ハワイ旅行で困ったときの駆け込み寺

ハワイでの楽しい滞在中に、思わぬトラブルや事故に巻き込まれてしまうこともないとはいえない。そんなときの連絡先をはじめ、ちょっとした困りごとの際に助けてくれるスポットを紹介しよう。

宿泊先ホテルのフロント/Front desk

自室のトラブルはもちろん、体調不良など何か困りごとがあるのなら、まずはホテルのフロントに相談しよう。日本の宿泊客はなかなかホテルのスタッフに相談するという勇気がでないようだが、旅行客が多いハワイのホテルには経験と知識を持ったスタッフがいるのでさまざまなトラブルは解決できる場合が多い。また的確なアドバイスをもらうこともできるはずだ。ホテルに日本語で対応してくれるスタッフがいるときには遠慮せず積極的に利用してみてはどうだろう。例えばレストランの予約も、ホテルのスタッフにテーブルの希望などを日本語で伝えればレストランと交渉してもらうことができるだろう。英語が苦手な人には心強い味方になるはずだ。

薬のホメオ/Homeo Health

ワイキキにあるABCストアやロングスドラッグスでも薬は入手できる。しかし扱っているのはアメリカの薬が多く、日本の薬と成分が違い服用するにも不安があるだろう。さらに日常的に服用してしている薬があれば、飲み合わせも心配になる。そのようなときには日本の薬も扱う「薬のホメオ」を訪ねてみよう。場所はアクセスしやすいアラモアナセンター。1階のフードコート、マカイマーケットにあるカレー屋CoCo壱番屋の出口を海側に出て左側だ。

日本人のスタッフがいるので、英語が苦手でもスタッフに相談すれば薬を探してもらえる。日本の薬も取り扱いが多いので安心だ。薬以外にも、洗剤や耳かき、マスクなどを扱っている。24時間営業ではないが年中無休で営業している。

薬のホメオ/Homeo Health

住所:
1450 Ala Moana Blvd, Honolulu
電話番号:
808-947-6003
営業時間:
9:30~21:00、日曜9:30~19:00
定休日:
無休
URL:
http://homeohealth.com/

アージェントケアクリニック・オブ・ワイキキ/Urgent Care Clinic of Waikiki

旅先での病気やケガは言葉や治療費などでいろいろと不安になるもの。ワイキキでそのような不安を解消してくれる病院がバンクオブハワイ・ワイキキセンタービル4階にある「アージェントケアクリニック・オブ・ワイキキ」だ。日本人医師または日本人看護師、スタッフが常時勤務しており、日本語でコミュニケーションができるので安心して治療が受けられる。処方してくれる薬にも日本語で薬の説明や飲み方のラベルを付けてくれる。

また海外旅行保険を利用でき、病院と提携している保険会社の海外旅行保険加入者であれば、病院を訪れる前に保険会社に連絡することでキャッシュレスのサービスを受けることが可能。治療費をその場で現金で支払わずに済むので、加入した旅行保険会社のサイトなどで提携しているか確認しておこう。体調が悪く歩くのがつらいときは、受診前に病院に電話を入れれば、ワイキキの宿泊先まで無料でタクシーを手配してくれる。

海外旅行保険でカバーできない医療費については、日本で保険適用になっている医療行為の費用は、帰国後に日本の国民健康保険や社会保険に申請することで支払った費用の一部が払い戻される「海外療養費」がある。この病院では、申請に必要な書類作成も手伝ってもらえる。受診するときには事前に病院に連絡を入れ、手続きに必要な海外旅行保険の契約証と身分証明用のパスポートを忘れずに持っていこう。

アージェントケアクリニック・オブ・ワイキキ/Urgent Care Clinic of Waikiki

住所:
2155 Kalakaua Ave #308, Honolulu
電話番号:
808-924-3399
営業時間:
8:30~18:30、土曜・日曜8:30~17:00
定休日:
無休
URL:
http://www.waikikiclinic.org/j-top.htm

ワイキキ・ビーチ交番/Honolulu Police Waikiki Beach

事件、事故に巻き込まれたときには911に電話をかけて警察に連絡をとることになる。まずは落ち着いて、電話が繋がったら最初に「Japanese operator, please.(ジャパニーズ・オペレーター・プリーズ)」と日本語のわかる警察官にとりついでもらおう。ワイキキにいるのなら、日本語が話せる警察官がいるワイキキ・ビーチの交番に直接行くのがよいだろう。

実はアメリカで交番があるのは、ワイキキ・ビーチだけである。パスポートの紛失や盗難にあった場合には、パスポート再発行または帰国のための渡航書発行の手続きにポリス・レポートと呼ばれる被害や紛失を証明する書類が必要となるし、事件や盗難に遭って海外旅行保険を請求する際にも盗難や紛失を証明するこの書類が必要になり、観光客の多いワイキキでは交番ですぐに対応することが必要だからだ。何かあったときのために覚えておくとよいだろう。

ワイキキ・ビーチ交番/Honolulu Police Waikiki Beach

住所:
2425 Kalaukaua Ave Honolulu
電話番号:
808-529-3801
営業時間:
24時間
定休日:
無休
URL:
http://www.honolulupd.org/

在ホノルル日本国総領事館/Consulate-General of Japan in Honolulu

ダウンタウン山側のヌウアヌ地区に1885年に創設された日本の窓口が「日本総領事館」だ。日本の旅行者が事件や事故などにあったとき、パスポートの紛失や盗難にあったときにはここに連絡を入れるのだが、緊急事態に遭遇したのなら、週末休日を含めて24時間対応可能な電話システム(808-543-3111)があるので、すぐに電話で連絡を入れよう。

パスポートの紛失・盗難時は再発行か帰国のための渡航書の発行が必要だが、パスポートの再発行は2~3週間ほどかかるので短期間の旅行者ならば渡航書を発行してもらうことになる。最初に領事館のパスポート担当に連絡を入れたら、警察に届けた際に発行してもらったポリス・レポート、国籍を含む身分証明(免許証 健康保険証 もしくは パスポートのコピーなど)、パスポートをなくした人の帰国便を証明する書類に加え写真2枚が必要になる。

写真はワイキキのロングスドラッグスで購入可能だ。日本のパスポート写真のサイズLength(縦)1.8inch、 Width(横)1.4inchと指定して撮影してもらい、切らないでそのまま持っていこう。お世話にならないことが一番よいが、もしもの時に覚えておけば落ち着いて対処できる。

在ホノルル日本国総領事館/Consulate-General of Japan in Honolulu

住所:
1742 Nuuanu Ave, Honolulu
電話番号:
808-543-3111
営業時間:
8:00~11:30、13:00~15:30
定休日:
土曜、日曜、祝日
URL:
http://www.honolulu.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

ハワイで困ったことがあったときに頼れるスポットを紹介した。体調を崩したときや事件や事故に巻き込まれたときなど、トラブルにあったなら、躊躇せず速やかに関係各所に連絡し助けてもらうことが何よりの方法だ。