アメリカの祝日「メモリアル・デー」とは?

5月のハワイでは1日のレイ・デーに始まり、たくさんのイベントがあります。
5月の最終月曜である5月27日といえば、アメリカの祝日「メモリアルデー(戦没者追悼記念日)」です。

メモリアルデーの歴史とは

メモリアル・デーの歴史は19世紀にまでさかのぼります。
南北戦争後、南北それぞれで亡くなった兵士を称えるために作られたのが始まりで、その後は「デコレーション・デー」として、アメリカのために命をささげた軍人を称える日となりました。
お墓を花で「飾る(デコレーションする)」ことから、「デコレーション・デー」と呼ばれていたそうです。
「メモリアル・デー」と呼ばれるようになったのは1967年。
連邦法で決められ、戦争終結の記念日または戦争や軍事行動で亡くなった方を追悼する日となりました。

アメリカでは3連休が貴重!?


参照:National Memorial Cemetery of the Pacific

意外に思われるかもしれませんが、アメリカは連休が少なく、メモリアル・デーの時の土・日・祝の3連休はとても貴重です。
家族が集まるチャンスでもあるため、近年では家族で過ごす大切な日にもなっているそうです。
アメリカの長期連休は最長で3日しかなく、1年間で1月のマーティン・ルーサー・キング・デーの3連休とこのメモリアル・デーの3連休のみになります。
法定休日(祝祭日)の数を日本とアメリカで比べてみると、日本はなんと3位で、アメリカは9位でした。

メモリアル・デーに開催されるイベント

当日は早朝から正午まで、星条旗が半旗で揚げられ、正午からは通常通り揚げられます。
追悼時間は午後15時に統一されているそうです。

各地では、様々な大小のパレードやイベントが催されます。
その中でも有名なのは、アメリカ合衆国国会議事堂の前で行われる「ナショナル・メモリアル・デー・コンサート」で、テレビ放送もされます。
ナショナル・メモリアル・デー・コンサートの公式サイトはこちら

2017年には「モアナと伝説の海」の声優でもある、ハワイのアウリィ・クラヴァーリョさんが国家を斉唱しました。その他にも名だたる有名人や軍のバンド、コーラス隊なども参加する一大イベントです。
また、メモリアル・デーに合わせてメモリアル・セールも開催され、この大幅セールを楽しみにしている人も多いようです。

ハワイのメモリアル・デーといえば


参照:@lanternfloatinghawaii

ハワイのメモリアル・デーのセレモニーは、オアフ島のパンチボウル(太平洋記念墓地)で、軍関係者や御遺族が集まり厳粛なセレモニーが行われます。
観光客である私たちはこのセレモニーには参加できませんが、私たちでも参加可能なイベントで有名なものに、「ランタン・フローティング・セレモニー(灯籠流し)」があります。
ランタン・フローティング・セレモニーの公式サイトはこちら

アラモアナ・ビーチパーク内マジックアイランドで行われる「ランタン・フローティング・セレモニー」は、
ハワイ住民だけでなく世界中から約5万人の人々が集まり、7,000個あまりのランタンを海に流して戦没者や祖先に感謝を捧げます。

参加希望者はイベント当日10〜16時(ランタンがなくなり次第終了)に、アラモアナビーチのランタンリクエストテント(Lantern Riquest Tent)にて1家族(グループ)でランタン1個を手に入れられます。
幻想的なランタン・フローティングは太鼓のパフォーマンス後の18:30〜19:30まで行われています。
また、ハワイアンミュージックやフラのライブなども楽しめます。
会場はかなり混み合いますが、行くだけの価値はありますよ!

ではまた。
A hui hou!


ランタン・フローティング・ハワイ

開催日時:
5月27日
会場:
アラモアナビーチパーク内マジックアイランド
料金:
無料・寄付
イベントサイト:
Lantern Floating Hawaii