ラハイナ牢獄跡/Hale Paahao
酔っ払いが多くいた町外れの牢獄
ラハイナ中心部から離れたプリズン通りにある、ラハイナが捕鯨で栄えた1850年代に使われていた小さな牢獄の跡。ハワイ語で「監禁の家」を意味する「ハレ・パアハオ」とも呼ばれる。
囚人の多くは飲んで暴れた海の荒くれ者たちであった。そのほか船から脱走した人、馬の乗り方が悪かった人、さらには安息日に働いた人なども投獄の理由になったとか。そのあたりからも産業や宗教など、当時のハワイの状況をうかがい知ることができる。
囚人たちが自ら建てたという獄舎は、壊された砦から取ったサンゴ石で基礎を作った木造の建物。囚人たちは足かせや鎖などで拘束されながら建造作業に携わったため、「鉄で縛られた家」とも呼ばれていた。石塀とともに、現在も当時のままの姿を残している。
中は廊下の両側に並ぶ独房の中の様子が見られるほか、収監されていた人物などの資料も展示されている。建物周辺の広々とした庭も、緑があふれ美しい。
交通/バニヤン・ツリーから徒歩3分
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