東西南北オアフの大人気ピルボックスを一気に巡回!穴場のロケーションもご紹介
みなさま、Howzit!
オアフ島の大人気ロケーションの、ピルボックスをご存知でしょうか?
今日は、主要な4つのピルボックスと、穴場的なロケーションを巡ってみましょう。
一日・一ハワイのJOECOOLとALOHAnobの手仕事のnobがお届けいたします。
もくじ
ハワイ観光でよく聞く「ピルボックス」とは?
ピルボックスとは、直訳すると小さな薬入れという意味で、日本語に当てはめると「印籠」になりますね、、、って黄門さま!?
ではなくて、ここで言うピルボックスは、第二次世界大戦中にハワイの島々の要所に鉄筋コンクリートで作られた、銃撃や砲撃に耐えてスリット状の細長い窓から周囲を警戒するための「トーチカ」と呼ばれる防衛陣地のことです。
警戒用の施設ですから当然見晴らしの良い場所に建てられて、今となっては絶景が楽しめるビューポイントとなった訳ですね。
オアフ島の東西南北の要所を守るピルボックスたち
東西南北を守ると聞いて思い出してしまうのが、方位の四神(しじん)ですね。
東の青龍、西の白虎、南の朱雀、北の玄武。
元は中国の神話で、創造の神様を中心にして世界を守るために四方に配された神様だと言われています。
日本では、平安京が都の繁栄を守る四神相応の考え方で作られたことが有名です。
東西南北のピルボックスにそれぞれの方角にあった四神のイラストを誰か描いてくれないかな、なんて思ってみたりします。
「東西南北を守る」というだけで話があらぬ方向に飛んでしまいましたが、ハワイの神話の中にも土地や方位を守る神様がいらっしゃるのでしょうか?
調べてみると面白そうですが、それはまたの機会にしたいと思います。
さて、閑話休題。
東を守る「ラニカイ ピルボックス」
ピルボックスハイキングで一番有名な場所です。
ラニカイの住宅街をゴルフ場を目指して山手に登って行ったところにトレイルの入り口があり、レンタカーはゴルフ場のフェンス沿いに路駐になりますので、カイルアビーチパークの駐車場に駐車してから歩いて向かう方が安心ではあります。
カイヴァリッジトレイルというコースを登っていくのですが、登り出しの傾斜地が一番きついかもしれません。
木々に捕まったり誰かが張ってくれたロープを辿って登っていきます。
ここを過ぎると一気に見晴らしが広がって、双子のモクルアアイランズを一望できるようになります。
ここから30分ほどでピルボックスに到着するのですが、岩場のちょっと滑りやすい尾根を登っていく途中、海からの風が結構きつくて煽られそうになることもあるので注意してくださいね。
2つのピルボックスを訪れることができますので、ぜひ高い方まで登って絶景を楽しんでください。
西を守る「ピンク ピルボックス」
ナナクリとワイアナエの間、プウオフルトレイルにあるのがピンクピルボックスです。
ここも、トレイルの途中にいくつかのピルボックスが並んでいるのですが、その中の一つが乳癌支援のピンクリボン活動の啓蒙のために全体をピンクに塗装されたものだそうです。
カウカマロードという道沿いにいきなり入り口があり、レンタカーはその周辺に路上駐車。
少し離れたところにあるマイリポイントビーチパークの駐車場に駐車して歩いて戻ってくることもできます。
このトレイルコースは、日差しを遮るところがほとんど無いので結構きつかった記憶があります。
3分の1ほど登ったところにある大きな木の根がある辺りが唯一と言っていい日陰になるので長めに休憩すると良いと思います。
素人の足で大体40時間くらいのコースです。
ピンクのピルボックスから少し上がったところが、最高の映え写真ポイントになります。
真っ青な空とさらに深い青の海の色、そこにピンクのピルボックス浮き上がり絶景です。
南を守る「ダイヤモンドヘッドのピルボックス」
ハワイの定番アクティビティのダイヤモンドヘッド登山。
頂上へ出る手前の、長くて暗かった真っ直ぐな階段とその先の螺旋階段がありますよね。
あそこがトーチカへの通路だったのです。
その先の山頂の展望台に上るために出入りしていたスリット状の窓のところがピルボックスです。
あまり意識せずに皆さん通過していたのではないでしょうか。
今では、外回りのコースが作られて楽に登れるようになりましたが、敢えてあの階段にチャレンジするのも良いかもしれませんね。
また、展望台を中心に尾根の左右に1つずつピルボックスが見えますよ。
北を守る「エフカイ ピルボックス」
エフカイビーチを望む頂きにあるピルボックスは、屋根に描かれたピースサインからピースピルボックスとも呼ばれています。
ノースショアのサンセットビーチ小学校の前にある公園の駐車場にトレッキングコースの入り口があります。
最初はなだらかなコースですが、登るにつれて傾斜がきつくなり、ロープやチェーンをつたって急な傾斜を登っていくような場所が何か所かあります。
トレイルの終盤は木々の間を抜けていくなだらかなルートになっていて、40分ほどでピルボックスに到着します。
周りを見ると一番高い場所のように見えて、ここがゴールのように思えますが通過点です。
本命のピルボックスはここからさらに下って行った先にありますので、間違えないようにしましょう。
こちらの方は、周りに木々が少ないので見渡せる範囲も広くてとっても眺めが良いですね。
目の前がサンセットビーチですので、夕方に沈む夕日を見てみたいと思うのですが、帰りが夜道になると思ったらやはり躊躇してしまいます。
東にある絶景の穴場ピルボックストレイルをご紹介
東を守るピルボックスをもう一つご紹介します。
カネオヘピルボックスと呼ばれる穴場、プウマエリエリトレイルです。
入り口はカヘキリハイウェイ沿いの藪の間で車をとめる場所はないので、近くにあるコオラウセンターというショッピングモールの駐車場へ。
今までご紹介したピルボックスに比べて、ここは登る距離が一番長くて1時間くらいはかかると思います。
また、木の枝が張り出していたり根が露出していたりで、結構屈伸運動を強いられます。
登っていくとプウマエリエリトレイルの看板が現れて、すぐに地面に穴が開いた入り口が現れますが、これは1つ目のピルボックスで藪の中なので景色は見られません。
さらに進んでいくと、2つ目のピルボックスの屋根の上に出られて視界が一気に開きます。
この景色は圧巻ですよ!
カネオヘ湾のサンドバーが眼前に広がる、なかなか他ではお目にかかれない絶景に出会えますので、非常におすすめです。
プウマエリエリトレイルはこちらからチェック(180度カメラをパンした動画もあります)
他にもある!超穴場のピルボックス
もうすでにお腹いっぱい感のあるピルボックストレイルのご紹介ですが、他にも穴場のピルボックスがオアフ島にはあるようです。
オアフ島の最果て、ハワイアンの魂が空に帰る場所であるカエナポイント。
ヨコハマベイ側からアクセスして、野犬などが入らないように作られた鳥獣保護区のフェンスの手前の山の上にピルボックスがあるのだそうです。
もう一つは、ノースショアのタートルベイリゾートの近くのビーチです。
山ではなくビーチにあるピルボックスというのも面白いですね。
カメハメハハイウェイからこのビーチに至るまでのルート上にある、バニアンツリーが連なったアーチが素晴らしい景色なのだとか。
どちらもまだ未体験なので、次回ぜひチャレンジしてみたいです。
ピルボックストレイルでの注意点
レンタカーがなければ行けないような場所が多く、バスでは本数が少なかったり、タクシーにしてもUberにしても中々来てくれなさそうだったりしますので、オーダーメイドのチャーターツアーを利用するなど、安全なアクセスについては熟考してください。
木の枝や草に擦れて知らぬ間に傷ができていることがありますので、どの場所でもしっかりした靴と長袖のシャツやパーカー、長パンツが好ましいです。
とっても暑いし日光もきついので、大きめのタオルと着替えのシャツ、帽子はあった方がいいですし、できればペットボトルは2本くらい持っていた方が良いと思います。
そして、雨がしっかりと降った後は地面の状態をよく確かめてください。
せっかく来たから登っちゃおう!と、ぬかるみに足をとられて転倒したり、最悪滑落なんてことは避けたいですよね。
どんなに素晴らしい絶景が待っていようとも、安全には変えられませんので注意してください。
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