一週間以下のハワイ滞在で便利に使える通信手段4つ

一週間以下のハワイ滞在で便利に使える通信手段4つ

ハワイ旅行で旅の思い出をSNSへ投稿するときや、地図や各サイトで調べ物をするときに必要になるのが、ハワイでネットワークに接続する方法だ。そこで今回は1週間以内の旅行で便利に使える通信手段を4つ紹介しよう。

日本国内通信キャリアのデータローミング

データローミング

日本で利用しているスマホ等の端末を、そのままハワイでも使う事を「データローミング」という。これはauやDocomo、ソフトバング等、日本の通信業者を利用するユーザーが海外へ出かけたときに、日本の通信業者と提携している海外の通信業者の電波を利用して通信する事だ。ハワイでもスマホをそのまま使う事も出来て便利だが、これには注意が必要だ。

通信料が安くなるプラン等への申し込みをせず、ハワイでそのままスマホを利用すると、接続先やデータ使用料によって高額の請求が来ることもある。そこでまずは渡航前に自分が利用している通信業者との契約、特にどの海外用のプランを契約しているのか確認しておこう。加えて、大手の通信業者ならば海外利用で使用量等がわかる確認アプリがあるはずなのでインストールしておく。

日本の通信業者が提供する海外定額サービスは、それぞれ2つのプランがある。Auは「世界データ定額」と「海外ダブル定額」、Docomoは「海外1dayパケ」と「海外パケホーダイ」、Soft Bankは「アメリカ放題」と「海外パケットし放題」という具合だ。利用料も「世界データ定額」「海外1dayパケ」が24時間で980円、「アメリカ放題」が無料となっているが、「海外ダブル定額」「海外パケホーダイ」「海外パケットし放題」は、データの使用量によって1980円から2980円となる。こういう理由でハワイでの接続先が日本の通信業者とお得に接続する契約を提携しているかどうかや、通信データ使用量によって高額請求につながる心配があるというわけだ。

また日本国内では契約している通信業者以外の電波には接続しないが、ハワイでは複数の通信会社と接続してしまう。確かに自分のスマホのSIMカードを差し替える事なく使えるのは魅力的だ。しかし常にお得なプランに接続して利用するには、通信する時以外は機内モードにしておき、通信を利用する時にだけ「世界データ定額」「海外1dayパケ」「アメリカ放題」等のプランで接続されているか確認して利用するのが、最も安心な利用方法かもしれない。

auの海外利用案内サイト URL:https://www.au.com/mobile/service/global/au-world-service/

docomoの海外利用案内サイト URL:https://www.nttdocomo.co.jp/service/world/

Soft Bankの海外利用案内サイト URL:https://www.softbank.jp/mobile/service/global/overseas/

レンタルWi-Fiルーター/Rental Mobile Hotspot

レンタルWi-Fiルーター/Rental Mobile Hotspot

ルーターとは持ち運びが可能なWi-Fi接続機器の事で、この1台で複数の端末(スマートフォンやタブレット等)と接続できる。携帯会社のデータローミングと比較して安価に利用でき、接続が確実なことに加え、ほとんどのプランがデータ使用量無制限なので通信量を気にしなくて良い。さらに公共のWi-Fiに比べてセキュリティが高い事もあげられるだろう。しかし、当然の事だが借りる手間と返す手間があり、端末以外にルーターを常に持ち歩かなくてはならない。その上端末のバッテリーは充電されていても、ルーターのバッテリーが無くなれば通信は出来なくなってしまう。

ハワイでレンタルWi-Fiを利用するときのレンタル方法にも、「日本から借りていく」、「ダニエル・K・イノウエ(ホノルル)国際空港で借りる」、「ワイキキで借りる」の3つがあげられる。それぞれにメリット、デメリットがあり、日本から借りていく場合ならハワイ到着直後から利用でき、ハワイ島直行便などを利用してレンタル窓口の無いハワイ島などでもWi-Fiルーターを使えるが、帰国時に日付変更線を越えるので、1日余計に借りることになりその分のレンタル料が高くなってしまう。ホノルルの空港でレンタルするとワイキキに立ち寄らずに済むので、ワイキキ以外のコオリナ等に宿泊の場合や、空港でトランジットして他島へ行く場合にも便利だ。

一方、空港内にあるレンタルショップは選択肢が少なく、ハワイ島直行便では借りることが出来ない。ワイキキで借りるのならレンタルショップが数多くあるので、価格等を比較して借りられるが、ホノルルから離れた場所に宿泊の場合、借りるときにも返すときにもワイキキまで出向かなければならない。普通に使用していればまず問題が出ることはないレンタルWi-Fiではあるが、多くのレンタルショップでSSIDと呼ばれるネットワーク名と、パスワードが書かれた紙を機器に貼り付けていることが多いので、これを第三者に知られて利用されないように気をつけよう。ハワイでスマホやタブレットをカーナビ代わりに使うのなら、レンタルWi-Fiは電波が安定しているのでお勧めだし、5人6人という大人数で使えるのも魅力のひとつだろう。

レンタルWi-Fiルーター/Rental Mobile Hotspot アクセス+店舗情報

レンタルWi-Fiルーター/Rental Mobile Hotspot

住所:
2250 Kalakaua Ave Ste 327 Honolulu (グローバルWi-Fi ワイキキオフィス)
電話番号:
808-922-1010
営業時間:
9:00~20:00
定休日:
無休
URL:
https://townwifi.com/

フリーWi-Fi/free WiFi

フリーWi-Fi/free WiFi

観光客が数多く訪れるハワイでは多くの場所でフリーWi-Fiが設置されているので、それを使わない手はない。もちろんWi-Fiの電波が届くエリアでしか通信が出来ないが、その魅力はなんと言っても無料であること、さらにデータ使用の制限がないことだ。それではハワイでフリーWi-Fiが利用可能な代表的な場所を紹介しよう。

最も便利なのはインターナショナル・マーケットプレイス(SSID : .FREE_mallwifi)で、ここにはフリーWi-Fiだけでなく、充電のためのコンセントまで無料で使えるので、ベンチで充電しながらフリーWi-Fi等という使い方も可能だ。ワイキキ中心にあり、場所もわかりやすく長時間滞在しやすいTギャラリア by DFS(SSID : TGALLERIAPUBLIC )も利用しやすいスポットである。ショッピングなどで訪れる事の多いロイヤルハワイアンセンターの2階及び3.階(SSID : royalhawaiiancenter)やワイキキ・ショッピング・プラザ(SSID : Waikiki Shopping Plaza WiFi)、そしてショッピングのメッカ、アラモアナ・センターへ向かうワイキキトロリー・ピンクライン(SSID : FreeWifiBus )でも乗車中に接続でき、もちろんアラモアナ・センター(SSID : AlaMoanaCenterFree )でも「無料ニュースレターeVIクラブ」への登録でフリーWi-Fiをアラモアナ全館で利用可能だ。

さらにアラモアナのデパート、メイシーズ(SSID : Macysfreewifi )やノードストローム(SSID : Nordstrom_Wi-Fi)にもフリーWi-Fiが用意され、こちらは登録なしで利用可能だ。数多くのスポットにフリーWi-Fiが設置されているハワイではあるが、接続で注意したいポイントは、必ず提供者がはっきりと解るスポットに接続し、暗号化されていないスポットには接続しないこと。また「公共」で、誰が同じネットワークに接続しているか解らないので、ログインIDやパスワードを使うサイトやアプリ、個人の情報等は絶対に入力しないなど、十分に注意して安全にフリーWi-Fiを活用してほしい。

フリーWi-Fi/free WiFi
 アクセス+店舗情報

フリーWi-Fi/free WiFi

住所:
2330 Kalakaua Ave, Honolulu (インターナショナル・マーケットプレイス)
電話番号:
808-931-6105
営業時間:
10:00~22:00
定休日:
無休
URL:
http://ja.shopinternationalmarketplace.com/

ZIP プリペイドSIM/ZIP Prepaid SIM

ZIP プリペイドSIM/ZIP Prepaid SIM

ハワイでもSIMフリーの端末を持っていれば、SIMカードを差し替えるだけでハワイのモバイル回線が使用できる。ハワイでプリペイド(料金先払い) SIMといえばアラモアナ・センターにショップがある「AT&T PREPAID」 (旧AT&T Go Phone)が有名だが、一番期間が短くデータ量が少ないプランでも、通話&SMS&データ通信のSIMで、利用期間30日データ量1Gのプランが$35。さらにSIMカード代として$5必要となり、合計で$40。長期滞在者にはAT&T プリペイドがよいが、一週間ほどのハワイ滞在で1Gを使い切るのは難しいだろうし、$40ではレンタルWi-Fiを利用した方が安くなる。

そこでおすすめしたいのが「ZIP SIM」。これなら通話&SMS&データ通信SIMで利用期間7日間、500MBのデータのものが公式サイトからの購入で$25プラス送料約$10。またこの「ZIP SIM」は日本のアマゾンから購入すれば2220円で購入でき、送料がかからない。こうして入手したSIMをホノルルに向かう飛行機で入れ替えれば、入国審査後にスマホの電源を入れても、空港を出る頃には特別な手間をかけずにアクティベーション(初期設定)が完了している。500MBのデータ量は少し心許ないかもしれないが、ホテル等のフリーWi-Fiと併用すればよく、SMSで7850に「balance」と送信すれば残量確認ができる。

ZIP プリペイドSIM/ZIP Prepaid SIM

万が一足りなくなれば「ZIP SIM」のサイトからトップアップ(延長チャージ)可能だ。この手続きにはZIP SIMのアカウントと19桁のSIMカードIDが必要なので、SIMカードが付いてきたカードなどIDがわかるものを持っていれば、アカウントは新たに作れば良く、いつでもトップアップが可能だ。この「「ZIP SIM」」、ホノルル内はもちろん、ポリネシア・カルチャー・センター周辺やカイルアの街中でも問題なく使えるし、ハワイ島での接続でも特に問題ない。ただし、ハワイ火山国立公園の周辺では圏外になることもある。

レンタルWi-Fiのようにスマホとルーターという2つの端末を持つ必要が無く、身軽に行動ができ快適なプリペイドシムであるが、使うときに注意したいポイントがある。日本国内の格安SIMをSIMフリースマホで使う時に専用のプロファイルと呼ばれる接続用のプログラムをインストールしているなら、これを削除しておかないと使えない場合がある。帰国後はこのプロファイルの再インストールを忘れないようにしたいが、出国前にあらかじめパソコンなどからメールでプロファイルを添付してスマホに送っておけば安心だ。一口にSIMフリーの端末と行っても「ZIP SIM」の周波数が使えなければハワイで使用できないが、SIMフリー(化された)iPhoneなら確実だ。一週間ほどのハワイ旅行なら、「「ZIP SIM」」を利用して、快適にハワイ旅行を楽しんでみてはいかがだろう。

Amazonの購入サイト URL : https://www.amazon.co.jp//dp/B01ESRFUK0

ZIP SIM公式サイト URL:http://www.zipsim.us

ハワイにはインターネットなどに接続する通信手段がいくつも用意されていて、料金で選んだり、借りる場所で選んだり、使い勝手で選べる恵まれた観光地だ。長期滞在と短期滞在ではその選び方も違ってくる。この記事を参考に、それぞれの条件に合った通信手段を見つけて欲しい。

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