ハワイには、驚くほどの素晴らしいコスメ製作者がいる。
ハワイアンコスメの大きな特徴のひとつは「香り」なのだが、コスメライターとして取材を続けてきたなかで、ハワイの香りをコスメに変える天才たちに出会うことができた。
ココナッツ、パイナップル、リリコイ、プルメリア、ピカケ・・・。
ハワイのフルーツや植物たちの香りは、ハワイの大地の恵みである。
　そんな香りを、まさに花そのもののように、忠実にコスメに再現できる天才もいれば、その香りと成分を組み合わせ、ソープに変えてしまえる天才もいる。
今回ご紹介するラニカイ・バス・アンド・ボディのオーナーであり、コスメ製作者であるブルック・グラマンさんは、徹底してハワイの素材にこだわりながら、オリジナルのハワイの香りを作り上げる天才だと思う。
マンゴーココナッツ、オーキッドバニラ、ホワイトジンジャーなどなど・・・。
彼女が生み出した香りは、ボディローションだけでも15種類。
どれも南国ハワイをたっぷりと感じさせてくれる香りである。
　「ビーチ（Beach）」と名付けられた香りがある。
果たして「ビーチ」の香りとは？天才ブルックさんの手にかかれば・・・。
　アロエベラやクレソン、そしてパパイヤなどの自然素材を組み合わせ、誰もが「わかるなぁ、これがハワイのビーチの香りだなぁ。
」なんて納得してしまう、そんな香りを作り上げてしまうのだ。
軽く爽やかで、ほんのり甘い香り。
砂浜の上を散歩している時にふと感じる、そんな南の島の香り・・・。
「ビーチ」のボディローションを手に取れば、その場はたちまち、どこまでも続くブルーオーシャン！波のきらめきまで見えてくるような気がするのだから、まさにブルックマジックなのである。
　「私のインスピレーションはやはりハワイなの。
ラニカイの美しい海。
そしてハワイの自然素材を使い、徹底して肌に良いものを作ろうとすること。
ハワイの海の環境を守るためにもナチュラルな成分を使用し、手作りすること。
そうすることで、私の香りが生み出されるのかもしれないわ。
」取材のためラニカイのお店を訪ねた私に、ブルックさんは目を細めながらそう話してくれた。
ハワイにこだわり、肌に良いものを手作りすることが、美しい海を守ることにも繋がる。
そんなブルックさんのマラマ（思いやりの心）にあふれたハートがラニカイ・バス・アンド・ボディの香りになり、コスメとなっている。
　コロナ禍だからこそ…