ハワイアンモンクシール母子を守るため、ワイキキのカイマナビーチに立ち入らないよう注意勧告
米国海洋漁業局(The National Marine Fisheries Service)は、ワイキキのカイマナビーチでハワイモンクアザラシ(通称ハワイアンモンクシール)の母子が生息しているため、海水浴客に一時的に立ち入らないよう呼びかけています。
カイマナビーチはダイヤモンドヘッドの麓に広がるカピオラニ公園の近くに位置するビーチです。
ワイキキビーチほど混雑しておらず、コロナ前も時々ハワイアンモンクシールの親子が日光浴に訪れたりしていた静かなビーチです。
2022年7月24日、ハワイアンモンクシール母子の近くで泳いでいた人がアザラシの注意を引き、子アザラシの脅威と感じた母アザラシが泳いでいた人を追いかけ、その結果、泳いでいた人に怪我を負わせる事態が起こりました。
ハワイ州土地・天然資源局(The Department of Land and Natural Resources)は、市民とハワイアンモンクシールの安全を守るため、自然保護・資源執行部門の職員がカイマナビーチに24時間常駐することを発表しました。
また、2頭のハワイアンモンクシールの周囲に50ヤード(約45メートル)の立ち入り禁止区域を設けています。
ハワイ州では、絶滅の危機に瀕した動物やハワイで保護されている他の海洋野生生物と共存するために、彼らの生息域を保護しています。
カイマナビーチ以外でも、ハワイアンモンクシールを見つけたら、陸上でも水中でも少なくとも150フィート(約45メートル)の距離をとって見守ってください。
これは州法および連邦法で保護されている絶滅の危機に瀕した海洋動物を守ることになります。
オアフ島にはカイマナビーチ以外にも多くの美しいビーチが数多くありますので、この時期はハワイアンモンクシールとその子供との接触を避けるため、皆様のご協力をお願いします。