日立のCM「この木なんの木♪」で有名なハワイのモンキーポッド
日立のCMソング「日立の樹」の歌詞の、「この木なんの木」というフレーズを耳にしたことのある方は多いのではないでしょうか。
実は日立が、日立の樹として企業CMに採用している木は、ハワイにある木なんです。
この記事では、その木について詳しくご紹介していきます。
日立の樹の正体は?
日立の樹としてCMに採用されている木は、ハワイ州・オアフ島のホノルルにある、私有公園モアナルア・ガーデンにあるモンキーポッドという種類の木です。
公園の真ん中に生えていて、高さ約20メートル、樹冠部分は直径約40メートルで、傘状の樹形が特徴的な非常に巨大な木。
なおかつ、樹齢130年と推定されているとても貴重な木で、ハワイの「Exceptional Tree」に認定されています。企業CM採用の歴史
日立は1976年以来、モアナルア・ガーデンのモンキーポッドを企業CMに採用しています。
日立が開設した「日立の樹オンライン」によると、日立グループの総合力と成長性、事業の幅広さ、力強さを、「大地に根を伸ばし、大きな枝を広げ、色とりどりの花を咲かせて実を結ぶ1本の大樹」にたとえているそうです。
「日立の樹」というCMソングが流れる企業CMは1973年から放送がスタートしましたが、1976年から放送され始めた2代目のCMで初めてモンキーポッドが採用されました。
その後、1979~1983年の間は、モンキーポッドは使われませんでしたが、視聴者の熱い要望に応え、1984年に放送がスタートした6代目のCMにてモンキーポッドが再登場。
以降、現在の9代目のCMまで続けてモンキーポッドが使われています。
日立と樹とモアナルア・ガーデンの保守費
モアナルア・ガーデンは一般公開されていますが、入場には料金がかかります。
公園の入場料がモアナルア・ガーデン全体の保守および維持に用いられるそうですが、それだけではまかなえないそうです。
そのため、日立の樹は今や日立のイメージブランドにもなっていることから、日立が公園を管理する地元企業に年間約40万ドル(約4800万円)支払い営業目的での独占的撮影権を得て、管理企業は日立から支払われる費用で公園の年間保守費をカバーしているそうです。
日立の樹に採用されている「モンキーポッド」を見に行こう
日本でも有名な、「日立の樹」ことモアナルア・ガーデンのモンキーポッド。
せっかくハワイに行ったのなら、見てみたいですよね!
モアナルア・ガーデンにはワイキキから車で20分で行けますので、ぜひ訪れてみてください。
公園内にはモンキーポッドが何本か生えていますが、日立の樹のそばには看板があり、なんといっても大きいため、すぐに分かるくらい探しやすいです。
モアナルア・ガーデン・パーク/Moanalua Garden Park|LaniLani
歴史上のできごとを知るとより楽しめる「オアフの聖地」|LaniLani
【訃報】
日立のCM「この木なんの木」の歌いだしや、俳優としても活躍した小林亜星さんが、2021年5月30日に心不全のため亡くなりました。
小林亜星さんご冥福をお祈り致します。
おうちで楽しめるハワイや、ハワイ旅行で使えるプチ情報など、
ユーザー目線で楽しめるハワイ情報が目白押し!
▶ LaniLaniユーザー発!Sharing My Hawaii♡|コラム一覧