ハワイ好きなら応援を!今こそハワイ島へ行こう♪
ハワイ島の火山噴火が報道されてから、予定していた旅行をキャンセルする人が出るなどの二次被害もあるようだ。そこで今回はハワイ島を応援する意味もかねて、その魅力のほんの一部を紹介しよう。
もくじ
マウナケア山 サンセット&スターゲイジング/Mauna Kea Sunset&Star Gazing
ハワイ語で「白い山」を意味するハワイ最高峰の山が「マウナケア」である。標高4,200メートルのその山はネイティブにとって雪と霧の女神「ポリアフ」が住む地として崇められる場所であるが、空気が澄み星の観測に適していることから、ネイティブに設置を許された世界各国の天体観測所があり12基の望遠鏡が稼働している。
日没にはこの世のものとは思えないような夕日が望め、自分たちの影が霧に映し出される「ブロッケン現象」などの不思議な自然現象が見られることも。
日没後の頂上には天文台関係者以外は滞在できないため、登山道途中にあるオニヅカ・ビジター・センター付近まで下山して天体観測することになる。このセンターでも標高は2,804m。空気が澄んでいるため満天の星が楽しめるほか、日本では見ることのできない星々も観測できる。
このセンターまではレンタカーで行くことができるものの、天体や地元に詳しいガイドが丁寧にエスコートするオプショナルツアーに参加するのがお勧め。またとても寒いので防寒着を忘れずに。
サンセット&スターゲイジング/Mauna Kea Sunset&Star Gazing
- 住所:
- Mauna Kea Access Rd, Hilo
- 電話番号:
- 808-961-2180
- 営業時間:
- 9:00~21:30
- 定休日:
- 無休
ボルケーノ・ヘリコプターツアー(パラダイス・ヘリコプター)/Volcanoes Helicopter Tour (Paradise Helicopters)
ハワイ島キラウェア火山の活動は以前より減少し、ハワイ火山国立公園の施設を一部オープンするアナウンスもされているものの、現在も詳細は未定だ。
それでもやはりハワイ島の魅力として火山がある。そこで、今も火山活動の影響を受けずに空から火山を観察できる、ヘリコプターツアーに参加してみてはどうだろう。ハワイ島にはいくつかのツアーを催行する会社があり、その発着地もコナ空港やヒロ空港、またはワイコロアのへリポートから出発するコースとさまざま。
その中で火山を観測したいという人に一番お勧めしたいのはヒロ空港から出発するパラダイス・ヘリコプターのドアオフのプランだ。これはドアを外して飛行することで、直に火山の息吹(熱)を感じることができ、写真を撮るときも窓ごしではないので綺麗な火山の写真を撮ることができるのだ。
ツアー後半にはヒロ・フォレスト上空を飛行するが、前半の火山地帯とは対照的な緑と水の豊かさには驚かされることだろう。ドアオフツアーでは上空で寒さを感じるので、トレーナーなど厚手の羽織り物を着用して参加してほしい。
ボルケーノ・ヘリコプターツアー(ヒロ空港内パラダイスヘリコプターカウンター)/Volcanoes Helicopter Tour
- 住所:
- 2450 Kekuanaoa St, Hilo
- 電話番号:
- 808—969-7392
- 営業時間:
- 7:00~21:00
- 定休日:
- 無休
ワイピオ渓谷/Waipio Valley
ハワイ島で屈指のパワースポットといえるのが「ワイピオ渓谷」だ。王家の谷と呼ばれるハワイの歴史や文化的に重要な場所で、ハワイを統一したカメハメハ大王が幼少期を過ごした場所としても知られている聖地である。
このスポットを訪れたのなら「ワイピオ・バレー・シャトル」などを利用して、マナのパワーに満ちた谷底をぜひとも訪れてほしい。ここでは谷の上の展望台からでは見ることのできない、落差400mを越えるというヒイラヴェの滝をはじめ、スリーピングハイビスカスなど珍しい植物も観察でき、谷底に暮らす住民達が育てているタロイモの美しい畑なども見ることができる。
シャトルは、木々が繁り小川に囲まれた静かな場所で停車するので、降りて散策することが可能。柔らかな木漏れ日と小川のせせらぎがリラックスさせてくれる場所である。谷底では乗馬や馬車で巡るツアーなどもあるので、たっぷりと時間を取って訪れてほしいスポットである。
ワイピオ・バレー・シャトル(ワイピオ・バレーアート・ワークス)/Waipio Valley Shuttle
- 住所:
- 48-5416 Kukuihaele Road Kukuihaele
- 電話番号:
- 808-775-7121
- 営業時間:
- 9:00~15:00
- 定休日:
- 日曜
ヒロ・タウン/Hilo Town
ハワイ島の東側に位置する「ヒロ」は雨が多いことで知られ、ハワイ第2の都市でありながら庶民的な生活感が感じられる街である。
ワイルク川の南に広がるダウンタウンは昔からの建物が建ち並ぶエリアで、カメハメハ大王が持ち上げたと伝えられる「ナハストーン」などの歴史的見所も多い。有名なアロハシャツ・ショップの「シグゼーン・デザインズ」や、おしゃれな雑貨を扱う「ハナホウ」など、時間をかけて巡りたいショップが多いのもこのエリア。
「ヒロ・ファーマーズ・マーケット」も開催され、農作物をはじめ民芸品や雑貨も販売されている。 ダウンタウンの東側のワイロアリバー州立公園にはハワイ州に3体あるカメハメハ大王像の1体があるが、これはカウアイ島の企業がカメハメハスクールに寄贈したもの。ロコモコ発祥の店ともいわれる「カフェ100」や、ポケボウルが美味しい海鮮の店「スイサン」、ハワイでは珍しい24時間営業の「ケンズ・ハウスオブ・パンケーキ」などグルメスポットもたくさんある。都会的な賑やかさはないが、夜になると「コキ、コキ」と鳴くコキガエルの声が聞こえる、のんびりとした風情を持つ街である。
カイルア・コナ/Kailua Kona
ハワイ島の西側に位置する「カイルア・コナ」はほとんど雨が降らない賑やかな観光エリアだ。「コートヤード・キングカメハメハズ・コナ・ビーチホテル」や「ロイヤル・コナ・リゾート」のような比較的規模の大きなホテルが多く選択肢も多い。
街の中心を走る道路アリイドライブ沿いには、ハワイ王国の国王が夏の離宮として使った「フリヘエ宮殿」や、ハワイ州最古のキリスト教教会「モクアイカウア・チャーチ」といった歴史的建物や、カラマリ・サンドイッチが有名な「コナ・イン・レストラン」などのグルメスポットが集まっている。
コナ・コーヒーの産地であるコーヒーベルト地帯へのアクセスも良く、「マウンテンサンダー」や「グリーンウェル」などのコーヒーファームの見学も短時間で訪れることができる。サンセットが綺麗に見えるエリアとしても知られており、条件が良ければ日没の一瞬が緑色に光る「グリーンフラッシュ」が見られることもある。 今回はハワイ島の豊かな自然や、島を代表する2つの街を紹介した。
ハワイ島の代名詞である「ハワイ火山国立公園」の開園はまだ時期が未定だが、ヘリコプターツアーは催行されているので興味があれば問い合わせてほしい。