ハワイアンデニム、パラカを今に伝えるローカルブランド、Palaka Hawaii

ハワイアンデニム、パラカを今に伝えるローカルブランド、Palaka Hawaii

ハワイでパラカとして知られる、格子柄(チェック)の厚手の綿生地やシャツ。
もともと1800年代にイギリスやアメリカの船員達からもたらされたと言われている。
このパラカを使ったシャツやジャケット、オーバーオールなどが、1920年代にハワイプランテーション時代に農園で働く人たち、またパニオロ(ハワイアンカウボーイ)たちの間で流行となり愛用されていた。
アロハシャツよりも長い歴史を持つパラカは、丈夫で長持ち、そして乾きが早く、強い日差しが照りつく過酷な環境の下で働く労働者の体を守ってくれたことから、ハワイアンデニムと呼ばれ親しまれた。
ハワイの歴史的そして多種多様な人たちに愛されたことで、「アロハシャツよりもアロハであり、ハワイで最も重要なシャツである」と、ハワイの服飾文化の研究の第一人者で、ハワイアンワークウェアへの造詣の深さは世界一と言われるバーバラ・F・カワカミ(Barbara F. Kawakami)氏が残した言葉だ。
 そんなパラカを現代のライフスタイルに合わせたファッションとして80年代から発信しているブランドが、パラカハワイ(Palaka Hawaii)だ。
パラカ・ハワイをパラカ専門ファッションブランドとして1985年に始めたのが、スパーキー・ドゥー(Sparky Doo)氏。
パラカ・ハワイ以外にも、スポーツウェアブランド、ローカルズ・オンリー(Locals Only)やハワイで初めての女性のためのサーフショップ、リクイッド・アロハ(Liquid Aloha)、そして老舗アロハシャツブランドのパイナップル・ジュース(Pineapple Juice)やハワイアンムーン(Hawaiian Moon)のオーナーでもある。
「パラカチェックの生地を使ったコレクションを発表するハワイブランドはあっても、パラカ専門のブランドは、パラカ・ハワイだけだよ」と語るドゥー氏。
 ドゥー氏の父親も祖父もハワイでアパレルに関わる事業に携わっていたという。
特に、ドゥー氏の祖父が1904年にチャイナタウンでオープンした紳士服店ヤット・ロイ・ドライグッズ&クロージング・コー(Yat Loy Dry Goods & Clothing Co.)は、キングストリート沿いに店を構え、メインのアイテムはテイラースーツだったが、ベストセラーはプランテーショーンで働いていた人たち用のパラカシャツやエプロンだ…

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