見どころは、ハワイ神話に登場する巨大な滝

マウナ・ケア東麓に広がる州立公園。
熱帯植物が生い茂る園内を15分ほど歩くと、「アカカ・フォールズ（滝）」が姿を現します。
落差134mの滝は、ハワイ島最大の大きさ！
轟音とともに流れる水、激しい水しぶきなど、迫力ある光景を楽しみましょう。
また滝つぼには、よく虹がかかることでも有名です。

アカカ・フォールズにまつわる神話

この滝について、さまざまなハワイ神話が語り継がれています。
一説に、かつてこの辺りの村にアカカという名の若者が住んでいました。
彼は戦士たちの指導者であり、見た目も美しい若者でした。
ある日彼は、妻が留守の間にほかの恋人のもとへ出かけてしまいます。
帰ってきた妻の呼ぶ声を聞き、罪悪感にかられたアカカは崖から身を投げました。
これを知った妻は、崖の上で岩になるまで泣き続け、涙が滝になったといいます。

アカカが人間ではなく神であったとするもの、彼の死が自殺ではなく事故であったとするものなど、この神話には多彩なバリエーションが残されています。
いずれにしても、神話は永く地元の人々に語り継がれており、現在も滝にはフルーツなどの捧げものがされているといいます。

交通

ヒロから19号線を約18㎞北上、「Akaka Falls」の看板を目印にホノムの町へ入り、Akaka Falls Rd.を突き当たりまで。
ヒロ空港から車で約40分。