老舗から最新店までハワイでマラサダが人気の店4選
フランス語で「懺悔の火曜日」を意味する「マラサダ(Malasada)」は、イースト菌で発酵させた生地を油で揚げたポルトガル発祥のお菓子です。
今回はハワイのソウルフードとも言われるマラサダの老舗店から最新店までを厳選してご紹介します。
もくじ
ペニーズ・マラサダ/ Penny’s Malasadas
オーナーのアンディ・スリッカーさんは、もともとケータリング業者として数々のホテルやレストランなどで調理をしてきた人物です。
2017年に彼の母親の名前を付けた「ペニーズ・マラサダ」をオープン。
当初は、ピンクとミントグリーンのツートンにペイントされたかわいらしいフードトラックでマラサダを提供していました。
そして、2022年にロイヤル・ハワイアン・センター2階のパイナラナイ・フードコート内に店舗をオープンしました。
同店のマラサダは、外がカリカリ中はふわふわ、脂っこくなくとても軽い食感。
砂糖とシナモンをまぶしただけの「プレーン」に加え、ローカルマンゴーやヌテラ、チェリーボムなどのクリームをフィリングしたマラサダも日替わりで提供されています。
朝6時から営業しているので、できたてのマラサダを味わってみてください。
ペニーズ・マラサダ / Penny’s Malasadas
- 住所:
- 2233 Kalakaua Ave., Honolulu
- 電話番号:
- 808-744-0422
- 営業時間:
- 6:00~21:00
- 定休日:
- 無休
パイプライン・ベイクショップ&クリーマリー/Pipeline Bakeshop & Creamery
2016年、マラサダの知識豊富なローカルオーナーがカイムキの中心にオープンしたのが「パイプライン・ベイクショップ&クリーマリー」です。
オーナーは生まれも育ちもカイムキというゲイラさん。
店名の「パイブライン」はハワイらしい名前をと考え、ノースショアにある有名なサーフポイントから名付けたとのこと。
将来的にはノースショアへの出店も考えているそうです。
同店のマラサダは、まるまるとかわいらしいシルエットが特徴。
普通は時間が経つとぺちゃんこにつぶれてしまいますが、こちらのマラサダはオーダーを受けてから揚げるのでマラサダらしい形のまま食べられます。
もう一つの特徴は、クリームなどをフィリングしたメニューがないというところ。
これは「中にフィリングなどを入れるとマラサダ本来の味が分からなくなってしまうから」というオーナーのこだわりによるものです。
中には何も入れませんが、外にまぶすフレーバーは、粉砂糖をかけただけの「クラシック」、「ココア」、「コーヒー」、「リヒン」などいくつか種類があります。
パイプライン・ベイクショップ&クリーマリー/Pipeline Bakeshop & Creamery
- 住所:
- 3632 Waialae Ave., Honolulu
- 電話番号:
- 808-738-8200
- 営業時間:
- 9:00~19:00、水曜・木曜8:00~18:00
- 定休日:
- 月曜・火曜
アグネス・ポーチュギーズ・ベイクショップ/Agnes’ Portuguese Bake Shop
絶景ビーチで人気のあるカイルアで営業していた「アグネス・ポーチュギーズ ・ベイクショップ」。
48年間続いた老舗店でしたが、2018年1月28日に惜しまれながらその歴史を閉じました。
しかしその1か月後、この店を引き継ぎ、フードトラックで営業するお店として再オープンさせた2人のロコガールがいました。
彼女たちは「レット・ゼム・イート・カップケーキ」の女性オーナー、カヴェヒ・ハウグさんとキム・ポッターさん。
前オーナーの許可を得て、アグネスのブランドネームやマラサダのレシピなどを受け継ぐための資金をクラウドファンディングで調達したのです。
メニューはシンプルなマラサダのみですが、見た目も味も以前とまったく変わっていません。
白と赤の2トーンカラーのフードトラックを探して、受け継がれたその味を試してみてくださいね。
アグネス・ポーチュギーズ・ベイクショップ/Agnes’ Portuguese Bake Shop
- 住所:
- 5 Ho’olai St., Kailua
- 電話番号:
- 808-284-4963
- 営業時間:
- 6:00~14:00
- 定休日:
- 日曜
レナーズ・ベーカリー/Leonard’s Bakery
ハワイのマラサダといえば誰もがその名前を挙げる老舗店「レナーズ・ベーカリー」。
ハワイで最も古くから営業しているこちらが創業したのは、1952年のことです。
創業者はポルトガルからマウイ島にサトウキビ畑の労働者としてやってきた移民の孫、レオナルド・レゴさんとその妻のマーガレットさん。
彼らはオアフ島のベーカリーで修行を積み、ワイキキの東側を通るカパフルアベニューにベーカリーをオープン。
ある日、レオナルドの母親は、彼らに毎年2月上旬~3月上旬の火曜日に開催される懺悔の火曜日に、ポルトガルの伝統的なおやつのマラサダを販売することを提案。
発売を始めると瞬く間に人気商品となりました。
同店のマラサダは作り置きをせず注文が入ってから調理するので、いつ行ってもできたて熱々を食べることができます。
メニューは、砂糖をまぶしただけの「オリジナル」と、中にクリームをフィリングした「マラサダ・パフ」の2種類。
「オリジナル」、「マラサダ・パフ」共に、何種類かのフレーバーがあり、どれを食べるか迷ってしまいます。
行列ができることも多い人気店なので、来店の際には時間に余裕を持ってお出かけを。
レナーズ・ベーカリー/Leonard’s Bakery
- 住所:
- 933 Kapahulu Ave., Honolulu
- 電話番号:
- 808-737-5591
- 営業時間:
- 5:30~19:00
- 定休日:
- 無休
懐かしさを感じる素朴さが魅力のマラサダ。
ハワイのソウルフードとも言える味を、ぜひハワイ滞在中に楽しんでみてくださいね。