもちろん、そこに込められた思いや歴史に想いをめぐらせるのも、ハワイアンキルトに触れる楽しみのひとつといえる。
メア・アロハ/Mea Aloha
住所:2222Kalakaua Ave.suite804 Honolulu,Oahu
電話番号:(808)945-7811
営業時間:10:00~18:30
休み:無休(レッスンは日曜休み)