感謝祭の日にアメリカの食卓に欠かせないローストターキー。
そのローストターキーに付け合せるサイドディッシュも色々と定番があるんです。

感謝祭の定番料理の材料はこんな感じです。

伝統的なターキー料理のもう一つの主役が、
角切りにしたパンを用いた詰め物、スタッフィング(stuffing）。

元々スタッフィングは、ローストターキーを焼くとき、取り除かれた内臓部分にあいた空洞に、
角切りしたパンやお米などで埋め、ターキーの肉汁をたっぷり吸わせたお料理。
ただ、中に詰め物をすると丸焼きをするのに時間がかかるので、
最近ではスタッフィングは別に作って添える場合が多いようですね。

作り方は市販のスタッフィングミックスを使うと、とっても簡単！
レシピも様々ですが、一般的なものは、
マッシュルームにセロリや玉ねぎなどの野菜とハムや鶏肉などを炒めてから、
だし汁をいれ、市販のスタッフィングミックスを混ぜるだけで、出来上がり！

他には、ドライ・クランベリーやりんごなどを入れて、
ちょっと甘めの、さっぱりしたものなども美味しいです。

そして、切り分けたターキーにかけるソースは2種類。
グレービーソースとクランベリーソース。

グレービーソースは、ローストターキーから出た肉汁から作ったり、
クランベリーソースも新鮮なフルーツから作ったりできますが、
かなり手間隙がかかるので、こういったソース類も
インスタントや缶詰を利用する家庭がほとんどになってきましたね。

また、忘れてはいけないのがYam（ヤム）というオレンジ色のさつまいもに似たお芋のお料理。
上にマシュマロをのせて焼くCandy Yamというオーブン料理も欠かせない副菜です。

ゆでたYamの上にマシュマロやスライスアーモンド、
レーズンやクランベリーをのせて焼くだけでもOK。
Yamをつぶしてパイ皿にしきつめ、たっぷりのマシュマロと、
細かく砕いたシュガーコーティングのアーモンドをトッピングして、
デザート風にアレンジしても美味しいデスね。

他にも、マッシュポテトとグレービーソース、さやいんげんのキャセロール
などが一般的でしょうか。

キャセロールは、オーブンなどを使った煮込み・グリル料理で、
感謝祭の食卓にもよく登場しますが、定番のさやいんげんを使うだけではなく、
現代風に色々アレンジしている家庭もありますね。

冷蔵庫にある材料でも作れ、持ち寄りのお料理としても人気があり。

こちらはサーモンとブロッコリー、コーンのキッシュ。

あと、定番料理ではありませんが、
最近のヘルシーブームからサラダ類も食卓に花を添えるところも多いようです。

写真は、洋ナシとクランベリーがアクセントのサラダ。

オーガニックスーパーのデリコーナーのものを参考にして作った
クスクスとキヌアのサラダなど、ユニークなものは、
家族団らんの席で話しの種にもなりますね。

また、色々な人種の住むハワイでは、こういった定番料理にお刺身やポキ、
バーベキューしたお肉なども加えて、とても賑やかな食卓になるところが多く、
そこがまたハワイっぽくもあります。

さて、こんなにたくさんのご馳走を食べたあとですが、
アメリカの人たちにデザートは欠かせません！

感謝祭の定番のデザートというと、何と言ってもパンプキンパイ。

そしてアップルパイ。

手作りする人もいれば、有名なお店で買う人もあり。

感謝祭は、「家族や親戚が集まって、お腹いっぱい食べる祝日！」
と言った感じですね。

最近は忙しい人たちのために、温めなおすだけで食べられる「Turkey To Go」という
感謝祭のお食事セットを販売している有名レストランも多いです。

ちょうどこの時期に旅行で来られるなら、レストランでターキー料理を食べるもよし、
コンドに滞在の人はお食事セットをお部屋で温めなおして食べるもよし。

アメリカの伝統料理をお味見してみて下さいね。

This entry was posted on 水曜日, 11月 28th, 2012 at 11:09 午前 and is filed under ローカルフード. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.