外はカリッ!中はふんわり!新食感のハワイアンドーナツ”マラサダ”が美味しいお店
揚げパンに似た素朴なお菓子”マラサダ”は、もともとはポルトガルの庶民的なおやつ。しかし移民文化とともに、いつの間にかハワイのローカルスイーツとして定着したようだ。揚げパンと大きく異なるのは、バター・卵・生クリームといったコクのある材料をふんだんに使用した生地。見た目は揚げパンそのものだが、一口ほおばると病みつきになる不思議な食感が特徴のマラサダ。小腹が空いたら、有名店に足を運んでみよう。
もくじ
LEONARD’S BAKERY/レナーズ・ベーカリー
創業は1952年。ハワイの老舗ベーカリーである「レナーズ・ベーカリー」のマラサダは、移民として渡ってきたポルトガル人夫妻の子孫によって誕生した。ベーカリーというだけあり、店内ショーケースには様々な種類のパンが並んでいるが、多くの方が買い求めるのは、やはりマラサダ。いまや”ハワイのマラサダ=レナーズ”と言われるなど、伝統的なマラサダが味わえる店だ。
1日1000個以上売れるというこちらのマラサダは、砂糖・シナモンシュガー・リヒムイ(梅)がかけられた”オリジナル”と、中にチョコレートクリームやハウピアクリームなどのフィリングが詰まった”マラサダパフ”の2タイプ。手に取るとクシャッと潰れてしまうほど柔らかく、甘さは控えめ。早朝から夜遅い時間まで営業しているので、観光やショッピングの合間に、ふらりと立ち寄ってみてはいかがだろう。
LEONARD’S BAKERY/レナーズ
- 住所:
- 933 Kapahulu Avenue Honolulu
- 電話番号:
- 808-737-5591
- 営業時間:
- 日〜木5:30〜22:00 金〜土5:30〜23:00
- 定休日:
- 無休
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LEONARD’S BAKERY/レナーズ
Champion Malasadas/チャンピオン・マラサダズ
庶民の手軽なおやつであるマラサダ。そんなローカルな味が楽しめるのが、モイリイリにある「チャンピオン・マラサダズ」だ。こちらの看板商品である”ホット・マラサダ”は、揚げた生地に砂糖をまぶしたシンプルなもの。1個90セントと、庶民の財布を支える地元ベーカリーである。
スーベニアが販売されるなど、もはや観光スポットとなっているのが人気No.1の店であるレナーズ・ベーカリー。だが、その真逆と言うべき店がこちらのチャンピオン・マラサダズなのだ。ローカル感が漂うコンパクトなお店だが、販売個数は日に2000個以上。
客足が絶えないため、いつ訪れても揚げたてが食べられる。冷めても美味しくいただけるとあって、朝から箱買いする地元の人々が多いのも、チャンピオン・マラサダズの特徴のひとつ。ローカルな日常が垣間見えるベーカリである。
Champion Malasadas/チャンピオン・マラサダズ
- 住所:
- 1926 S Beretania Street, Honolulu
- 電話番号:
- 808-947-8778
- 営業時間:
- 火〜土6:00〜19:00(日曜6:30〜16:00)
- 定休日:
- 月曜
Agnes’ Portuguese Bake Shop/アグネス・ポチキーズ・ベイクショップ
ポルトガル料理を提供するレストランに併設されたベーカリー「アグネス・ポチキーズ・ベイクショップ」。こじんまりとしたカイルアのベーカリーのため、見逃してしまう方も多いだろう。しかも「レナーズ」や「チャンピオン・マラサダズ」のように行列ができる店ではないため、初めて訪れる方は少々躊躇してしまうだろう。しかし味はお墨付きで、一度食べると病みつきになるツーリストが後をたたない。
ハワイのマラサダはふわふわ食感のものが多いが、こちらの商品はずっしりと食べ応えのあるモチモチとした生地が特徴。しかも注文を受けてから作ってくれるため、いつでも熱々の揚げたてが食べられるのだ。ホールフーズ・カイルア店から徒歩5分ほどの場所にあるので、観光途中に足を休めたくなったときにおすすめ。イートインスペースにて、コーヒーとともに出来たてをほおばってみよう。
Agnes’ Portuguese Bake Shop/アグネス・ポチキーズ・ベイクショップ
- 住所:
- 46 Hoolai St, Kailua
- 電話番号:
- 808-262-5367
- 営業時間:
- 6:00〜18:00
- 定休日:
- 月曜
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Agnes’ Portuguese Bake Shop/アグネス・ポチキーズ・ベイクショップ
Kamehameha Bakery/カメハメハ・ベーカリー
変わり種のマラサダといえば、1978年創業の「カメハメハ・ベーカリー」。そんな老舗店の超人気商品で、午前中には売り切れてしまうというものが、”ポイ・グレーズド”である。生地に紫のタロイモ(ポイ)を練り込んでいるのだが、マラサダの表面はなぜか真っ黒。しかも砂糖ではなくツヤツヤとしたシュガーコーティングが施されているなど、スタンダードなマラサダとは一線を画すビジュアルだ。
しかし割ってみると、そこに現れるのはタロイモの鮮やかな紫色。見た目は変化球だが、味は正真正銘マラサダである。カメハメハ・ベーカリーのマラサダは生地が重めで、モチモチとした食感が特徴。冷めても美味しくいただけると、ロコの間で評判のようだ。
オープンは早朝2時と、ハワイのベーカリーのなかでもダントツに早い。だが、早朝に訪れても行列が絶えないのが、この店の人気ぶりを証明している。
Kamehameha Bakery/カメハメハ・ベーカリー
- 住所:
- 1284 Kalani St,D106 Honolulu
- 電話番号:
- 808-845-5831
- 営業時間:
- 月~金2:00〜16:00(土・日3:00〜14:00)
- 定休日:
- 無休
The Nook Neighborhood Bistro/ザ・ヌック・ネイバーフッド・ビストロ
独創的なブレックファースト & ブランチが楽しめる店として人気を博している「ザ・ヌック・ネイバーフッド・ビストロ」。2014年にハワイ大学のすぐ側に店をオープンして以来、オシャレで斬新なメニューが味わえると、ローカルの間で瞬く間に話題となった。
創作料理が味わえるこちらのお店のマラサダは、いわゆる$1以下で食べられるローカルフードのマラサダではない。マラサダをバンズに見立て、間にお肉や半熟卵を挟んだ”マラサダ・ブレックファストサンドイッチ”と呼ばれるバーガータイプのマラサダがいただけるのだ。
もちろんスタンダードなマラサダ同様、表面には砂糖がまぶしてある。だが、そのほのかな甘さと具材の塩加減が絶妙な味わいを醸し出している。舌の肥えたロコやツーリストに支持されるビストロのため、味はお墨付き。小ぶりな見た目だが、食べごたえも話題性もある一品だ。
The Nook Neighborhood Bistro/ザ・ヌック・ネイバーフッド・ビストロ
- 住所:
- 1035 University Ave #105, Honolulu
- 電話番号:
- 808-942-2222
- 営業時間:
- 7:00〜14:00(水・木・日曜18:00〜22:00、金・土曜18:00〜22:00)
- 定休日:
- 月曜
日本にも専門店がオープンするなど、じわじわと人気が高まりつつあるマラサダ。地味な見た目のためフォトジェニックなスイーツではないが、ホッとする懐かしい味わいだからこそロコに愛されているのだろう。早朝からオープンしているお店が多いので、朝の散歩がてら買いに行ってみてはいかが。