カピオラニ公園/Kapiolani Park
ワイキキビーチの東に広がるハワイ一大きな公園
ワイキキビーチからカラカウア通りを海沿いに進み約15分という、散歩がてら足を運ぶには最高の立地のカピオラニ公園。ダイヤモンドヘッドの裾野に広がる、公園としてはハワイ最大の200万㎡以上の敷地は、日本の皇居(約115万㎡)のおよそ2倍。ハワイ王朝時代、王族が乗馬を楽しんだという由緒ある土地だ。
ハワイ王朝最後の君主カラカウア王から寄贈され、ハワイ王族と結婚した当時の副大統領によって1877年にハワイ初の公共公園として生まれ変わり、カラカウア王の愛妻カピオラニ王妃の名が冠せられた。園内にはカピオラニ王妃の銅像が立つほか、公園横のカパフル通りにある「クイーン・カピオラニ・ホテル」にはカラカウア王やカピオラニ王妃の肖像画が飾られており、公園のルーツにつながるかつての王族の姿を垣間見るができる。
読書や昼寝、ヨガやピクニックなど過ごし方はいろいろ
雄大なダイヤモンドヘッドの眺めが満喫できる園内は、傘のように大きく枝を広げたモンキーポッドや背の高いバニヤンツリーが気持ちよさそうな木陰を作り、市民の憩いの場として親しまれている。ジョギングの定番コースでもあり、毎年12月に開催されるホノルルマラソンのゴール地点としても有名だ。優雅に読書や昼寝を楽しんだり、何もしないでのんびりしたり、ここでの過ごし方は思いのまま。
ホノルル周辺のヨガスタジオでは、カピオラニ公園で朝のヨガレッスンを行うところも多く、観光客でも気軽に参加できる場合がほとんどなので、早朝のさわやかな空気の中でヨガもおすすめ。周辺の飲食店からプレートランチをテイクアウトして、青空の下でのピクニックもローカルの定番だ。
フリーマーケットやライブなどイベントも盛りだくさん
野外音楽堂やテニスコートなども備えるカピオラニ公園は、フリーマーケットやさまざまなイベントが開催される週末も魅力。特に王族にちなんで例年開かれる大規模なフェスティバルや、ハワイの伝統文化にふれられるフラやハワイアンミュージックのライブなどはエンターテインメントの要素が強く、展示即売やフードブースも充実し、観光客・地元住民を問わず人気だ。
月に一度の週末に開催される「ワイキキ・アートフェスト」では、カピオラニ公園の芝生の上にメイド・イン・ハワイの美しい芸術品をはじめ、手作りのジュエリーや木工品、手染めのTシャツや小物、クラフトなどが多数並び、掘り出し物が見つかると評判。また、隣接するホノルル動物園をのぞいてみるのも楽しい。
カピオラニ公園/Kapiolani Park
- 住所:
- Kapiolani Park, Honolulu
- 営業時間:
- 常時開放
- 定休日:
- 無休