一生に一度は宿泊したいワイキキの老舗ホテル
皆さんはいつもどのような基準でホテルを選んでいますか。最新の設備が整ったホテルはもちろん快適ですが、長い歴史を持つホテルも、そこだけが持つ魅力があるのも事実です。今回は一生に一度は泊まってみたいワイキキの老舗ホテルをご紹介します。
もくじ
モアナ・サーフライダー・ウェスティンリゾート／Moana Surfrider, A Westin Resort
ハワイがアメリカの準州になった翌年の1901年に創業したハワイの老舗ラグジュアリーホテル「モアナ・サーフライダー」。
その優雅な雰囲気から「ワイキキの貴婦人（The First Lady of Waikiki）」と称され、ハワイを訪れる多くのツーリストを魅了してやまないホテルです。
ワイキキ初の大型ホテルとして建設されたこのホテルは「モアナホテル」として開業。
両側に宿泊棟をふやしつつ「シェラトン・モアナ・ホテル」、「シェラトン・モアナ・サーフライダー」と名前を変え「モアナ・サーフライダー・ウェスティンリゾート」として開業120年目を迎えようとしています。
「ヒストリック・バニヤン・ウィング」を中心に「ダイヤモンドウイング」、「タワーウイング」の3棟で構成される建物内には790室を超える客室を有しています。
お部屋の種類もワイキキビーチを正面に見たければダイヤモンドウイングのオーシャンフロントを、高層階からハワイの美しい景色を眺めたければタワーウイングなど、お好みに応じて自由に選べます。
腕利きのシェフが作るお料理が味わえる「ベランダ」は、大きなバニアンツリーが立つ中庭にあるレストラン。爽やかな海風が通るオープンエアの座席で、ワイキキビーチを眺めながら優雅に食事を楽しめます。
ヒストリック・バニヤン・ウィングの2階にある様々な展示品が陳列されているヒストリカル・ルームは長い歴史を持つホテルならでは。毎週3回ホテルスタッフによるヒストリカルツアーも開催されています。
モアナ・サーフライダー・ウェスティンリゾート／Moana Surfrider, A Westin Resort
- 住所：
- 2365 Kalakaua Avenue, Honolulu
- 電話番号：
- 808-922-3111
- チェックイン：
- 15:00～
- チェックアウト:
- ～11:00
ハレクラニ／Halekulani
「ハレクラニ」の歴史は1883年にロバート・ルワーズ伯爵が木造2階建のビーチハウスを建てた事に始まります。伯爵はこのビーチハウスの一部を地元の漁師達に開放していました。
心のこもったおもてなしを受けた彼らが、このビーチハウスをハワイ語で天国にふさわしい場所という意味の「ハレクラニ」と呼ぶようになったことが名前の由来です。
ホテルとしてスタートしたのは1907年のことで、当時は「ハウ・ツリー」というホテル名でした。その後1917年にキンベル夫妻がホテルを買収したことを機に「ハレクラニ」の名前が復活し現在に至ります。
ホテルはハレクラニのシンボルである大輪のらんが描かれたオーキッドプールを囲むように立つコの字型に配された建物と、その西側にそびえ立つエヴァタワーの5棟からなっています。
ワイキキの中心にありながら街の喧騒が届きにくく、450を超える客室内でゆったりと過ごせます。
館内には「オーキッズ」、「ラ・メール」など3つのレストランがありますが、なかでもよく知られているのは「ハウス・ウィズアウト・ア・キー」。このレストランは1925年に書かれた小説「チャーリー・チャン」にも登場します。
毎晩ハワイアンミュージックに乗せた優雅なフラショーが繰り広げられ、大勢の人が足を運ぶ人気スポットになっています。
ハレクラニ／Halekulani
- 住所：
- 2199 Kalia Rd, Honolulu,
- 電話番号：
- 808-93-2311
- チェックイン：
- 15:00～
- チェックアウト:
- ～12:00
ロイヤル・ハワイアン・ホテル／The Royal Hawaiian A Luxury Collection Resort
サンフランシスコとホノルルを結んでいたマトソン社の豪華客船マロロ号。その就航をきっかけに、1927年に乗船客用の宿泊施設として建設されたのが、太平洋のピンクパレスの異名を持つ「ロイヤル・ハワイアン・ホテル」です。
外観がピンク色になったのは、マトソン社長の親友サラ・ワイルダー夫妻がポルトガル旅行で見かけたピンクの家が気に入り自分たちの別荘をピンク色に塗り替えたことがそのきっかけ。
これを見たマトソンの娘、ラリーン夫妻もこのピンク色に魅せられ、ホテルを同色のピンク色にしたと伝えられています。
長い船旅で海を見飽きた宿泊客達のため中庭を囲むように配した客室は全客室の半数を占め、海を眺められる部屋は、客船の従業員の宿泊施設として利用されていました。
このためオーシャンビューの客室を増やす目的で、2010年、本館隣にマイラニタワーが建設されました。
ホテル内のレストランはピンクのパラソルの下で朝食ビュッフェとランチが楽しめるビーチサイドの「サーフラナイ」や、優雅なディナータイムを過ごせる「アズーア・レストラン」、夕日を眺めながらトロピカルカクテルの代表「マイタイ」を楽しめるオーシャンフロントの「マイタイバー」。さらにハワイ伝統の宴（ルアウ）「アハ・アイナ」が週２回開催されています。
ロイヤル・ハワイアン・ホテル／The Royal Hawaiian A Luxury Collection Resort
- 住所：
- 2259 Kalakaua Ave., Honolulu
- 電話番号：
- 808-923-7311
- チェックイン：
- 15:00～
- チェックアウト:
- ～12:00
アウトリガー・ワイキキビーチ／Outrigger Waikiki Beach Resort
1947年にハワイで創業し、70年を超える歴史を持つアウトリガー・ホテルズ＆リゾーツ。
世界８カ国に展開し、ワイキキだけでも「アウトリガー・リーフ・ワイキキビーチ・リゾート」、「ワイキキ・ビーチコマー by アウトリガー」など、数々のホテルを展開しています。
なかでもワイキキ真ん中のビーチフロントに位置する「アウトリガー・ワイキキビーチ・リゾート」はカラカウアアベニューにも面している最高のロケーションを誇るホテル。2階にあるロビーは人の出入りも少なく、落ち着いてチェックインの手続きができます。
アウトリガー・リーフ・ワイキキビーチ・リゾートとともに、ウクレレレッスンなどハワイ文化を無料で体験できる宿泊者限定ゲストプログラムも豊富です。
なかでも既婚者が愛を再び誓い合うセレモニー「バウリニューアル」は非常に人気のあるプログラムです。
2018年にはスイートとクラブルームに滞在の方だけが利用できる「ボエジャー47クラブラウンジ」もオープン。特別なハワイ旅行におすすめしたいホテルです。
アウトリガー・ワイキキビーチ／Outrigger Waikiki Beach Resort
- 住所：
- 2335 Kalakaua Ave, Honolulu
- 電話番号：
- 808-923-0711
- チェックイン：
- 15:00～
- チェックアウト:
- ～11:00
今回紹介したホテルはいずれも70年を超える長い歴史を持つホテルばかりで、いずれも独特の雰囲気を持っています。ワイキキの老舗ホテルに宿泊し、優雅なハワイ滞在を体験してみてはいかがでしょう。
