ハリーポッターに出てきたフクロウも!ハワイアンの守護神アウマクア
昔からハワイアンの家系には、家や家族一人ひとりを守る守護神アウマクアがいます。
ハワイアンジュエリーなどで、ホヌ(ウミガメ)のモチーフがよくつかわれていますよね。
アウマクアはそれぞれ異なるのですが、もっともポピュラーなのが、ホヌ(ウミガメ)、プエオ(ふくろう)、サメ(マノ)。
ほかにも特別な石、ある種の植物、トカゲなどの動物などがあります。
今回は、アウマクアについてご紹介していきます。
ハワイでは毎日見られる?「ホヌ(ウミガメ)」
*写真は黒砂海岸のホヌ
ハワイには野生のウミガメがたくさん生息しています。
そのため、マリンスポーツが苦手という方も、遭遇するチャンスはたくさんあるんです。
オアフ島北部のラニアケアビーチや、ハワイ島南部のプナルウ黒砂海岸なら、ほとんど毎日、甲羅干しをする野生のウミガメが見られます。
ハワイでは州の法律によって、近づいたり触ったりすることが禁止されていますので、離れたところから眺めてくださいね。
ハワイ島の黒砂海岸の近くにある池の底から小さな泡が上がっているときには、「カウイラ」という亀の女神が池の底に眠っている、、、そんな伝説もあります。
ハワイアンジュエリーや雑貨などで、よくホヌ(ウミガメ)のモチーフを見かけますよね。
一般的にもお守りになると言われていますが、ハワイアンの家族の中で守護神アウマクアがホヌだという家があることから、他の人にもご利益があると考えられているのかもしれません。
強い力の象徴「マノ(サメ)」
ハワイでは、マノ(サメ)は強さを表します。
実際にギザギザのサメの歯は武器にも用いられました。
マノがアウマクアの家族では、サメの歯のネックレスを代々受け継いでいるというところもあります。
サメというと、人食いサメのイメージがあるために、獰猛で怖いという印象がありますよね。
ハワイ神話の中にも、人を食べる悪いサメと、人を救ういいサメの話がいくつも伝えられています。
強い力というのは、使い方によって、良くも悪くもなってしまうことを教えてくれているのです。
知恵の象徴「プエオ(フクロウ)」
日本でフクロウは、知恵の象徴で「不苦労」とも読めるために縁起がいいとされています。
欧米でも知恵の象徴や、神の使いと考えられているようです。
そういえば、ハリー・ポッターにもフクロウが登場しますよね。
古代ギリシャでは、学問の女神アテネの使いがフクロウだったそうですよ。
世界中で知恵の象徴と考えられていることが興味深いですね!
ハワイの神話では、ある男がプエオ(フクロウ)の卵を見つけて食べようとしたのですが、プエオに卵を返してあげたところ、プエオが恩を感じてその男を守る守護神アウマクアになった、という話が伝えられています。
ハワイに行ったら、自然の多いところで注意して探してみてください。
プエオが飛んでいるのを見られるかもしれません。
また、ハワイには白いプエオがいるそうです。
もし白いプエオを見れたら、とってもラッキーなんだとか。
ハワイに行ったら、ぜひ出会いたいですね!
ハワイの主なアウマクアをご紹介しました。
旅行の際だけでなく、日本でハワイ雑貨を選ぶ時などにも思い出してみてくださいね!