ハワイビッグアイランドで探す!ムーンボウの出現条件とは!?

ハワイビッグアイランドで探す!ムーンボウの出現条件とは!?

こんにちは、サトです。
夜の虹・ムーンボウ探しの旅はいよいよ大本命!ハワイへの上陸が迫ります。

ハワイでのムーンボウ探しはどの島がベスト?

「虹のメッカ」と呼ばれているハワイ。
では、僕らの求めるムーンボウはハワイのどこで、どうやって探せばいいんだろう?

ハワイといえば、ワイキキのあるオアフ島を思い浮かべる方が多いかも知れません。
僕もこのムーンボウ探しをキッカケに、個性的なハワイの島々について知ることとなりました。

ムーンボウ撮影の第一人者である自然写真家・高砂淳二さんの写真集「night rainbow」には、ハワイの原風景が残るカウアイ島、そしてマジックアイランドと呼ばれるマウイ島で撮影したムーンボウが多く収められています。
僕らの今回の旅先も「まぁこのどちらかの島だろうな~」と、漠然としたところからスタートしました。

旅先を絞り込むための材料が欲しいところですが、有名な自然現象・オーロラなどに比べると、ムーンボウの情報はあまりにも少ないというのが正直なところ。
インターネットで検索しても、「ハワイの星空をのんびり観に行った帰り道でムーンボウ遭遇!ラッキー!」という幸運な旅レポは見かけますが、「ハワイでムーンボウを探して毎晩毎晩走り回る!明日こそ!」というドMな旅レポはなかなかありません。

どんなに些細なことでもいいから、とにかく情報が欲しい!
文字通り手当たり次第、本当に片っ端からアタックしていきます。

SNSでハワイやムーンボウの情報を募る。
ハワイで仕事をしているという先輩ミュージシャンのご家族を紹介してもらう。
知人の知人の知人で元々ハワイのガイドをしていたという方に「初めまして!」と連絡してみる。

粘り強く聞き込みを続け、ご縁の繋がった方々から少しずつ情報が集まってきました。

ムーンボウ遭遇までの経験談、ムーンボウに詳しい現地ガイドさんのご紹介など、本やインターネットを眺めているだけでは出会えなかったであろう「生きた情報」たち。
それらが導き出してくれた結論は、カウアイ島でもマウイ島でもなく、全くのノーマークだった島でした。

僕らのムーンボウ探し、その舞台は…「ハワイ島」。
通称・ビッグアイランドに大決定!

夜の虹・ムーンボウ出現のカラクリとは?

ところで「ムーンボウはどうしたら出現するのか」、その条件ってご存知でしょうか?
ちょっと小難しく感じるかも知れませんが、想像しながら読んでみてください。

昼間の虹と原理は同じ

昼間の虹は、太陽光が雨や雨雲、滝の水しぶき、庭の水撒きなどに反射することで現れますよね。
雨水や雲などが、虹を映し出すスクリーンとなっているわけです。
夜に架かる虹も同じ原理で、月明かりが雨や水しぶきに反射して出現するのがムーンボウです。

幻想的な白い虹

虹といえば色鮮やかな七色というイメージがあると思いますが、ムーンボウは白っぽくボヤッと見えることが多いです。
そのため白虹(はっこう)と呼ばれることもあるのですが、これは太陽に比べて月の光が弱いためです。

出現するタイミング

大きなムーンボウを狙うなら、月が夜空の低い位置にあるとき、つまり、月が出た後と、月が隠れる前が最大のチャンス。
月が高く上れば上るほど、月明かりの照らす方向が地面に向いてしまうため、僕らの目線から虹は見えづらくなっていきます。
三日月のように月明かりが弱い夜でもムーンボウが現れることはありますが、月明かりが最も強くなる満月前後の時期がベストです。

出現する場所

街灯や建物が少なく見通しの良い場所で、月を背にした方向を探します。
その方向に雨雲や滝があればワンチャンスあるかも?
街灯や民家が多いとせっかくの月明かりが人工の光に負けてしまうため、月明かりだけで地面にクッキリと人影が見えるような環境が理想です。

これらを踏まえると、過去のムーンボウ観測記録が「スコールが多い南の島の海辺」や「大自然の中にある大きな滝」に多い理由もわかってきますよね。


オアフ島・ワイキキにて。ホテルの明かりと満月4日前の月。


ハワイ島・キラウエア火山にて満月2日前の月。周りに街灯もなく、かなり明るく見えます。


月明かりを背に、雲にムーンボウが映し出されていないか探します。

ビッグアイランド上陸!キラウエア火山との対面

とうとう出発の刻がやってきました。
2014年9月、目的地はハワイ島、期間は満月の夜を含む約一週間。

仲間との旅チーム”Moonbow Chaser”の初陣。
本業の音楽活動で例えるならば、「新バンド結成!初ライブはなんと海外で!」
ライブ本番前ともまた違った緊張感と期待感に包まれながら、旅が始まります。

オアフ島からハワイ島への乗り継ぎ便に乗り遅れて、ガーン…。
ようやく乗れた国内線の機内誌でムーンボウの記事を見つけて、ワクワク…!
いちいち一喜一憂しながらの道中。

空港職員「Are you actor?」(君は俳優かい?)
るか「ノー!アイアム ジャパニーズロックスター!イェイ!」

常夏のハワイにも黒い毛皮を着込んできた仲間のテンションに和みつつ、僕らはハワイ島・ヒロ空港に到着。

分厚い雲にすっぽり隠れた神の山・マウナケアと、溶岩に覆われた漆黒の大地。
「これもハワイなの?!」というハワイ島独特のダイナミックな風景に目を奪われます。

その夜は、ハワイ最大のパワースポットであるキラウエア火山とご対面。

明かりのない夜の国立公園。
溶岩が燃え盛り、噴煙が立ち上るハレマウマウ火口。
容赦なく吹きすさぶ冷たい風に、もはやそこがハワイであることを忘れてしまうほど。
仲間のカメラマン・インテツさんは夢中でシャッターを切り続ける。

日本の島々でもムーンボウ探しの旅をしてきて、「自然を相手にするって、なかなか難しいんだな~」なんて思ってはいたけれど。

「自然を相手にするって、ちょっと、途方も無いかも…」

そんな、ハワイの洗礼を受けたような初日の夜。
本当にとんでもない場所に来てしまった!

…というわけで、続きはまた今度。
ハワイ島での僕らの珍道中、どうぞお楽しみに!

Sato(Moonbow Chaser)
著者:Sato(Moonbow Chaser)

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「限りなくカジュアルなヴィジュアル系」を自称するベーシスト。Moonbow Chaserのリーダー。北海道出身。
バンド活動を経て、2013年のGACKTソロツアー参加を皮切りにベーシスト/ソロアーティストとしての活動をスタート。
旅とカフェ巡りをこよなく愛し、音楽活動の隙間を見つけては国内外をフラフラしている。