スモールビジネスが多く集まるロコの街、カイムキ（Kaimuki）。
最近はおしゃれなレストランやブティックなどが軒を連ねるようになり、ローカルにも観光客にも人気のエリアとなっているが、ここに１０年以上前から存在している人気のギフトショップがある。
その名もシュガーケーン（Sugarcane）。
カイムキタウンの大規模な屋外有料駐車場の中に入り口があり、ちょっとわかりづらい隠れ家的な存在ではあるものの、この駐車場を利用する多くのローカルや観光客に愛されるショップとなっている。
カイムキには沢山のレストランやカフェ、ショップが点在していて、物価の高いハワイにしてはとても良心的な料金で駐車できるこの駐車場は、 多くの人々に常に利用されているのだ。
　オーナーは、ジル（Jill）さんとケネディー(Kennedy)さん親子。
2011年に同じ店舗名でビンテージアイテムを扱っていた旧オーナーがハワイを離れることになり、当時客として来ていたジルさんに店を任せたいと白羽の矢が立ったのが今のシュガーケーンのスタート地点だった。
インテリアデザイナーであったジルさんのセンスで、ビンテージショップはキュートなギフトショップへと生まれ変わった。
今でも、ビンテージアイテムのディーラーが商品を持って定期的に店を訪れ、店内には懐かしいコカコーラのカップや、陶器など旧オーナーのコンセプトも一部引き継いでいる。
現在は、主に娘のケネディーさんがお店を切り盛りしていて、お店に入ると相変わらず可愛いアイテムがいっぱい！　「お店のコンセプトを一言で表現するのは本当に難しい！一つ言えるのは、ママがオーナーの時からローカルをサポートすることを心がけるようにしています。
ローカルブランドはもちろんの事、ローカルが著者の本や、ビンテージアイテムもローカルのディーラーから買い付けています。
今となってはこの街にも多くのショップがあって、ローカルだけではなく観光客も集まるようになったけれど、ママがオーナーになった当初はおしゃれ系といえばコーヒートークくらいしかなくて、二回ほど場所を引っ越そうと思ったこともありました。
でも、駐車場の中という特殊なロケーションで、徐々にお客様にこの場所を認してもらえるようになり、ここに居続けようと決意したんです」とケネディーさん。
パンデミック中は数ヶ月間クローズさせた時期もあったが、今は通常営業し、ホリデー…