【ハワイを楽しむ50の方法】Vol.3 手作りのハートウォーミングなクラフトに触れる

【ハワイを楽しむ50の方法】Vol.3 手作りのハートウォーミングなクラフトに触れる

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ハワイの人々にとって最も身近なアートとして挙げられるのがハワイアンキルト。タペストリーやベッドカバーなど日用品にあしらわれ、暮らしに華を添えている。旅行者にとってはハワイみやげの定番ともいえるアイテムだ。


ハワイアンキルトの歴史は19世紀前半にアメ リカからやってきた宣教師の妻たちが裁縫を紹介したことにはじまる。特徴は一枚の布に左右対称のモチーフを縫い付ける郷土色豊かで大らかなデザイン。当初は端布を縫い合わせて作るパッチワーク製法が伝えられたが普及せず、逆に布をふんだんに使った独自のスタイルへと変化した。ハワイアンキルトの独特のパターンは、木陰に干してあった白いシーツに透けて見える木の葉からインスピレーションを受けたといわれておりここからもハワイの人々が自然を身近に感じ、大切にしてきたことがうかがえる。

200年ほどの歴史を持つハワイアンキルトだが、古い作品は美術館などの限られた場所にのみ保管されていて、日常的に目にする機会は少ない。ハワイのカプ(タブー)により、キルトにはマナ(霊力)が宿るとされ、キルトの作者が亡くなったときには作 品もすべて焼却しなければならなかったため。それでもハワイアンキルトの文化が途絶えることなく続いてきたのはハワイの人々がキルトの技術やノウハウを祖母から母へ、母から娘へと確実に伝えてきたからだ。

ハワイアンキルトの魅力は作品を鑑賞するだけにとどまらない。ハワイにはキルト作りの体験教室が充実しており、キルト作りはかなりのブームになっている。「技術よりも作り手の思いをどう伝えるかが重要。

ひと針ひと針に愛情を込めて縫い上げることが大切です」。そう語るのはキルト専門店「メア・アロハ」のキルトアーティスト、木元稔さん。ハワイでも珍しい男性キルターのひとりで、自ら教室の講師も務めている。木元さんによるとハワイアンキルトは作り手の心も豊かにしてくれるようで、教室を訪れる生徒のなかには縫い進めながら心がリラックスしていくのを実感する人が多いという。

色、柄、デザインはもちろん、そこに込められた思いや歴史に想いをめぐらせるのも、ハワイアンキルトに触れる楽しみのひとつといえる。

メア・アロハ/Mea Aloha

住所:2222Kalakaua Ave.suite804 Honolulu,Oahu

電話番号:(808)945-7811

営業時間:10:00~18:30

休み:無休(レッスンは日曜休み)