ハワイクレープ店のパイオニア的存在

フランス発祥のクレープは、かつてハワイでは一般的な食べ物として知られていなかった。そこに目をつけたのが、クリスさんと、フィリピンのヴィサヤ諸島で育ったカカイさん。クレープを愛する2人は、オアフ島のさまざまなフェアやフェスティバルでクレープを販売し、確かな手応えを感じていた。

そしてついに、ハワイの人々にクレープが愛されることを確信し、カイルアにクレープ専門店を構えた。2008年のことである。地元の食材や食文化を取り入れたクレープ店「クレープ ノカオイ」は、今や観光客にも地元の人々にも大人気だ。“no ka ‘oi”とはマウイ語で「一番、最高」の意。その名のとおり、毎日最高のクレープを提供している。

開放感のある明るい店内

2014年より店舗を移転し、「ブーツ＆キモズ」のならびに軒を連ねているクレープ ノカオイ。ここでは、ハワイの光と風を感じながら食事を楽しめる。前面は広いガラス窓、店内には大きな吹き抜けがあり、開放感に満ちた雰囲気がいかにもハワイらしい。オープンキッチンからは、クレープを焼いている光景が見渡せ、店中にいい香りが立ち込める。スタッフたちの生き生きとクレープを作る姿や笑顔の接客は、こちらまで楽しい気分にさせてくれるだろう。

朝食も提供しており、ハワイの朝を過ごすにはぴったりの場所だ。日本語のメニューも完備しているので、英語での注文に自信がなくても安心。

味にも見た目にもこだわった豊富なメニュー

食事系からスイーツ系まで、豊富に取りそろえられたメニューに思わず目移りしてしまうかも。おすすめは「ベリーヘブンリー（＄10.49）」。新鮮なイチゴ、ブルーベリー、ラズベリーとホイップクリームがたっぷり乗った人気メニューだ。

ブレックファストメニューには、エッグベネディクトとオリジナルのオランデーソースの乗った「クレープ ベネディクト（＄9.49）」や低脂肪ヨーグルトやグラノーラ、フルーツが乗った、ヘルシー志向向けの「ヘルシーオルタナティブ（＄10.29）」などがある。がっつり食べたい昼食には、ローストチキンにほうれん草やトマト、バジルペーストをトッピングした「ティキトーチ（＄11.99）」などもおすすめ。プラス料金で各種トッピングも用意されている。

また、いずれのクレープもプラス2＄でそば粉に変更可能だ。グルテンフリー食を心がける方も、安心して食事を楽しめる。カイルア散策の一休みに、ぜひ立ち寄ってみてはいかがだろうか。