ハワイの文化的価値をデザイン化したNick Kucharのワッペンパッチ

ハワイの文化的価値をデザイン化したNick Kucharのワッペンパッチ

ハワイの人気アーティストであるニック・カッチャー(Nick Kuchar)さん。
2020年にはカイルアに直営店をオープンし、コロナ禍でも勢いが止まらないニックさんが、ハワイ語とハワイの文化的バリューをデザインした素敵なワッペンパッチセットをリリース。
売り上げの利益は100%地元の非営利団体へ寄付され、それぞれのデザインテーマによって寄付先が分かれている。
全部で6デザインのセット売りで、ネイティブハワイアンの友人やカルチャーセミナーを通じて学んだハワイアン・バリューにフォーカスしているそうだ。
 Alaka‘iとMālama アラカイ(Alaka‘i)とはリーダシップ・バリューのこと。
天体観測で自己の位置を確かめる航行を行っていたハワイアン祖先の船長は、星を頼りに航海を行い、乗組員たちのリーダーとしての役割を担っていた。
カヌーでの航海においては、夜空に光る南十字星は緯度を知る上で主要な手がかりとなり、ハワイへ向かう上で重要な座標となっていた。
つまり、南十字星は航海者たちにとって希望となっていたのである。
このワッペンには、南十字星とカヌーのデザインがニックさんらしいスタイルで描かれている。
 マラマ(Mālama)とは、大切にする、守るという意味。
ワッペンのデザインには、大地(‘āina)から太陽が昇り新しい1日が始まる様子をキャプチャーされ、希望を表現している。
そのデザイン背景には、ニック氏にとってのマラマ、つまり極力再利用素材を使用して環境に優しい生産を行うという、彼が大切にしているものづくりへの思いも込められているそうだ。
この二つのワッペン売り上げの利益は全て、カイルアにある非営利団体クパ・アイナ(Kupa ʻĀina)へ寄付される。
クパ・アイナは、持続可能な食の生産方法やハワイ文化をベースにした農業実験を行っている。
 AkahaiとPono アカハイ(Akahai)は、思いやり、優しさを意味する。
ハワイ文化アドバイザーであるカイノア・ホーカジョ(Kainoa Horcajo)氏は、アカハイのバリューをワイパヘ・ワレ(Waipahē Wale)と表現する。
これは 「静水のような穏やかさ」というハワイ語の意味となり、優しくて苦労の跡なく温和に生きている人のことを意味するそうだ。
ニックさんは、この言葉がハワイの絶滅危惧種である鳥、アエオ(ae‘o)が、穏やかな水場の近くを…

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