ハワイ島の穴場エリア!実は魅力が多い「サウス・コナ」の観光スポット

ハワイ島の穴場エリア!実は魅力が多い「サウス・コナ」の観光スポット

直行便が就航しアクセスが容易になったハワイ島。

しかしあまりリゾートとしての開発が今まで進んでこなかったサウス・コナは、まだまだ観光客の数は少ないです。

実はこのエリアにも魅力ある観光スポットが数多くあって、ハワイ好きのみなさんは要チェックです!

今回はそんなハワイ島サウス・コナの観光スポットをいくつかご紹介します。

ビック・アイランド・ビーズ/Big Island Bees

ビック・アイランド・ビーズ/Big Island Bees

ハワイ島西海岸のキャプテン・クック地区にある、1971年創業の手作りはちみつ工房が「ビック・アイランド・ビーズ」です。

自然豊かな土地で作られるハチミツは、無ろ過、非加熱で添加剤を含まないオーガニック、ハワイ島の自然の恵みがたくさん詰まったハチミツです。

工房内にはショップも併設されていて、ここで製造されているハチミツを購入することが出来るだけでなく、すべてのハチミツの味見もできます。

「ビック・アイランド・ビーズ」と言えばオヒア・レフアのハチミツが一番の人気商品ですが、このオヒア・レフアはハワイ固有植物で、茎の部分がオヒア、花の部分がレフアと呼ばれ、火の神ペレによってこの植物に変えられてしまったカップル(男性がオヒア、女性がレフア)の神話でも有名な、ハワイ島の花にも指定されている植物です。

この花から採れる白い色のハチミツは「ハワイ島の白いハチミツ」とも呼ばれ、クセのない甘みと柔らかさと、ざらざらとした舌触りが特徴です。

フローラルな香りとともに、少しだけ顔をのぞかせる苦みは紅茶に入れても良いし、クリームチーズを塗ったカンパーニュにかけても相性が良い。

ビック・アイランド・ビーズ/Big Island Bees

このオヒア・レフアのハチミツの他にも、ショップにはクリスマスベリーや、マカダミアナッツの花のハチミツなど豊富な商品が並び、さらにこの工房のショップでしか手に入れることの出来ない石けんや、リップクリームなどのレア商品を手に入れることが出来るので、ハワイ島のお土産にすれば喜ばれることだろう。

また、ここではミュージアムとして、ハチミツの歴史や生産過程の見学も出来る上、親切なスタッフもいるので、英語のみになるが、おすすめ商品やハチミツについても教えてもらうことができます。

ハワイ島のカイルア・コナを訪れたなら、足を伸ばして一度は訪ねてみたいハチミツ工房です。

ビック・アイランド・ビーズ/Big Island Bees アクセス+店舗情報

ビック・アイランド・ビーズ/Big Island Bees

住所:
82-1140 Meli Road #102, Captain Cook
電話番号:
808-328-1315
営業時間:
10:00~16:00 土10:00~14:00
定休日:
日曜
URL:
http://www.bigislandbees.com

セント・ベネディクト・カトリックチャーチ/St Benedict Catholic Church

セント・ベネディクト・カトリックチャーチ/St Benedict Catholic Church

ハワイ州歴史登録財、さらに国立歴史登録財として認定されている「セントベネディクト・カトリック・チャーチ」は、別名ペインテッド・チャーチとも呼ばれている、ホナウナウの高台にある緑に囲まれた白い小さな教会。

元々は「セント・フランシス・レジス・チャーチ」という名前で、ホナウナウの海岸線に近い場所に建てられていたが、多くの住民が現在教会が建つ場所に近い高台へと居を移したため、1899年に着任した司祭が、住民が教会に通いやすいようにと現在の場所に移設したものです。

広い駐車場から見える、階段の上の建物は一見普通の教会だが、中に入ると、天井や、建物を囲む壁一面に描かれたカラフルな絵が目に飛び込んできます。

この絵を描いたのは、教会の入り口に銅像が建てられている「ジョン・ベルチマン・ヴェルジ司祭」。

天井や柱には南国らしい椰子の木や、海などのハワイの風景が描かれ、側面の壁には聖書の物語が描かれていますが、これは、英語の読み書きが出来ない当時のハワイアンのために、ヴェルジ司祭自らが1899年から1904年にかけて描いたものです。

ヴェルジ司祭は病気を患い1904年にベルギーへ帰国し亡くなりました。

このため入り口付近の天井パネルなどは、まだペイントされておらず白いままになっています。

教会の入り口からは遠くに美しく輝く海を一望でき、心が落ち着く空間となっています。
サウス・コナに行かれたら是非立ち寄ってみてほしい、かわいらしい教会です。

セント・ベネディクト・カトリックチャーチ/St Benedict Catholic Church

セント・ベネディクト・カトリックチャーチ/St Benedict Catholic Church

セント・ベネディクト・カトリックチャーチ/St Benedict Catholic Church アクセス+店舗情報

セント・ベネディクト・カトリックチャーチ/St Benedict Catholic Church

住所:
84-5140 Painted Church Rd., Captain Cook
電話番号:
808—328-2227

ハバネロズ・メキシカン・キュイジーン/Habaneros Mexican Cuisine(Los Habaneros) 

ハバネロズ・メキシカン・キュイジーン/Habaneros Mexican Cuisine(Los Habaneros)

カメハメハ3世の生誕の地としても知られているケアウホウ地区。
このカイルア・コナの市街地から離れたケアウホウ地区にあるのが、静かで落ち着いた「ケアウホウ ショッピング センター」です。

この絶景のオーシャンビューが見られる施設で本格的なメキシカン料理を提供しているのが「ハバネロズ・メキシカン・キュイジーヌ」です。

看板には「ハバネロズ・メキシカン・キュイジーヌ」と書かれていますが、ショッピング・センターの案内には「ロス・ハバネロス」と紹介されています。

店内はメキシコのスパイシーな料理を提供する店だからか、壁がオレンジと黄色に塗られ、車輪のようなオブジェも飾られています。

店内と店の前(外)に座席があるが、店内のテーブルにはガラスのカバーが被せられ、中にはチリ・ペッパーやうずら豆などメキシコ料理の材料がディスプレイされています。

オーダーはカウンターで注文し出来上がったら取りに行くというスタイルで、朝食からランチ、ディナーまで一日を通して食事が可能です。

朝食メニューには、トルティーヤの上に目玉焼きをのせて、トマトソースをかけたウエボス・ランチェロスや、ひよこ豆とチーズのブリトー、チキンとレタス、チーズのソフト・タコスなどがあり、いつでもオーダーできるランチやディナーのメニューもブリトー、ナチョス、トスタダス、タコサラダ、ハードとソフトのタコスなど豊富なラインナップ。

日替わりのスペシャルメニューもあり、チリ・レネノス、タマレス、シュリンプ・ヴァララタ、ファヒータス、セビチェ、フィッシュ・ラップなどから選ぶことが出来る。味も本格的でボリュームもあり、輸入物のメキシコビールとともに楽しめるおすすめのメキシカン・レストランが「ハバネロズ・メキシカン・キュイジーン」です。

ハバネロズ・メキシカン・キュイジーン/Habaneros Mexican Cuisine(Los Habaneros)

ハバネロズ・メキシカン・キュイジーン/Habaneros Mexican Cuisine(Los Habaneros)  アクセス+店舗情報

ハバネロズ・メキシカン・キュイジーン/Habaneros Mexican Cuisine(Los Habaneros) 

住所:
78-6831 Alii Dr # 404, Kailua-Kona
電話番号:
808—324-4688
営業時間:
10:00~20:30 (金・土10:00~21:00 ) (日11:00~20:00 )
定休日:
無休
URL:
http://www.keauhouvillageshops.com/dining-and-eats/

プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園/Puuhonua o Honaunau National Historic Park

プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園/Puuhonua o Honaunau National Historic Park

コナから30kmほど南下したホナウナウにある国立歴史公園が「プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園」。

ここには400年以上の歴史を物語る史跡が残り溶岩の黒い石垣で囲まれた神聖な場所。

ビジター センターで入場料を支払い、公園の見所が紹介されたパンフレットをもらって自由に散策できます。
名前のプウホヌアはハワイ語で「避難」や「保護」の意味なので「ホナウナウの避難地」となります。

古代ハワイにはカプと呼ばれる禁令がありましたが、そのカプを破った人や敗残兵が罪を逃れるために逃げ込んだ場所が「ホナウナウ」。

ここで祈祷を受けて清めることで死刑を免れることが出来たという聖地で、1961年に復元され、国立歴史公園に指定された。また、カメハメハ大王の曾祖父「ケアヴェ」の遺体が納められていたハレ・ケアヴェがあった場所としても知られ、ハワイを始めポリネシアで守護神としてあがめられるティキ像や藁葺きの小屋が復元され、当時の様子を伺うことか出来ます。

園内には石で作られた碁盤のようなゲーム台「コナネ」や、王族「ケオウア」にゆかりのある「ケオウアの岩」、さらに王族用の養魚池や王族居住地と避難所を隔てていたと伝わる高さ3メートル、長さ300メートルもの石垣など見所がたくさん。その他にビジターセンターでは様々な催しが開催されているので、ハワイの文化を知る貴重な体験が出来るかもしれません。

プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園/Puuhonua o Honaunau National Historic Park

プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園/Puuhonua o Honaunau National Historic Park

プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園/Puuhonua o Honaunau National Historic Park アクセス+店舗情報

プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園/Puuhonua o Honaunau National Historic Park

住所:
State Hwy 160, Hōnaunau
電話番号:
808—328-2326
営業時間:
7:00~19:15
定休日:
無休
URL:
https://www.nps.gov/puho/index.htm

 

キムラ・ラウハラ・ショップ/Kimura Lauhala Shop

キムラ・ラウハラ・ショップ/Kimura Lauhala Shop

「キムラ・ラウハラ・ショップ」はカイルア・コナの山側の、ホルアロアという静かな村にあるラウハラの専門店です。

この村の中でも特に有名な店で、ママラホア・ハイウェイにフアラライ・ロードが合流する場所にあるこの店には、ラウハラを求めて観光客などが数多く訪れている。

ラウハラとはハワイ語で「ハラの葉」という意味ですが、このハラはハワイの固有植物、海岸付近の乾燥した場所に生育するタコノキ科の植物です。

このハラの葉の両端にはトゲがありますが、そのとげを抜き、1日以上水につけた後に陰干しした物を専用の道具で一定の幅に裂き、編んで作られた物が「ラウハラ」と呼ばれています。

その昔はカヌーの帆などにも使われ、現在ではハワイを代表する民芸品として販売されている。近年では編む人間が少なくなってきているこのラウハラを、ホルアルアの村で3世代にわたって編み、プランテーション時代の面影を残す古びた店で販売している貴重なラウハラの専門店です。

小さな物ではブレスレットから、帽子やカゴ、バックに至るまで、商品のバラエティは非常に多いです。

また、手作りのため2つとして同じ商品が無く、美しく編み込まれたラウハラは見ていても飽きることはないだろう。ハワイ島サウス・コナへ行ったなら、是非とも立ち寄ってほしい貴重なお店です。

キムラ・ラウハラ・ショップ/Kimura Lauhala Shop アクセス+店舗情報

キムラ・ラウハラ・ショップ/Kimura Lauhala Shop

住所:
77-996 Hualalai Rd, Holualoa
電話番号:
808—324-0053
営業時間:
9:00~17:00
定休日:
日曜
URL:
http://www.holualoahawaii.com/member_sites/kimura.html

リゾートホテルが建ち並ぶカイルア・コナ。

このリゾートから車で少し南下するだけでアクセスできるサウス・コナ、しかしその表情はカイルア・コナとは対照的です。

今回はこのサウス・コナの観光スポットをご紹介させていただいた。カイルア・コナを訪れたなら、是非ともサウス・コナにも足を伸ばして、歴史に残るヘイアウや、美しい絵が描かれた教会を訪れてみてはいかがだだろうか。

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