【ハワイ雑学】ハワイって漢字でどう書くの?
アメリカを「米国」「亜米利加」など、国名が漢字で表記されているものを見たことがありますか?
実は国名だけでなく、都市にも漢字表記が存在するのです。
それでは私たちの大好きなハワイはどう表すのでしょうか?
今回は、ハワイの魅力的な雑学、漢字表記についてのお話です。
「ハワイ」の漢字表記とその由来
外国の国名や都市名を漢字で表すことは、もともとは中国から由来しています。
その昔、時代をさかのぼること遣隋使を送ったころ、日本における外国の情報のほとんどは、中国や朝鮮から得たものでした。
そのため、外国の名前は中国語である漢字が使用されていたのです。
漢字表記は明治時代まで続き、その後、現代の日本ではカタカナで表記されるようになりました。
しかしアメリカは「米国」、フランスは「仏国」など、漢字表記は今でも残っています。
国名だけでなく、都市も漢字で表現されているのですが、ハワイはどう表すのでしょうか?
ハワイは「布哇」と表します。
「布」、そして「吐く」という意味の「哇」の組み合わせです。
漢字だけではハワイのイメージとは離れているようにも感じますね。
この表記の由来は、布は「ホ」、哇は「アイ」と漢音で発音するからで、漢字との意味のつながりは無いようです。
オアフ島ダウンタウンにあるハワイ出雲大社では、「布哇出雲大社」と漢字で表記されているので、機会があったら見てみてくださいね。
「ホノルル」の漢字表記とその由来
ハワイだけでなく、ホノルルも漢字の表記があります。
ホノルルは「花瑠瑠」と表記します。
ハワイの漢字表記よりも読みやすく、イメージしやすいかもしれませんね。
「花」と、美しい宝石瑠璃を表す「瑠」という字を組み合わせています。
この漢字から、あちらこちらでカラフルな花が咲き、どこまでも続く美しい海と空を思い浮かべられそうです。
常夏の島、ハワイの州都に合う漢字と言えるでしょう。
ちなみに中国語だと?
ご紹介した「布哇」や「花瑠瑠」は、日本で作られた漢字表記です。
もともとは中国から由来している漢字ですが、時代とともに日本独自の表記が作られてきました。
そのため、中国では国や都市名を日本と違う漢字で表しています。
ハワイは「夏威夷」ホノルルは「火奴魯魯」「檀香山」「美港」「和諾児」などがあります。
どれも全く違う漢字を使っていますが、ハワイをイメージした漢字から作られていますね。
中国は地域によって言葉が違うこともあるため、ひとつの都市名でもさまざまな漢字表記があるようです。
同じ地名なのに、日本と中国ではこんなにも違う表記になるのがとてもおもしろいですよね。
この世界に漢字は10万以上あると言われ、たくさんある漢字のなかから当てはまるものを使用し、さまざまな国や都市名を表記しています。
調べていくととても奥が深く、どんどん知りたくなってくるかも知れませんね。
ハワイの漢字表記、ちょっとした知識として覚えておくといいですよ!