ワイキキのレストランは日本人観光客も多く訪れるので、ときには国内と勘違いしてしまうくらい店内が日本人でいっぱいなことも。そこで今回は日本人観光客が少ないハワイのレストランを紹介しよう。

アイ・ラブ・ナロ／Ai Love Nalo

昔からハワイアンが多く住むオアフ島東部の街、ワイマナロにあるレストラン「アイ・ラブ・ナロ」。生活習慣病の人たちが多いといわれるこの地域の人々の健康を考えてオープンしたビーガン料理のレストランだ。 ハワイ伝統の料理「ラウラウ」も豚肉を使わず野菜のみで調理されており、繊細な地元産野菜の味を楽しめると地元でも話題だ。

フレッシュな地産フルーツを使った人気のスムージーに加え、ハワイの伝統食ポイを使った「ポイフェクトパフェ」はアイスクリームなどが入っておらず、フルーツの甘みを純粋に楽しむデザートとして人気のメニューだ。施設内ではレストランで食事をするだけでなくロミロミ・マッサージを受けることもできるので、体の中と外から元気になれるウェルネス・センターのような店である。食事時は訪れる客の車で駐車場には入れないこともあるので、時間をずらして訪れるのがお勧めだ。

ダゴン／Dagon Burmese Cuisine

ワイキキの山側、モイリイリ地区のサウスキング・ストリート沿いにある「ダゴン」はミャンマー料理の店である。店名のダゴンはミャンマーの首都の古い呼び名で、オーナーのクーン・サイさんが故郷ミャンマーに敬意を表して付けたという。 店で提供される料理はオーナーの祖国の味を大切に再現しており、ハワイに居ながらにして本物のミャンマー料理を味わえる店として多くの客が訪れている。

人気メニューはミャンマーの国民食「ティーリーフサラダ」。これは発酵させたミャンマーの茶葉にトマトや葉野菜、ガーリック、ハラペーニョ、チリペッパーなどのスパイスとひまわりの種やレンズ豆、ピーナッツなどの素材すべてを綺麗に皿に盛り合わせた料理で、混ぜ合わせてレモンを搾って食べる。よりスパイスのきいた「ダゴン・ティーリーフサラダ」もあり、どちらもほかではなかなかみかけないメニューである。肉の種類をチキン、ラム、ビーフから1つ選択できる米の料理「ビリヤニ」など注目のメニューが多くある。これまで食べたことのない料理を食べたくなったら足を運んでみてはいかがだろう。

ダ・スポット　モイリイリ店／Da Spot Moiliili

ダゴンと同じモイリイリ地区サウスキング・ストリート沿いの西側にあるレストラン「ダ・スポット」。エジプト人の旦那さんと日本人の奥さんの作る多国籍料理はファーマーズマーケットに出店していた頃から美味しいと評判だったレストランだ。

人気のプレートランチは、スパイシー・ファイヤー・ガーリック・チキン、ココナッツ・チキンカレー、タイ・ベジタブルカレーなど豊富なメニューのなかから選べ、サラダやライスが付いて＄10前後とリーズナブル。プレートランチだけでなく、新鮮なフルーツを使ったアサイーボウルはたっぷりとしたボリュームで＄6と、こちらもとてもリーズナブルだ。ベースをアップルジュースと豆乳から選べるのも嬉しい。夜には地元のミュージシャンによるライブも開かれる。ローカルな雰囲気の中で美味しい料理やスイーツを手ごろな価格で味わえるおすすめのレストランである。

リリハ・ベーカリー　カリヒ店／Liliha Bakery　Kalihi

ココパフと呼ばれるシュークリームに似たハワイのスイーツで有名な「リリハ・ベーカリー」。チャイナタウンの隣にあるカリヒ地区ノースクアキニ・ストリート沿いにあるベーカリーである。

店では人気のココパフのほか、何種類ものペストリーを販売しているが、店の奥にはカウンター席で食事をとれるダイナーもある。

ダイナーには、軽い食感で甘みの少ない「パンケーキ」や、タマネギやトマトと共にベーコン（またはポーチュギーソーセージ）を炒めた「カントリースタイルオムレツ」、肉汁がジューシーで、特製のグレービーソースがかかった大きな「ハンバーグステーキ」などがラインナップされている。すべてのメニューが1日を通して注文することができるので、朝から晩までローカル達で賑わっている。このカリヒ店は店の雰囲気がノスタルジックで、古き良きハワイを感じられるレストランである。

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リリハ・ベーカリー／Liliha Bakery

https://www.lanilanihawaii.com/gourmet/liliha_bakery.html

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タウン／Town

ワイキキの北東に広がるグルメの街カイムキ。この街で地元の食材を使ったヘルシーな料理を提供しているレストランが「タウン」である。この店は、ワイキキレワーズストリート沿いあるホテル「サーフジャック ホテル＆スイムクラブ」にレストラン「マヒナ＆サンズ」を出店させたエド・ケニー氏が2005年にオープンさせた店だ。

イタリアンパセリを使ったレモネードや肉厚のパテがたっぷりの野菜と一緒にサーブされるハンバーガーは多くの客が注文する人気のメニュー。ランチタイムは比較的すいているが、ディナー時は大勢の客が訪れるので夜に行くなら予約しよう。スタッフが親切なので、ストレスなく食事を楽しめるレストランである。

今回紹介したレストランはどこも日本人を見かけることの少ないレストランだ。そのため日本語を話せるスタッフがいないし、日本語のメニューも置いていないレストランがほとんどである。基本的なレストランでの英会話を予習しておくとよいだろう。