マウイ島の玄関口カフルイ空港、その西側にある大きな街がカフルイだ。今回は大きなショッピングモールや古くからこの街で営業する名店も多いこの街のおすすめスポットを4つ紹介しよう。

クリスピークリームドーナッツ／Krispy Kreme Doughnuts

世界中にチェーン店を展開している「クリスピークリームドーナッツ」。日本では地方都市にも店舗があるドーナッツ専門店だ。アメリカで生まれたこのドーナッツ店は、創業者のヴァーノンとその叔父が、ケンタッキー州のドーナッツ店と、ニューヨーク州のビジネスマンから受け継いだレシピを買収したことから始まった。

最初はスーパーなどに卸していたが、個人客にも販売するようになると人気となり、現在アメリカではフランチャイズ店も合わせて約230店ほどが営業している。ハワイ州では一番観光客が訪れ人口も多いオアフ島ではなく、マウイ島のカフルイ空港から車で10分ほどの場所に1店舗あるだけだ。そのためマウイ島を訪れたローカルは自分の島へ戻る時にお土産として大量に買い求めることも多い。

クリスピークリームドーナッツといえば、ガラスで仕切られた工場でドーナッツを作っているところを店舗から見ることができるのも特徴で、マウイ島の店でも毎日多くのドーナッツが作られているのを見ることができる。イートインスペースも日本の店舗とは違いポップな雰囲気なので、ネイバーハワイをたっぷりと楽しめるだろう。

 ハワイの最新情報をお届け！LaniLani 

クリスピー・クリーム／Krispy Kreme Doughnuts

https://www.lanilanihawaii.com/gourmet/sweets/krispy-kreme-doughnuts.html

日本にも数年前に上陸し、人気を博しているドーナツ・ショップのハワイ1号店。溶かした砂糖をかけたシンプルな味わいがやみつきになるオリジナル・グレイズドにはじまり常時20種類以上のドーナツを楽しむことができる。店内にガラス張りの工場があるため製造工程を見...

タサカ・グリグリアイス／Tasaka Guri Guri Shop

ハワイといえばシェイブアイスを思い浮かべる人が多いだろうが、「タサカ・グリグリアイス」で食べられるのは、シェイブアイスでもなく、普通のアイスクリームでもない。ここは日本から移民として渡ったジュンキチ・田坂さんが1920年に開業した店で、販売されているグリグリアイスも田坂家に伝わる秘伝のレシピで作られている。

フレーバーはストロベリーとパイナップルの2つのみで、価格も2スク—プ＄1.2とシェイブアイスと比べてリーズナブルだ。ひとくち食べてみると、乳脂肪が多くとても甘いハワイのアイスクリームとは違い、ほどよい甘さで後味もさっぱりとしている。食感はシャーベットとアイスの中間のような舌触りだ。

この「グリグリ」というユーモラスな名前は「Good Day ! Good Day !」が、ハワイ独自の英語といわれるピジン英語によって変化したもの。空港からも簡単にアクセスできるマウイモールのこの店で、美味しいグリグリアイスを食べれば、Good Day !になることは間違いないだろう。

クイーンカアフマヌセンター・ファーマーズマーケット／Queen Kaahumanu Center Farmers Market

カフルイ空港から車で15分ほど走ると到着する、マウイ島で最大のショッピングセンターが「クイーンカアフマヌセンター」だ。センター内には100件以上のショップやレストランが営業しており、地元のショップやサーフィングッズを取り扱う店が多いのもこのショッピングセンターの特徴だ。

6つの映画館があるシネマコンプレックスとして、多くのロコが映画を楽しもうと訪れる商業施設である。毎年3月にはこのショッピングセンターの名前にもなっている、初代ハワイ王国国王カメハメハの妃「クイーンカアフマヌ」を祝う「クイーンカアフマヌ・フェスティバル」も開催される。ショッピングセンター中央広場では毎週金曜日の8:00から16:00まで、ファーマーズマーケットが開かれている。

マウイの特産品であるマウイオニオンやイチゴをはじめ、様々な種類の新鮮な野菜やフルーツが販売されるが、オアフ島などのファーマーズマーケットとは異なり飲食物の販売は少なく、地元野菜の直売所といった佇まいで、ローカルの憩いの場ともなっているようだ。

マウイスペシャリティーチョコレート／Maui Specialty Chocolate

アメリカ合衆国で唯一カカオが栽培されている州のハワイ。そのため島を問わずハワイにはチョコレート専門店が多く、「マウイスペシャリティーチョコレート」もそんなハワイのチョコレートメーカーだ。店はカパフルの中心にあるが少し解りにくい場所。ハナハイウェイからイースト・ワケア・アベニューに入り、信号のある交差点を通り抜け、次のT字路を過ぎたすぐ左側のモールにある。

入り口には赤いテントの軒に、白で「Maui Speciality Chocolate」と書いてあるのが目印だ。入り口を入るとローカル感あふれる気取りの無い店内には、様々なチョコレートが並んでいる。この店で作られたチョコレートの中には、マウイ島をかたどったチョコやイルカを形取ったチョコもありばらまき土産にもぴったりだ。

この店で有名な商品はもう一つ。「Mochi」と呼ばれるそのスイーツは大福のようなお菓子で、なかに入る餡はピーナッツバター＆ミルクチョコレート、ダークチョコトリュフ、アズキと、3つの味が揃っている。2～3日しか日持ちがしないのでお土産には向かないが、マウイ島を訪れたなら是非味わいたいスイーツのひとつといえるだろう。

マウイ島をパックツアーで訪れる旅行者の中には、この街に立ち寄らずラハイナやカアナパリへと向かうツーリストも多いのではないだろうか。せっかくマウイ島を訪れたのなら、マウイ島最大の街カフルイに是非立ち寄ってみてはいかがだろう。