ハワイ島で出会った親友のおもてなしに感動。1年半越しのリベンジムーンボウチェイス!

ハワイ島で出会った親友のおもてなしに感動。1年半越しのリベンジムーンボウチェイス!

こんにちは、サトです。

ハワイ島・ビッグアイランドにて夜の虹・ムーンボウを追いかけた僕ら。
最終日に小さな「ムーンボウの尻尾」は掴んだものの、あくまで僕らの目標は「地平線に架かる特大ムーンボウ」
1年半後、リベンジを賭けて再びハワイ島を訪れます。

ビッグアイランド再上陸!世界三大パワースポットの一つ「マウナラニ」へ

前回の旅を経て、ハワイ島が持つエネルギーや空気感にすっかり魅了されていた僕ら。
二度目の旅となる今回も、朝から夕方まで島中のスポットを走り回って、夜はムーンボウ探しという体力勝負スタイル。
そんな中で、前回から訪れたかった場所がありました。

コナ空港の少し北にある、世界三大パワースポットの一つ・マウナラニ。
「マウナラニリゾート」エリア内にあるフィッシュポンド(養魚池)がエネルギーの高いスポットとして知られています。

このフィッシュポンドの魚は、かつて王族用の食用として育てられていたもの。
他にも、石に文字やイラストが刻まれたペトログリフなど古代ハワイの王族の史跡が残る場所です。

このリゾートの敷地全体もそうですが、特にビーチやフィッシュポンド付近の心地よい静けさは今までの人生で味わったことがないものでした。

もし天国があるとしたらこんな風景で、こんな時間が流れているのかな…と想像するほど穏やかな時間。
感じ方は人それぞれだと思いますが、僕らにはとてもフィットしました。

思わず、太陽に向かって「地球ありがとう!」…の様子(笑)。
歳を重ねてからも訪れてみたい場所。

コナで燃えるようなサンセットに立ち合い、僕らはハワイ島南部へ。

ハワイの親友・マークとの出会い

前回の旅同様、あえて宿はホテルではなく民泊サービスAirbnbを利用します。

今夜の宿泊先の情報は、ハワイ島南部・ナアレフの奥地にあること、そしてピンボケの外観写真一枚のみ。

普通なら避けるところだけど、「快適な旅行」よりも「冒険や面白さがある旅」を求める僕らは即決!
初日のアジトとして選んでみました。

コナからナアレフに着く頃にはすっかり日も暮れ、辺りは真っ暗。
ハワイ島最南端・サウスポイントへと続くサウスポイントロードへ入ると、宿のホスト・マークが迎えに来てくれて。

マーク「ヘイ!待ってたよ!着いてきて!」
マークが運転するジープの先導で、彼の家へと向かいます。

木々が生い茂る真っ暗闇のガタガタ道に入って15分ほど、隠れ家のようなマーク宅にようやく到着!
前回の旅でもこの周辺には立ち寄っていたけど、こんな場所があるなんて…!
「ハワイ」に対するイメージがまた大きく変わった瞬間です。

どうやら僕らが初ゲストらしく、「お前ら、こんなところに泊まりに来るなんてクレイジーだな!オーラィ!」と、到着早々にビールを振舞ってくれるマーク。

彼は大工で、仕事仲間である友人・ラスカと共に何年もかけて自力で家を建て、水はマウナロアから引き、風力発電を行い、家の裏には大規模な自家農園…そんな感じで半・自給自足の生活を営んでいます。

奥さんを先に亡くし、子供は大きくなって島を出たため、空いているスペースで民泊を始めたとのこと。

お互いの話、ムーンボウの話、ワイワイ騒ぎながらハワイ島の夜は更けていきました。

マークが教えてくれたハワイ島南部の魅力

翌朝も寝起き一番、「飲もうぜ!」とテキーラを運んで来るマーク…最高にクレイジー&ハッピーな人達である。

皆でダーツに興じた後、最上階ベランダからのパノラマを望む。
海から吹いてくる風の気持ちよさ、風に揺れるウィンドチャイムの音色に、彼らがここに住居を構えた理由が伝わってきます。

午後はハワイ島最南端・サウスポイントでクリフダイブ。
我々”Moonbow Chaser”からは、るか君が挑戦。

そして、とんでもない悪路によりアクセス困難な名所・グリーンサンドビーチにも連れて行ってくれることに。
火山から噴出した溶岩に含まれる緑色の天然石・ペリドットにより、ビーチ全体がグリーンカラーという奇跡のビーチ。
沖には鯨の姿も。

楽しい時間はあっという間に過ぎて。
「タダでいいからもう一泊、泊まっていけよ!」と言ってくれたマーク。
その夜は北部の街・ヒロで宿をとっていたため、彼らとはここで泣く泣くお別れです。

再会を誓ってハグを交わし、彼らの車のライトが遠ざかるのを見つめる僕ら。

ハワイ島の友の、心からの「おもてなし」
もし自分がマークの立場だったら、ここまでしてあげられるだろうか。

ムーンボウを探す道中での、宝物のような出会い。
僕らはこの日のことを一生、忘れないのだと思う。

さて、余韻に包まれつつ僕らはキラウエア火山へ。
またムーンボウ探しの日々が始まります。

初日から盛りだくさん、胸いっぱい。
これは前回を超える面白い旅になりそう!…ということで続きはまた今度。
二度に渡るハワイ島でのムーンボウ探し、いよいよクライマックスに差し掛かります。どうぞお楽しみに。

Sato(Moonbow Chaser)
著者:Sato(Moonbow Chaser)

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「限りなくカジュアルなヴィジュアル系」を自称するベーシスト。Moonbow Chaserのリーダー。北海道出身。
バンド活動を経て、2013年のGACKTソロツアー参加を皮切りにベーシスト/ソロアーティストとしての活動をスタート。
旅とカフェ巡りをこよなく愛し、音楽活動の隙間を見つけては国内外をフラフラしている。

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