海外移住の覚悟
32歳で当時35歳だった主人と知り合い、その次の年には移住、結婚という流れに入りました。
経緯をほとんど誰にもお話していなかったので当然びっくりされました。 みんなに、国際結婚、ハワイに移住、
白人と結婚するのでもしかしたらハ-フの子供ができて可愛いだろう、など、おしゃれで素敵、なんて言われていました。
私も正直、少しそう思っていました。
その頃の自分を思い出して、ああ、私何も知らなかったんだな、認識が甘かったな、
って気がつくのにそう時間はかからなかった(笑)。
この写真は移住してきてちょうど2日目の写真。
飛行機の中でずっと泣いていて夜だったにも関わらず眠れなかった。だから目が腫れています。
彼の家の中は工事が終わっていないし(のちに共同名義になる、ベッドや、テレビはあった)、
大きい犬のマイク(のちに大親友になりますが)と主人がいない時間に一緒にいるのは本当に最初は怖かったし、
免許がないから何処にもいけない、友達がいない・・・不安でさみしい毎日がしばらく続いたのをよく覚えています。
それでもそのうちワ-キングパ-ミッションを受け取り、ワイキキの旅行会社で働き、1年以内に妊娠、
上の子が1歳にならないうちにまた妊娠・・・子育て。
32歳から40歳までってジェットコ-スタ-のように過ぎていきました。
私と同年代のお友達(子供も同年代です)に乳がんが見つかり、病気と戦っています。
こういうとき、近くに日本の家族がいないということはすごく心細いことです。
もし私だったら母親に近くにいて欲しいって思います。
そういう気持ちはハワイにいる仲間たちは誰でも思っていることです。
そういう仲間が集まって彼女を励ます会をサプライズで行ったときの写真。本人は感激して泣いていました。
私ももらい泣きしそうになりましたが、こらえて、こらえて。
うまく言えないんだけどね、友達ってすばらしいなって、心から思ったの。
病気や怪我をするリスクは誰にでもあります。
でも高いアメリカの医療費のことを含めて海外移住って厳しかったり困難があることを忘れてはいけない、と思っています。
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