日本の名門ホテルベーカリーの伝統と技を受け継ぐ

1937年、日本の高原リゾートホテルの草分けとして、新潟県妙高市に誕生した「赤倉観光ホテル」。お客様に提供するすべてのパンとケーキを手作りするホテルベーカリーのノウハウとホスピタリティを生かした「ベーカリー&テーブル」は、箱根や伊豆にも店舗があり、自慢のパンと料理をリゾート感たっぷりの空間で提供している。2016年にオープンしたホノルル店は1階がベーカリー&カフェ、2階がダイニングで、両フロアともにガラス張りの開放的な造り。1階では焼きたてパンとスープやサラダ、ドリンクなど、2階ではフレンチとイタリアンを中心としたバラエティ豊かなメニューを揃え、17～20時のハッピーアワータイムには、ビールやワインにぴったりの枝豆（$4）やイカフライ（4ピース$5.5）などの各種タパス料理も用意される。

天然酵母を使ったこだわりのパンはロコにも大好評

1階にずらりと並ぶパンは、日本で修業した職人が店内の工房でひとつひとつ手作りしたこだわりの品ばかり。移民による多国籍な食文化が息づくハワイでは、アメリカやフランスなどさまざまな国のパンが味わえるが、日本の名門ホテルにルーツをもつベーカリー&テーブルのパンは食通のロコたちにも大好評だ。天然酵母で小麦の旨みを引き出し、惣菜パンなども冷凍ものは一切使わず丁寧に作っている。あんパン、クリームパン、メロンパンといった日本でおなじみのパンをはじめ、濃厚なカレーと一緒に半分にカットしたゆで玉子が中にゴロンと入ったカレーパンや、四角いキューブ型のパンに小さくカットされた根菜類のレンコンやニンジン、ゴボウがぎっしり詰まった「ハコネ」など、ここでしか味わえないオリジナルのパンも絶品揃い。

モーニング、ランチ、ディナーと終日魅力がいっぱい

1階のベーカリー&カフェでは8時～10時30分までモーニングセットも提供しており、湯種を使った角食パンのトーストとゆで卵、サラダのセット（$5）や、クロワッサンサンドセット（$6）など4種類から選べる。2階のダイニングでは、注文を受けてから焼くランチ限定の「フラットブレッドピザ（マルガリータ）」（$13）がイチオシだ。ベーカリーならではの自家製生地の旨みが際立ち、カリカリもちもちとしたクリスピーな食感にハマる人が続出。パンの中にビーフシチューを詰め込んだ「ブレッドボール」や、新鮮な魚介がたっぷりの「シーフードクリームパスタ」も人気がある。ディナータイムにはサラダバーやコーヒーが付いたコースも$23.99から3種類揃い、すべてのコースでメインディッシュと一緒に日替わりパンが味わえるのがうれしい。