ローカルファインアートの宝庫!サンシャイン・アーツ・ハワイ
リニューアルオープンしたアウトリガー・リーフ・ワイキキ・ビーチ・リゾート内に新しくオープンしたサンシャイン・アーツ・ハワイ(Sunshine Arts Hawaii)。
ハワイ在住のアーティストを100名以上サポートするアートギャラリーだ。
実は、アウトリガーリーフ店は3店舗目。
20年以上前に、初めてのサンシャイン・アーツ・ギャラリーがカネオヘにオープン。
そして数年前にワイキキビーチ・マリオット・リゾート&スパ(Waikiki Beach Marriott Resort & Spa)内にギャラリーをオープンさせた。
ファインアーティストをメインに、元々ポートレートアーティストとして有名だが、ハワイでは風景画を多く手がけたデニス・モートン(Dennis Morton)氏、ゴーギャンスタイルの油絵でコレクターも多いティム・グエン(Tim Nguyen)氏、そしてプロサーファーで70年代に2年連続でチャンピオンに輝いたリン・ボイヤー(Lynne Boyer)氏など、美しい作品の数々がずらりと展示されていて圧巻だ。
ギャラリーオーナーは、カリフォルニア出身のジム・フランクリン(Jim Franklin)さん。
数ヶ月前に、たまたま友人に誘われた野外ディナー会で出会ったのがジムさんだった。
「委託販売がメインのギャラリーでは、ギャラリーとアーティストの間で金銭トラブルが起こることがある。
でも僕のビジネスが成り立つのはアーティストが作品を描いて持ってきてくれるからこそだ。
だから、まず売れた絵画の代金をアーティストに支払い、もちろん家賃を払って、従業員に給料を払う。
そして残りがあればそこから僕の給料を払うんだよ」と初対面のディナーの席で、ざっくばらんにも率直なビジネスフィロソフィーを話してくれたのがジムさんだった。
当たり前だけど、これをなかなかできないビジネスパーソンもいて、故にトラブルになったりする。
彼の考え方はビジネスオーナーとしての原点であるとともに、サステナブルで、アロハ精神に則っている。
そんな姿が印象に残り、ギャラリーを訪ねることに。
店内はフレンドリーなスタッフがいて、ギャラリー特有のプレッシャーを感じることもなく、ゆっくりと店内のアートを鑑賞できる環境だ。
サンフランシスコから約2時間、モントレー半島にあるカーメル(Carmel)という芸術の町で90年代に小さなギャラリ…