ハワイ州の魚「フムフムヌクヌクアプアア」とは?日本でも出会える場所をご紹介!
「フムフムヌクヌクアプアア」はハワイ州の魚に指定されている、ハワイを象徴する魚です。
熱帯地域に広く分布する魚で、ハワイではシュノーケリング中によく出会います。
トロピカルな模様のフムフムヌクヌクアプアアは、世界で最も長い名前の魚というのも面白いですね。
今回は、そんなかわいらしいハワイの魚、フムフムヌクヌクアプアアのお話です。
フムフムヌクヌクアプアアはハワイ州の魚
フムフムヌクヌクアプアア(humuhumunukunukuāpuaʻa)は、フグ目モンガラカワハギ科に属する魚で、和名では「タスキモンガラ」、もしくは「ムラサメモンガラ」と呼びます。
フムフムヌクヌクアプアアは、ハワイ語で豚のように鳴く角張った魚という意味です。
警戒心が強いこの魚は、危険を感じると「ブーブー」という鳴き声を発します。
その鳴き声が豚のようだと言われているのですね。
フグのようなすぼまった口に、目と口が離れている顔はとってもチャーミング!
全長は最大で30cmくらいで、平べったい体に、尾の方にはVの字の模様があるのが特徴です。
オアフ島ハナウマ湾では、陸に近い浅い場所で泳いでいるので、シュノーケリング初心者の方でもすぐに出会えますよ。
ハワイ州の魚ということもあり、Tシャツやキーホルダー、マグネットなどのお土産グッズとしてもこの魚がよく使われています。
ハワイの神話にも登場
ハワイの神話「クムリポ」に登場する半神カマプアアは、人間、豚、そして魚に姿を変えることができました。
カマプアアは妻である火の神ペレと争うようになります。
ペレは火山を噴火させ溶岩を流し、あたりを焼き尽くしていくのに対し、カマプアアは大津波や大雨で水を流していきました。
しかし、カマプアアはペレの威力に敗れ、フムフムヌクヌクアプアアに姿を変えて溶岩流が煮えたぎる川を泳いで海まで逃げたということです。
この神話から、キラウエア火山近辺で行われるペレを奉る催しでは、豚とフムフムヌクヌクアプアアが捧げられているのです。
ちなみに、カマプアアやフムフムヌクヌクアプアアの名前にもある「プアア(pua’a)」は、ハワイ語で豚や豚肉の意味を表す言葉です。
日本で出会うこともできる
フムフムヌクヌクアプアアは、インド洋から西部太平洋の熱帯域のサンゴ礁に生息しています。
日本では、沖縄県の宮古島や、鹿児島県の奄美大島近海で出会えます。
ただし、ハワイのようにすぐ出会えるわけではなく、とても希少な存在のようです。
また、観賞用として飼育もできます。
おうちでハワイの魚と一緒に過ごせるなんて素敵ですね!
飼育する場合、体調が20cm~最大30cmほどまで大きくなるので、水槽も大きめのものが良いでしょう。
そして、フムフムヌクヌクアプアアは、ちょっととぼけたような表情からは想像できないような鋭い歯があることや、成魚になると気が荒くなるので、他の魚と一緒に飼育するのは難しいようです。
さすが、ペレと戦ったカマプアアの化身らしい魚ですね。
サンゴのそばで泳ぐフムフムヌクヌクアプアアを見ていると、美しい海によく映え、ハワイ州の魚としてふさわしいと感じられます。
ハワイの海に入る時は、ぜひフムフムヌクヌクアプアアを見つけてみてくださいね。
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