【ハワイを楽しむ50の方法】 Vol.17 常夏の島で生まれたハワイアンカルチャーを知る

【ハワイを楽しむ50の方法】 Vol.17 常夏の島で生まれたハワイアンカルチャーを知る


ハワイはポリネシア文化圏に属するが、そこに移民たちのさまざまな国のカルチャーが融合し、独特の文化が生まれた。フラ、ウクレレ、サーフィンなどはそのすべてが融合した象徴であるともいえるだろう。ハワイの伝統的な舞踊として親しまれているのがフラだ。ハワイでは伝説や神話の中にすでにフラが登場し、古来ハワイでは神々への祈りの一環として、フラを奉納している。文字を持たなかった彼らは、太古の言い伝えや伝統をフラとチャント(宗教的な詠唱、詠歌)によって伝承し、ハワイ文化とフラは、切っても切れない関係になっている。また、サーフィンやカヌーはハワイを代表する文化のひとつ。これらはデュー

 

ク・カハナモクによってその魅力が伝えられ、世界中で行われるマリンスポーツへと成長した。ジェームズ・クックの上陸により、18世紀には西洋人が、そして19世紀には日本や中国からのアジア系移民が多くハワイにやってきた。彼らはハワイに定住するとともに、それぞれの文化を持ち込んで、ハワイに根付かせた。たとえばウクレレはポルトガル人が持ち込んだ小型のギターを原型とした作られた楽器で、ジェイク・シマブクロなどの世界的なウクレレ奏者に受け継がれている。アメリカのひとつとなった現在でも、その根底には人との結びつきや調和を大切にするアロハ・スピリッツが流れているのだ。

 

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