ワイキキニョキニョキ
ワイキキやカカアコ地区の再開発計画について触れていますが、
今日のお話は、その中でも大きな計画のひとつについて。
ワイキキのリッツカールトンの建設です。
ラグジュアリーロウの山側には、
考えてみれば不思議な程の大きな空き地がありました。
当然と言えば当然ですが、そこが開発者の目にとまり、
リッツカールトンが建設されることになりました。
ホテル、コンドミニアム、商業施設が入る予定で、
コンドテルと呼ばれるものになるそうです。
でも、この地域は居住地域でもあるので、
近隣住民とはいろいろ摩擦あり。
ただでさえ問題山積みなのに、
なんとその横のスペースにも高層ビルを立てる計画が持ち上がりました。
私もワイキキ住人なので、何が起こっているのか知りたいと、
ワイキキ・コミュニティ・センターで行われたミーティングに行ってみました。
そこで見せられた、こちらが完成予想図。
右側がリッツカールトン、左側が新ビルです。
もっと予想図がありましたが、プロジェクターではよく見えず。
だって、こんなに薄~いイラスト。…あくどい。
左側は、サラトガ通りのエッグスンシングス前当たりから山側を見た予想図。
ラグジュアリーロウの向こう側に立つビル2つ。
左がリッツカールトンです。
右側のイラストは、クヒオ通り側から見たイラスト。
今回のミーティングは、細い方のビルを建てますよ~という内容でした。
土地はフードランドが所有していたものだそうで、
2つ目のビルにはスーパーマーケットも入るとか。
きっと、贅沢設定のスーパーマーケットとして入るのだろうというのが、みんなの予想。
ちなみにリッツカールトンは、
ワイキキ・コミュニティに発表された時点では、
約半分の幅だったそうですが、
いざ最終デザインを見てみたら倍の幅になっていて、
アラワイ側のコンドの人たちは、海が見えなくなること必至。
でももちろん、行政の誰かとの**とか、
袖の*とかそういうことがあって、
リッツカールトンの建設は、着々と進んでいます。
対するワイキキ・コミュニティは、
そんな過去があるので今回は慎重。
この日のミーティングでは、ボードメンバーによる採決が行われ、
13対1で2つ目のビル建設に対する反対が決定しました。
…でも、うまいことやって建てちゃうんでしょうね。
はぁ…。
開発業者の人たちのセールスポイントは、
スーパーやカフェ、エステやレストランが入り、
また公園のようなスペースを作るので、
近隣住民のためにもなるということ。
…高級すぎて、近隣住民は滅多に使えないでしょう。
でも一番気になったのは、
日本人がこういった開発を望んでいるという発言。
確かに高級コンドを買ったり、
贅沢ホテルを使っている日本人は多いですが、
ワイキキが香港みたいな高層ビルだらけの街になってほしいなんて
思っている日本人は そんなにいないんじゃないかと思います。
贅沢なホテルや店を建てれば日本人にも喜ばれると思われているのは、
ちょっと残念な気がしました。
ハワイに来る観光客が求めているのは、
そういうものじゃないような気がします…。
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