初めて行くなら必見!主要4島のランドマーク

初めて行くなら必見!主要4島のランドマーク

東西およそ2400Kmに渡って大小の島々が点在するハワイ諸島。中でもカウアイ島、オアフ島、マウイ島、ハワイ島は日本人観光客も多く訪れます。そこで今回は主要4島と呼ばれるそれぞれの島のランドマークといえる観光スポットをご紹介します。

ナ・パリコースト~カウアイ島/Na Pali Coast Kauai Island

「ナ・パリコースト」は別名「ガーデンアイランド」と呼ばれるカウアイ島の北西部に25kmにわたって広がる、標高差およそ1,000mある断崖絶壁の海岸線です。「ナ・パリ」はハワイ語で「絶壁」を意味しています。

このナ・パリは剥き出しの岩肌と濃い緑で覆われ、太陽の角度によって変化するその表情は神々しいほどの美しさです。ナ・パリコーストに車ではアクセスできませんが、カウアイ島コケエ州立公園山頂の展望台からナ・パリコーストを見下ろす様に見ることができます。

しかしその雄大な景色や魅力を十分に堪能するのならヘリコプターで空から、またはボートで海からという観光がおすすめです。特に海上から見上げるナ・パリコーストの荒々しくも美しい景色は、カウアイ島を訪れたのなら必見ですこの時クルーズ船は大型船を使うツアーではなく、ラフトボートと呼ばれるゴムボートのツアーがおすすめです。ラフトボート・ツアーは揺れが少ないため酔いにくく、ナ・パリコーストの絶景を思い切り楽しめます。また、波が高くない日は波の浸食でできた美しい洞窟に船ではいったり、滝に近づいたりすることもでき、夏期にはラフトボートでナ・パリコーストの海岸線に上陸できるツアーも開催されています。

ナ・パリコースト~カウアイ島/Na Pali Coast Kauai Island アクセス+店舗情報

ナ・パリコースト~カウアイ島/Na Pali Coast Kauai Island

住所:
28932 Kekaha Rd, Kekaha
電話番号:
808-355-6833
営業時間:
6:30~17:00
定休日:
無休
URL:
https://www.napali.com/

ダイヤモンドヘッド オアフ島/Diamond Head Oahu Island

集いの島とも呼ばれるオアフ島はハワイ州の中で最も多くの観光客が訪れる島です。このオアフ島にありハワイ州の象徴とされるのが「ダイヤモンドヘッド」。標高232mのダイヤモンドヘッドは約30万年前に噴火してできた火山で、海面近くで噴火したためマグマが海水と触れて水蒸気爆発を起こし、現在のような形になりました。

地元の人々はこの火山を、形が鮪の頭に似ていることから「レアヒ」と呼んでいました。ところがイギリスの水夫が山肌できらきらと輝く方解石をダイヤモンドと間違え、ダイヤモンドヘッドという呼び名が広く知られるようになりました。

太平洋戦争の時には軍事要塞として使われたダイヤモンドヘッドでしたが、その時に整備された頂上までの登山道は今ではトレッキングコースとして毎日大勢の人が訪れています。40分ほどかけて登ることのできる頂上からは、西にワイキキのビーチやホテル群、東にはキラキラと輝く海やココクレーターなど360度の美しいパノラマが広がります。

登山道に入るゲートは6:00に開門。冬期は開門後すぐに登り始めれば、頂上から美しいサンライズも見られます。ダイヤモンドヘッドをハワイ語に訳した「カイマナヒラ」は、有名なハワイアンソングのタイトルとしても知られています。

ダイヤモンドヘッド オアフ島/Diamond Head Oahu Island アクセス+店舗情報

ダイヤモンドヘッド オアフ島/Diamond Head Oahu Island

住所:
Diamond Head, Honolulu
電話番号:
808-587-0300
営業時間:
6:00~18:00
定休日:
無休
URL:
http://dlnr.hawaii.gov/dsp/parks/oahu/diamond-head-state-monument/

ハレアカラ山 マウイ島/Haleakala Maui Island

ディズニー映画『モアナと伝説の海』でもおなじみの「半神マウイ」の名が付けられ、別名「魔法の島」ともいわれるマウイ島。そのマウイ島東部にそびえハワイ語で「太陽の家」という意味を持つマウイ島の最高峰が「ハレアカラ山」です。

アメリカの国立公園に指定されているこの山の高さは約3,055m。富士山と並ぶ標高をもちながら山頂付近まで車で一気に登ることができます。

1790年の噴火を最後に休火山となった頂上付近には直系11㎞ほどの巨大なハレアカラクレーターがあり、噴石丘や火山の噴火でできた火星を思わせる景色は必見。また一帯は珍しい植物の数々が見られる場所としても知られ、運が良ければ数十年に一度しか咲かないといわれる「シルバーソード(銀剣草)の花を見ることができるかもしれません。

サンセットとサンライズは大勢の観光客が訪れるハレアカラ山のハイライト。サンライズは駐車場に停めきれないほどの車が訪れることから、今では早朝3:00から7:00のあいだ、山頂への立ち入りが完全予約制となっています。一方サンセットは美しい夕日だけでなく満天の星を見られるツアーが行われ、中でも豊かな天文知識を持つ山内 良和さんが案内する「マウイ・オールスターズ」のツアーが好評です。

ハレアカラ・ビジター・センター/Haleakala Visitor Center アクセス+店舗情報

ハレアカラ・ビジター・センター/Haleakala Visitor Center

住所:
Haleakala Hwy, Kula
電話番号:
808-572-4400
営業時間:
8:00~15:00
定休日:
無休
URL:
https://www.nps.gov/hale/planyourvisit/hours.htm

キラウエア火山 ハワイ島/Kilauea Hawaii Island

ハワイ州で一番面積が大きいことから「ビッグアイランド」と呼ばれるこの島の南東部に位置し、2018年の大規模噴火が日本でも大きく報道されたハワイ島の「キラウエア火山」。

10万年前に海面上に現れてからこれまで何度となく噴火を繰り返していることから、ハワイ語で「噴き出す」「たくさん撒き散らす」という意味のキラウエアと名づけられました。マウナロア火山と共にハワイ火山国立公園に定められ、ハワイ州唯一となるユネスコの世界遺産(自然遺産)にも登録されています

キラウエア山は直径およそ4500m、深さ130mの巨大カルデラを持っていましたが、今回の噴火により溶岩が流出し周囲が陥没したため、その面積がさらに大きくなりました。またカルデラの中にあったハレマウマウ火口もその大きさが広がったものの、以前と変わらず噴煙を吹き出しています。

観光の要所となっていたジャガーミュージアムとその周辺は立ち入り禁止となったため、現在キラウエアを同じように見られるのはキラウエア・ビジターセンターやボルケーノハウス周辺。ビジターセンター裏手にある展望台は、正面にカルデラ全景の以前とは違う表情が見られる絶好のスポットとなっています。

キラウエア・ビジターセンター/Kilauea Visitor Center アクセス+店舗情報

キラウエア・ビジターセンター/Kilauea Visitor Center

住所:
Hawaii Volcanoes National Park, Volcano, Hawaii
電話番号:
808-985-6000
営業時間:
9:00~17:00
定休日:
無休
URL:
https://www.nps.gov/havo/index.htm

ハワイ主要4島といわれるカウアイ島、オアフ島、マウイ島、ハワイ島それぞれのランドマークともいえる観光スポットを紹介しました。それぞれの島には個性がありその魅力も多様です。次のハワイ旅行ではこれまで行ったことのない島へ足を運んでみるのも面白いかもしれません。

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