スチームーンボウとは?ハワイ島・キラウェア火山でのムーンボウ探し

スチームーンボウとは?ハワイ島・キラウェア火山でのムーンボウ探し

こんにちは、サトです。
夜の虹・ムーンボウを探すハワイの旅、いよいよ最後の夜を迎えます。

ムーンボウ初遭遇!スチームーンボウとは?

最終日のターゲットは、キラウエア火山。
インターネットで観られる火山のライブカメラで、火口上空に雲の滞留が確認できたからです。

マウナケアを足早に下山し、キラウェア火山に向かってサドルロードを爆走。
火山公園内の「チェーン・クレーターズ・ロード」でBIG-JINさんと落ち合う。

ムーンボウ探しが始まると、そこからは静かな、ゆっくりした時間が流れ始めます。

数年前の噴火により行き止まりとなった道路に寝っ転がり、流れる雲の動きを皆で見つめる。
冷たい風が吹きすさんでいるけれど、溶岩による地熱作用が効いていて地面は温かかったのを憶えています。

火山公園内の標高差、雲の動きを意識しながらスポットを回ります。
ムーンボウらしき影は現れません。

時間が経過するにつれ、月の位置も徐々に高くなってきます。
「あそこに行ってみるか」とBIG-JINさん。
最後の望みを賭けて、火口近くにあるスチームベント(溶岩蒸気の噴出口)へ。

そこは地面に穴がいくつも開いており、溶岩のスチームがモクモクと出続けています。
このスチームにムーンボウが架かることがあるとのこと。

僕らはまだムーンボウを見たことがありませんでした。
「肉眼では一体どんな風に見えるんだろうね~」何度も繰り返してきたこのやりとり。
この時も、そんな会話をしていました。

そんな中、突然、白く輝く曲線がトリックアートのように浮かび上がってきました。

小さいながらも、確かにハワイ島の月光で現れたムーンボウ。
さらにスチームへの反射ということで、僕らとBIG-JINさんはこれを「スチームーンボウ」と名付けました。

同時に、僕らのムーンボウ探しはここでタイムアップ。

記念すべき初めてのムーンボウ遭遇。
でも、僕らが目標としていたのは地平線に架かる特大ムーンボウ…ちょっぴり悔しい。

キラウェア火山を後にしようというその時、ハレマウマウ火口の上空に不思議な雲がかかりました。
まるで、龍が口を開けて炎を吹いているかのような雲。
後から知ったことなのですが、中国では虹を龍に例えるそうです。

「あぁ、この旅にはきっとまだ続きがあるんだなぁ…」
龍雲をボンヤリ眺めながら、そんなことを思っていました。

今回の旅で僕らが掴んだのは、小さな小さなムーンボウの「尻尾」。
1年半後、特大のムーンボウを求めてハワイ島を再び訪れることになるのですが…続きはまた今度。
リベンジを誓う僕らの新たな旅、どうぞお楽しみに。

Sato(Moonbow Chaser)
著者:Sato(Moonbow Chaser)

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「限りなくカジュアルなヴィジュアル系」を自称するベーシスト。Moonbow Chaserのリーダー。北海道出身。
バンド活動を経て、2013年のGACKTソロツアー参加を皮切りにベーシスト/ソロアーティストとしての活動をスタート。
旅とカフェ巡りをこよなく愛し、音楽活動の隙間を見つけては国内外をフラフラしている。