フィット感が最高!サーファーが手がけるメイドインハワイのアパレルブランドVermilli
ホノルル在住のサーファーガールが手がけるアパレルブランド、ヴァーミリ(Vermilli)。
ビーチが大好きな人、ハワイの海に魅せられた人、そしてもちろんサーファーへ向けて発信する着心地の良いジャージー素材が特徴のファッションアイテムたち。
2013年にスタートしたヴァーミリはデザインから、生地カット、縫製の工程をハワイで行う正真正銘メイドインハワイブランドだ。
ファーマーズマーケットやイベントを中心に出店を重ね、ファンをコツコツと増やしていったオーナーデザイナーのニコール・ヴァーミリオン(Nicole Vermillion)さん。
現在はワイキキの近郊で、ロコデザイナー達の工房やオフィスに人気のカイムキ(Kaimuki)エリアに、ヴァーミリのアトリエ兼ショールームを構え、デザイン、カッティングなどの生産工程、そして時々イベントも開催しているそうだ。
ニコールさんは、アメリカ東海岸のニュージャージー州育ち。
子供の頃にテレビで見たサーフィンに憧れて、12歳でサーフィンを始めたバリバリのサーファーだ。
小学校卒業のお祝いに両親から買ってもらった中古の初心者向けサーフボードを使って、夏休みをメインにサーフィンに明け暮れたそうだ。
そして、ハワイ大学への入学をきっかけにオアフ島に単身で移り住み、夏はタウン、冬はノースショアとサーフィンがより身近な存在となった。
ニコールさんがファッションデザイナーを目指したのは、祖母の影響が大きかった。
「祖母は家族の服やカーテンなどを自分で作るほど裁縫が得意で、私にもよくプロジェクトを与えてくれました。
ハワイ大学では油絵を専攻していましたが、絵に行き詰まると息抜きに縫い物をしていましたね」とニコールさん。
大学卒業後、ノースショアのワイランドギャラリーに就職。
オーナーの好意で、販売員をしていたニコールさんの作品もギャラリーに展示してくれたそうだ。
ギャラリーには高額な絵画が多く、仕事着はワンピースやシャツなどきちんとした服装が求められた。
「仕事着はほぼ自分でデザイン、パターンを起こして作っていたのですが、同僚たちから作って欲しいとリクエストをもらうようになりました。
すべてのリクエストに応えることはできませんでしたが、彼女たちのために服を作ったりもしたんですよ」その後カカアコに新しい縫製工場ができ、よりファッションキャリアを築くべく転職を決意したニコールさん。
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