ハワイのヤモリは幸運を呼ぶ守り神!ハワイの「ゲッコー」の正体とは?
ハワイの街や公園で、ヤモリを見たことはありますか?
キュートな見た目のトカゲはハワイ(アメリカ)では「ゲッコー」と呼ばれ、古くから幸運の象徴として親しまれています。
今回は、愛されるハワイのお守り神「ゲッコー」をご紹介します。
ハワイのゲッコーとは?
ゲッコー(Gecko、Gekko)とは、日本語で言うヤモリのことです。
また、ハワイの言語ではMo’o(モッオー)と言います。
ハワイでは、ワイキキの中心など人が多い場所でもよく見かけます。
ゲッコーは建物の壁やその周りにいる虫を食べているので、街の中にもいるのですね。
虫類であるゲッコーはハワイには8種類程生息していて、これらはハワイ固有種ではありません。
緑色の「ヒロオヒルヤモリ」と茶色の「ホオグロヤモリ」は旅行中でも見つけやすい種類です。
いくつかの種類は古くからハワイにいて人々から親しまれていました。
ゲッコーたちは身近な存在であるため、縁起が良く幸運をもたらす生き物として好まれています。
日本でもヤモリは「家守り」という意味があり大切な存在です。
ハワイの人々と共通する思いを感じられますね。
ハワイの神話に登場するゲッコー
ゲッコーはハワイの神話に登場し、さまざまな姿で表現されています。
そのなかの一つ、ハワイの神話に出てくるモオは、全長10メートルにも及ぶ大トカゲ。
川や泉などに住み、侵入してくるものを襲うというとても恐ろしい存在でした。
オアフ島クアロア沖にある、「チャイナマンズハット/China Man’s Hat」とも呼ばれるモコリイ島は、モオのしっぽが島になったと言われています。
しかし、恐ろしい生き物の姿だけではありません。
ハワイではゲッコーは神話にも多く登場するアウマクアという守り神の化身だとも言われています。
「アウマクア」とは、先祖の神のこと。
ハワイの各家庭ではそれぞれアウマクアがあり、ホヌやフクロウなど、さまざまな生き物の姿になっていてゲッコーもそのひとつなのです。
ハワイでは恐ろしい存在としても知られていますが、私たちを守ってくれる神様として大切にされているのです。
ジュエリーのモチーフや、ロゴマークとしても使われている
ゲッコーはハワイアンジュエリーもモチーフとしてよく使用されています。
モチーフはそれぞれ意味があり、思いが込められているように、ゲッコーは「幸運」の象徴として使われています。
ゲッコーを使ったジュエリーは見た目もかわいいので、身につけたくなるデザインです。
また、みなさんがよく見かけるあの商品のロゴマークとしても使用されているのをご存知ですか?
実はハワイのクラフトビールとして人気の「コナ・ブリュワリー」は、ゲッコーをロゴマークとして用いているのです!
コナビールの創業者は、ゲッコーが幸運の象徴や守り神といわれていることに魅力を感じ、会社のロゴマークにしました。
1994年に創立されたコナビールは、今では世界中で支持されるビールメーカーとして成功しているのも、ゲッコーに守られているからかも知れませんね。
ハワイの人々に愛されているゲッコー。
次のハワイでは意識して探してしまいそう。
自分の身に着けるものにも、ぜひ、ゲッコーのデザインを取り入れてみませんか。
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