6月11日は偉大な王を敬う日「キング・カメハメハ・デイ」

6月11日は偉大な王を敬う日「キング・カメハメハ・デイ」

6月11日は、キング・カメハメハ・デイというハワイ州の祝日となっています。
偉大な王様カメハメハ1世を敬う日とされ、この近辺の日にちには、ハワイ各島で様々なイベントが行われます。
今回は、キング・カメハメハ・デイのお話をご紹介します。

キング・カメハメハってどんな人?


一般的に「カメハメハ大王」や「キング・カメハメハ」と呼ばれていますが、本名はとっても長いんです。
【Kalani Pai‘ea Wohi o Kaleikini Keali‘ikui Kamehameha o ‘Iolani i Kaiwikapu kaui Ka Liholiho Kūnuiākea】(カラニ パイエア ヴォヒ オ カレイキニ ケアリイクイ カメハメハ オ イオラニ イ カイヴィカプ カウイ カ リホリホ クーヌイアーケア)。
キング・カメハメハは1810年にハワイ諸島を統一したハワイ最初の王様です。
彼は、身長が2mほどもあったと言われる大男で、知力や体力に優れ、武術にも長けており、人望も厚かったそうです。
オアフ島ホノルルのハワイ州最高裁判所(アリイオラニ・ハレ)の前に立っている金色の像でもおなじみですね。
カメハメハ大王については、以前のコラムもご覧ください。
「ハワイを統一した偉大なカメハメハ大王」

制定したのは、孫のカメハメハ5世


キング・カメハメハ・デイを制定したのは、孫のハワイ王国5代目の王、カメハメハ5世ロット・カプアイヴァ(正式名は、もっと長い)です。
彼は、弟であるカメハメハ4世逝去後、1863年に5世として即位します。
その後、王国の経済と尊厳を強化する新憲法を公布したり、表向きには禁じられていたフラも密かに存続させるなど、ハワイ王国を独立した国家として存続させることに尽力しました。
彼は、祖父であるカメハメハ1世を大変尊敬しており、1871年末に、6月11日をキング・カメハメハ・デイに制定し、翌年から祝賀行事を始めました。
カメハメハ5世に関するコラム「カメハメハ5世を称える『プリンス・ロット・フラ・フェスティバル』」も併せてご覧ください。

代表的なイベント


6月11日近辺に催される代表的なイベントをいくつかご紹介します。
6月にハワイを訪れる際に日程が合えば参加してみてください。

キング・カメハメハ・セレブレーション

ハワイ各島で、様々なイベントが開催されます。
2019年の開催時期は、6月7日~11日。
中でもオアフ島の「キング・カメハメハ・デイ・レイ・ドレーピング」は有名で、
はしご車を使って、5mもの長いレイをカメハメハ像にかけるセレモニーは圧巻です。
また、6月8日には、「フローラル・パレード」が行われます。
ハワイのお花で飾られた山車や、各島のクイーンやプリンセスに扮した女性が馬に乗って、イオラニ宮殿からワイキキまで、パレードをします。
KING KAMEHAMEHA CELEBRATION COMMISSION

カメハメハ・フェスティバル

毎年6月11日に、ハワイ島のヒロ湾にある島モクオラ(ココナッツ島)で開催されるイベントです。
フラや歌、伝統工芸や食事など、住民も観光客も楽しめるイベントです。
Kamehameha Festival


mami(ふぉぎ☆)
著者:mami(ふぉぎ☆)
ホームページ「ハワイアンセラピーMakana aloha」
ブログ「mami(ふぉぎ☆)の小部屋」
ある時、導かれるようにハワイ島旅行へ。
帰国後すぐに出会ったマナ・カードに魅せられ、セラピストへの道を歩き始める。
現在は、愛知県を中心に、マナ・カード、ハワイアンカード、フラワーエッセンス、神話など、ハワイに関わることや 、植物の癒しに関わるセラピーや講座などを行っている。

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