マウナケア山の女神ポリアフは美女4姉妹。ハワイの文化と深い関わりを持つ妹たち

マウナケア山の女神ポリアフは美女4姉妹。ハワイの文化と深い関わりを持つ妹たち

以前のコラムで紹介した雪の女神ポリアフ。
今回は、その妹たちをご紹介しましょう。
諸説ありますが、一般的に4姉妹という説が多いようです。
ポリアフについては、以前のコラムをご覧くださいね。

次女・霧の女神リリノエ

霧の女神リリノエは、お姉さんのポリアフの身だしなみを整える担当と言われています。
ポリアフの長い髪をやわらかく綺麗にとかします。

マウナケア山に雲のようにやわらかく浮かんで見えるのは、ポリアフの整えられた髪かもしれません。
このリリノエは、マウイ島のハレアカラ山の雪の女神という説もあります。
大洪水の生存者ナナヌウと結婚して、マウナケア山斜面の洞窟に住んでいるというお話もあります。

三女・湖の女神ワイアウ

湖の女神ワイアウは、マウナケア山の標高4,000mほどのところにあるワイメア湖の守護者でもあります。
お姉さんのポリアフの水浴びや、飲み水担当と言われています。

ひょうたんに入れた甘く美味しい水を、ポリアフに飲ませます。
このワイメア湖は、神聖な湖とされていて、位の高い方々に子供が生まれると、へその緒を持って山を登り、ここへ投げ入れて、子供の健康や成功を祈ったそうです。

四女・衣の女神カホウポカーネ

参照:Aloha program

衣の女神カホウポカーネは、カパ(樹皮布)作りの名人と言われています。
お姉さんのポリアフや、他の女神たちの衣装担当です。

フアラライ山に住んでいると言われ、山に降る大雨で木の皮を濡らして、木の棒でたたいて伸ばします。
雷鳴は、彼女が布を打つ音で、稲妻は、別の面を打つためにカパを裏返しているところだそうでうす。
良く晴れた日の朝には、山肌に純白のカパを広げて乾かしているそうですよ。

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