ホノルルマラソン出場を控えた相原勇さん「異文化生活ではスポーツも魂をつなぐ大切なツール」

ホノルルマラソン出場を控えた相原勇さん「異文化生活ではスポーツも魂をつなぐ大切なツール」

「ニューヨークに居る頃は楽しかったけれど、今はもうニューヨークに戻りたいとは思わない。
だって、そこでやりたいことはすべて挑戦したから。
今の日本では、目標のないまま毎日を過ごしたり、仕事につかなかったりする人も多いみたいだけれど、なにか目標を見つけてチャレンジして欲しい。
Just Do it! 」
by You Aihara

今回のゲストはNY生活15年を過ごしたのち、現在はハワイで暮らすタレントの相原 勇さん。
彼女はもうすぐ4度目のホノルルマラソンに出場を控えています。
多忙ながらもマラソンやトライアスロンを新たなライフワークの一部として取り入れながら毎日を過ごす彼女。
ここハワイに来て、たまたま巡り合った色んな人のお陰で、はじめてのトライアスロンに挑戦することに。
一番に彼女の背中を後押ししたのは、元プロトライアスリート、スポーツナビゲーターでもあり、2017年からは東京都議会議員としてオリンピックやスポーツ振興などの公務に勤しむ白戸太朗氏。
彼にナビゲートされ、その仲間とともに練習を重ねた相原さんは昨年、見事ホノルルトライアスロンを完走しています。
今回は、そんな彼女にハワイでの暮らしやスポーツとの関わりなど、色々とお話を伺いました。

「観光で滞在するハワイ」と「暮すハワイ」のギャップ

常夏の国ハワイ。
誰しもが一度は羽を伸ばしに訪れたいと思う南国の楽園。
しかし相原さんにとって、「実際には、なんでもない暮らし」と感じていたという。
いざ住むとなると変わらないハワイの気候と毎日の生活。
だからこそ、そこに真実が見えてくる。

NYからハワイへ移住して

海外生活はもうベテランですね。今の暮らしは如何ですか?

日本はひとつの国でひとつの人種なので、みんな一緒という感覚で生きていけますが、海外は多文化・多人種・多宗教。
日本人にとって慣れるまでの暮らしは大変だけど、海外はみんな違うというのが当たり前で、ごく普通のこと。
それを受け入れることが前提だけど、でもやっぱり交わって関わり合いたいのが人間じゃないですか。
で、私にとってニューヨークではエンタティメントがあって。
ミュージカルも多人種で色んなストーリが生み出されていて、歌や踊りや芝居があって、それを表現していくこと・感じることで同調してみんなと前向きに生きていけたんです。
しかしハワイで暮らし始めて、私は最初「えーーーっ?」と驚きの連続!
なんで私だけリズムが合わないんだろう?なんで?なんで?という思いで一杯だったんです。
目まぐるしいNY生活の中で結婚して離婚して、そしてまた再婚をきっかけに移住してきたので、私なりに色々と覚悟をしてはいたんですが・・・どうもニューヨークとハワイの時間の流れ方は違う。
ここには島時間が流れているみたいで。

わかり易く例えると、ここは沖縄。
どことなく日本でも別の世界といった感覚があり、同じ日本人なのに、ウチナンチュー(沖縄の人)とヤマトンチュー(本土の人)と名称があったりと、やっぱりなにか違いを感じますよね?
沖縄には独自の琉球文化が根付いていて、いまだにその伝統を受け継いでいるウチナンチューが居る。
ハワイもアメリカの50番目の州ではあるのだけれど、沖縄と同様に離島で本土とはやはり少しなにかが違う。
ハワイも昔は王朝文化があり、地元の人にはその伝統が流れていて、暮らしていると時々そこから違いを感じることがあるんです。
観光で訪れたハワイは「好きか嫌いか?」と聞かれたらもちろん、私は好き。
でも実際に暮らした時に感じる温度差というか・・・私はそれを今とってもイイ意味で受け取り、それとイイ意味で向き合って格闘しているんです。
郷に入っては郷に従えって言葉があるじゃないですか?
私はよそから入ってきた者であり、ここには変わらない・変えられないハワイの生活・現実・事実・真実がある。
今、現在はそこに交わるように生きているんです。
だからこそマラソンやトライアスロンに挑戦しているのかもしれません。
というのも、実はマラソンやトライアスロン仲間には同じ魂のようなものを感じるんですよ。
英語はセカンドランゲージであり異文化で生きて交わっていくための必須のツールですが、スポーツも魂がつながる大切なツールだと私は感じています。

テーマはセルフマネージメント

スキューバ、ゴルフにトライアスロンまで、いつも何かに新しいことにチャレンジされていますね。

最初はマラソンやトライアスロンは「体力に自信満々な人だけが挑戦することでしょ?」って固定観念があったんです。
しかし色んな人と交わってお話を聞いて「え?トライアスロンってそういうものなの?」と目から鱗が剥がれ落ちたの。
とくにトライアスロンの第1人者でもある白戸太朗さんやその仲間と出会って色々と教えて貰いました。
トライアスリートは、会社の経営者など多忙に過ごす人こそ、セルフマネージメントをしながらチャレンジしているように思います。
私は社長ではないけれど自分の人生は自分が最高責任者だと思っています。
だからテーマはセルフマネージメント。
トライアスロンもそれができてこそゴールできる。
あとは、みんな高いお金を払ってハワイに来てレースに出場しますが、私はホノルルトライアスロンのバイクコースだって気が向いたらいつでも走れるという恵まれた環境なのに、これでやらないのは勿体ない!Just Do it!

ホノルルマラソンについて

今年で4回目のチャレンジとなるホノルルマラソン。
彼女にとっては日々の生活そのものが練習なのだそうで、外出先ではエレベーターではなく必ず階段を使ったり、NYで資格を得たピラティスや呼吸法なども加えながら毎日を過ごしているのだとか。

マラソン歴はどれくらい?

初フルマラソンは1996年3月のマウイマラソン。
テレビ番組で上岡竜太郎さんが、その大会をサポートしていて、私はその企画で出走したの。
当時の私は25歳で結果は4時間50分と初マラソンにしてはなかなか素質があると褒められましたが、もうマラソンは自分の人生でこれが最初で最後だと思っていました。
それから20年は経過して再度チャレンジしたマラソンは5時間切れませんでした。
しかし毎日の生活の中でトレーニングを積み重ねた結果、去年は30分タイムを縮めることができたの。

今年の意気込みを教えてください。

今年は怪我に見舞われた年で、あまり練習がままならないのでとっても不安なのですが・・・でも、まずは完走を目指ざそうと思います。
これはコンペティションでもないですし。
マラソンは一人のようで、実は一人ではできないお祭りごと。
同じ道を走る同志と魂を分かち合える楽しいイベントです。
この楽しさは生きるエネルギーにもつながるし、とってもおもしろいんですよね。
だから最後は絶対にみんなと笑顔でゴールができたらいいなと思います。

参加者へメッセージをお願いします。

去年は例年になく脱水症状になった人が多かったように思います。
みなさん!こまめな給水を心掛けて。
自分が自分のことを一番に知っているべきなので、体調に不安があれば休む勇気も大事です。
自分の痛みや苦しみは自分しかわからないから。
すべては自分だよ!
あと、ピラティスを学んで、解剖学も勉強した私からのアドバイス。
疲れてくると人はどうしても爪先から足が出ちゃうんです。
でもそれは走るのにはあまり効率的ではなくてね。
とくに登り坂は意識してお尻から足を上げて走ること!
そして自分に「今こそ止まらない!」と呪文を言い聞かせて。
そしたらきっと他のランナーを気持ち良くごぼう抜きできるよ!

相原さんのお話を聞いて

今回のインタビューは2時間にも渡り、熱い思いを語ってくれた相原さん。
ホノルルでマラソンとトライアスロンという、ふたつのイベントをこなすという目標が今の彼女にとってのワークスタイルであり、セルフマネージメントをするためのモチベーションなんだそう。
世界各地を元気に飛び回り、常に与えられた場所で自分の役割を、まるで使命のように真剣に取り組んで生きているように感じました。
そして最後に「タイムは関係ない。それぞれの生活が違うんだから!」と相変わらず元気印のメッセージを頂きました。
走り出せばみんな同じ仲間。
ランナー全員と魂を分かち合える素晴らしいこのイベントは、いよいよ今週末の12月10日(日)開催されます。
中学生の時にミュージカル「ピーターパン」を観て主人公が舞台で空を飛ぶのを観て感動し、ピーターパンを演じたい!と決めて芸能界に入ったという彼女の芸能生活は今年で早32年。
ボーイッシュで元気なアイドルとして日本で活躍してから次の舞台を目指してNYへ飛びたち、そして今はハワイでスポーツも取り入れながらも忙しい毎日を送る今の彼女の様子は、
相原 勇オフィシャルブログ I CAN FLYで見る事ができます。

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Office Astro Writing Part-time Triathlete. Sometime writer, mobile photo editor, and wanderer.
Rinko.S
著者:Rinko.S

Office Astro Writing Blog:Rinko’s Diary
Part Time Triathlete and Full Time Dreamer.
”焦らずゆっくりマイペース” をモットーにトライアスロンを楽しむ水陸両用ライター。
スポーツ×書くことが好きで、主にweb媒体を中心に記事を寄稿してきました。
2015年~自ら企画編集プロダクションを立ち上げ、現在フリーランスとして活動中です。
優しい言葉で誰にでもわかり易く心が伝わる記事を提供するよう心掛けています。
半径100km以内なら、いつでも自転車に乗って取材に駆けつけるバイタリティーを持ち、
ご用命とあらば、山の中を走り、海の中を潜り、世界中を飛んで参ります。
自慢できることは、面白そうなコト・モノを探し出す嗅覚が鋭いこと。