ハワイでも超レア！？ハワイ島ヒロの町に咲く珍しい色のオヒアレフアを見に行こう！
みなさま、Howzit！
一日・一ハワイのJOECOOLとALOHAnobの手仕事のnobです。
ハワイの固有種であるオヒアの木とそこに咲くレフアの花。
キラウエア火山の周辺に多く自生していて、ペレの花と言われているハワイ島を象徴する花なのですが、「珍しい色のレフアの花がヒロの町に咲いているよ。」と聞いたので探しに行ってきました。
どんなめずらしいレフアの花だったのでしょうか？
オヒアレフアの伝説
神聖なハワイ島の森の中で、特にオヒアレフアはハワイの神さまであるクーやカネの地上での姿と考えられて敬われてきました。
この特別なオヒアレフアには次のような伝説があります。
オヒアという逞しい男性にはレフアという美しい女性の恋人がいたのですが、ペレがオヒアを好きになってしまい美しい女性の姿でオヒアの前に現れて気を引きます。
ところがレフアが大好きなオヒアは見向きもされなかったので、嫉妬に狂ったペレはオヒアとレフアを殺してしまいます。
しかし、後に平静を取り戻したペレは自分の過ちに気づいて、オヒアを木にレフアをそこに咲く花に変えて生前と同じように一緒に暮らせるようにしたのだそうです。
相変わらずのペレさまの無双っぷりですね・・・。
もう一つ、山の中でレフアの花を摘むと、オヒアと引き裂かれたことを悲しんで大雨が降るので、雨の中道に迷っては行けないので決して花を摘んではいけないと言われています。
オヒアレフアが危ない
火山の溶岩大地にも生息する力強い植物なのですが、2010年頃からは新しい菌による感染症で数がどんどん減っている状態が続いているのだそうです。
感染後は急速に枯れていってしまうためにRapid Ohia Death（ROD）と名付けられていて、ハワイ島ではこれまでに数十万本のオヒアレフアが失われていると言われています。
人の活動や移動によってRODが広がるのを防ぐために、ハワイ州の農務省は新しい検疫規則を設けてオヒアレフアとその同属の植物や土を許可なくハワイ島外に持ち出すことを制限しています。
オヒアレフアに限らず、ハワイの自然を守るために旅行者ができることを気にかけておくのも大事なことだと思いますね。
Malama Hawaii 〜Rapid ‘ŌHI‘A death～オヒアレフアを枯死問題から守ろう～
オレンジ色のオヒアレフアの花
オヒアレフアの花といえば真っ赤。
まさにペレの花と呼ぶのに相応しい美しい赤い花です。
黄色い花も比較的よく見かけますね。
私たちがヒロの町に見にいったのはとても珍しいオレンジ色のオヒアレフアの花で、なかなか自生しているものには巡り合わないのだそうです。
場所は、ヒロのダウンタウンの坂を少し登ったところにある「セブンス デイ アドベンティスト教会」の前の道のマカイ側です。
「退役軍人墓地はあっち」っていう緑の看板のあたりです。
さらに珍しい色として、白いオヒアレフアがあると言い伝えられていますが、これは現在公式の確認がありません。
フラの物語や伝承に残っているのだからかつては咲いていたのだろうし、今もどこかでひっそりと残っているのだろうと言われています。
白いオヒアレフアを見たよ！ってお話も聞こえてくるのですが、シロバナネムノキの花を白いオヒアレフアと見間違えているのだそうです。
写真を見ると葉っぱの形が全然違います。
真っ白なレフアの花、見てみたいですね。
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- 著者：JOECOOL & nob
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