フォトジェニック! 癒やしと絶景が楽しめるオアフの植物園

フォトジェニック! 癒やしと絶景が楽しめるオアフの植物園

ハワイには白いビーチやコバルトブルーの海などインスタ映えするスポットが数多くあります。その中から今回は、色彩豊かな自然の風景がフォトジェニックなオアフ島の植物園を紹介します。

フォスター植物園/Foster Botanical Garden

ワイキキからも近いホノルルのダウンタウンにある「フォスター植物園」はハワイで最も古い植物園です。カメハメハ3世の妻であるカラマ王妃が所有する植物園の一部を、医師でもあり植物学者でもあったドイツ人に貸したのがこの植物園の始まりだと伝えられています。

その後この土地はアメリカ人の船長トーマス・フォスターとその妻マリーの夫婦の手に渡った後、ホノルル市に寄贈され、初代園長にハワイ大学のハロルド・ライアン教授を迎えて一般に公開されました。

教授は世界から1万種類もの植物を輸入して園を充実させ、ホノルルで最も規模の大きな植物園として知られるようになりました。

植物園の入り口近くにマリー・フォスターによって植えられた樹齢100年以上の菩提樹も見所のひとつ。そのほかにもハワイに初めて持ち込まれたというプルメリアが展示されている「ライアン教授の洋ラン園」や、葉が扇形をした樹齢100年を超えるハワイ固有種のヤシが展示されている「椰子のガーデン」など、数多くの珍しい植物を観察できます。

植物以外にもマリー・フォスターが仏教徒だったことから、この「フォスター植物園」の園内には大仏のレプリカをはじめとして仏教を色濃く感じるさまざまなモニュメントが展示されていてなんともフォトジェニック。たくさんの花や木々の中でのんびりできる植物園です。

フォスター植物園/Foster Botanical Garden アクセス+店舗情報

フォスター植物園/Foster Botanical Garden

住所:
180 North Vineyard Bld., Honolulu
電話番号:
808-522-7060
営業時間:
9:00~16:00
定休日:
無休
URL:
https://www.honolulu.gov/cms-dpr-menu/site-dpr-sitearticles/568-foster-botanical-garden.html

ホオマルヒア植物園/Hoʻomaluhia Botanical Garden

オアフ島の東側カネオヘに位置し、この島にある植物園の中で最も新しい植物園が「ホオマルヒア植物園」です。

カネオヘはコオラウ山脈の北側にあることから、貿易風の影響で雨が多く降り水害の多い場所でした。この水害から地域の人々を守るためコオラウの北側山麓にダムを建設。そしてダム建設にあわせて造成されたのが、ハワイ語で「平和と静けさの場所をなす」という名を持つこの植物園でした。

コオラウ山脈を背景にした植物園内の風景はとても美しく、インスタグラムなどで目にすることも多い場所。1.6平方キロメートルと広大な敷地の中にはハワイの植物を展示したコーナーのほかに、ポリネシアやメラネシアをはじめ、アフリカ、マレーシア、フィリピン、スリランカなど世界中のさまざまな地域の植物を数多く観察することができます。

また、ビジターセンターでチェックインして釣り竿を借りれば、園内にある池でキャッチアンドのリリースの釣りが楽しめます。家族でキャンプをしたり、絵画に親しむ催しが開催されたりしています。

とても広い植物園ですので、最初にビジターセンターで公園の地図をもらってから園内を散策することをおすすめします。

ホオマルヒア植物園/Hoʻomaluhia Botanical Garden アクセス+店舗情報

ホオマルヒア植物園/Hoʻomaluhia Botanical Garden

住所:
45-680 Luluku Rd, Kaneohe
電話番号:
808-233-7323
営業時間:
9:00~16:00
定休日:
無休
URL:
http://www.honolulubotanicalgardens.com/WVZYd/

ココ・クレーター植物園/Koko Crater Botanical Garden

ココ・クレーターといえば真っ直ぐに伸びるレールウェイを登るトレッキングコースが有名ですが、そのココ・クレーターの中にあるのが「ココ・クレーター植物園」です。

この植物園は、ココ・クレーターを開発の手から守るために1958年に造園がスタート。クレーター特有の暑く乾燥した気候にあう植物が集められてオープンしましたが、60年以上経った現在も造成が続けられている植物園です。

特に写真映えする美しいプルメリアが人気の植物園として知られています。5月から9月ごろまではプルメリアが満開となり、フォトジェニックな写真をたくさん撮影できると評判です。

また乾燥した気候をいかして植樹されたサボテンもユニークな形のものが数多くあり、プルメリアに次いで人気のエリアとなっています。非常に不思議な雰囲気を持つこの植物園はなんと入場料が無料!

クレーターの中にあることからロコ達の間では「大地のマナを感じ取ることのできるパワースポット」としても知られていますよ。まだ行かれたことがない人は、ぜひ訪れてみてくださいね。

ココ・クレーター植物園/Koko Crater Botanical Garden アクセス+店舗情報

ココ・クレーター植物園/Koko Crater Botanical Garden

住所:
7491 Kokonani Street, Honolulu
電話番号:
808-522-7060
営業時間:
日の出から日の入りまで
定休日:
無休
URL:
https://www.honolulu.gov/cms-dpr-menu/site-dpr-sitearticles/572-koko-crater-botanical-garden.html

ハロルド・L・ライアン樹木園/Harold L. Lyon Arboretum

ワイキキから手軽に訪れることのできる緑豊かな観光スポット「マノアの滝」。その滝へと続くトレイル隣りの入り口から入る植物園が「ハロルド・L・ライアン樹木園」です。

この樹木園はハワイ大学マノア校の研究施設を一般公開している植物園です。最初はミネソタ出身のアメリカ人ライアン博士によって創設された、植物を研究するための実習林でした。ライアン博士が亡くなるとハワイ大学の管理となり、1972年から一般に公開されるようになりました。

標高140メートルの雨が多いマノア地区にある園内には、世界各地の亜熱帯植物が5000以上生息しています。ここでは、コアやオヒア・レフア、ハイビスカスなどハワイ原産の植物やハワイの文化に欠かせない植物たちも数多く見ることができます。広さ1平方kmの園内には全長11キロほどのトレイルコースもあってハイキングも楽しめます。ビジターセンターには売店もあり、植物に関する書籍などが販売されています。入場にはビジターセンターでの登録が必要で、登録時に園内の地図が配布されています。入場料は無料ですが、1$5の「寄付金」が求められています。

ハワイの自然を五感で感じることのできるハロルド・L・ライアン植物園、運が良ければ樹木園にかかるハワイアン・レインボウが見られることもある、自然が美しい撮影スポットです。

ハロルド・L・ライアン樹木園/Harold L. Lyon Arboretum アクセス+店舗情報

ハロルド・L・ライアン樹木園/Harold L. Lyon Arboretum

住所:
3860 Mānoa Road Honolulu
電話番号:
808-988-0456
営業時間:
8:00~16:00、土曜9:00~15:00
定休日:
日曜
URL:
https://manoa.hawaii.edu/lyonarboretum/

ゆったりと流れる時間さえも美しいハワイの植物園を紹介しました。ハワイの植物園を訪れるときには日焼け止めやボトル・ウォーター、虫除けも忘れずに持っていってください。そして美しい風景や色鮮やかな花々をたっぷりと楽しみましょう。

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